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小満号 -今日は旧暦 4月 2日です-

竈メール 5月21日 本日は二十四節気のひとつ、 小満です。過ごしやすい春の季節はアッという間にすぎ、照り付ける夏の太陽が肌を焼き始めました。ビールがうまい、というだけで、この季節は好きなのです。私が住む三重県で2016年、伊勢志摩サミットが開催されました。当時のサミットの首脳宣言を見ていると、 ・質の高いインフラ投資推進 ・国際保健のためのビジョン  ・女性の能力開花  ・テロに関する行動指針等々、なんだか世界が平和だったような気がします。今、広島で行われているサミット。ウクライナのゼレンスキー大統領も参加し、平和に対する強い意志のある会議が開かれていると信じたいですね。今年のサミットのテーマの一つ、ChatGPT 「育成可能な事前学習済み変換機」。「竈の文化を外国に紹介したい」 などとそれに問うと、(以下コピー)外国の知人に日本の竈(かまど)の文化を教えるためには、以下の手順を参考にすることができます。1. 竈の概要の説明: 竈がどのようなものか、その目的や利点について説明します。竈が日本の伝統的な調理器具であり、火を使って調理するための特別な場所であることを伝えます。2. 歴史と背景: 竈の歴史や日本の文化との関わりについて説明します。竈は古くから日本の家庭で使用されてきた重要な調理器具であり、伝統的な食事や料理に欠かせない存在です。3. 竈の機能と使い方: 竈がどのように機能するか、どのように使用するかについて説明します。例えば、竈の上で鍋を使って炊飯する方法や、炭を使って熱を発生させることで料理を調理する方法などを説明します。4. 竈と日本の料理の関係: 竈が日本の伝統的な料理にどのような役割を果たしているかを説明します。竈は日本の伝統的な料理法である炊き込みご飯や煮物、煮込み料理などに広く使われています。5. 竈の文化的な意味: 竈が持つ文化的な意味や価値について説明します。例えば、竈は家族や地域の結びつきを象徴するものとして重要視されており、食事を通じて人々がつながる場所でもあります。6. 竈に関連する風習やイベント: 竈に関連する日本の風習やイベントについて紹介します。例えば、お雑煮を竈で作る日本の正月の伝統や、田植えや収穫祭で竈を使用することなどを説明します。7. 視覚的な資料の使用: 写真や動画などの視覚的な資料を使用して、竈の様子や使い方をより具体的に伝えることができます。竈で調理された料理の写真や、竈を使って行われる伝統的な行事の映像などを共有しましょう。フォームの始まり(以上、ここまでコピー)フォームの終わりなどと、丁寧に教えてくれるではないか。これは、頼りたくなるなあ。いやいや、世界が危惧するような、コンピューターやロボットが人間を支配するようなSFのような時代が、ふとすぐ後ろまで迫っているような、えも言われない恐怖を感じ、世界の首脳の方々の人間の叡智を信じるしかないですね。思考力をひたすら鍛えあげるしかないでしょう。最後に、地球温暖化の話。ラニーニャ現象が生じているとの気象情報。ラニーニャ現象時は、日本は冷夏になる、というのがこれまでの通説です。しかし、最近は、ラニーニャ現象が生じようがとにかく暑くなるとのこと。温暖化の進行は待ってくれない。ビールがうまいから、暑くてもいいねえ、なんていわずに、少しでも影をつくって、緑を増やして、涼を感じる工夫をしたいものだな、などと、水を張ったたんぼを渡る涼風を感じながら、原稿をかいています。今日の担当は  佐野でした。

# by uneme_tayuu | 2023-05-21 11:38 | 暮らし暦 | Comments(0)

立夏号 -今日は旧暦 3月17日です-

夏の始まりの時期とされる「立夏」。いまだ朝晩ひんやりする日があるものの、過ごしやすい季節になってきました。今年の春は、新型コロナに伴う行動制限が緩和されたこともあり、私が住んでいる大垣では3月末から4月初めにかけて、私の通勤路でもある水門川(すいもんがわ)沿いの桜並木に多くの観光客が訪れ、お花見を楽しんでいました。桜のシーズンに合わせて催される舟下りイベントの期間中は、川にかかる橋の上にアマチュアカメラマンがずらり。「桜と渡し舟」のベストショットを狙ってカメラを構える姿が朝から夕方まで見られました。自分も日々の通勤がてら、桜のつぼみが膨らんでいく様子から咲き始め、満開、散り終わりまでを見届けることができました。透けるように美しい花びらと青空のコントラストや、夜のライトアップに浮かび上がる妖艶な古木など、桜のさまざまな姿や表情を見ることができて幸運でした。さらに、満開と言える期間はほんとうに1?2日間くらいで、「いま、この瞬間」に見たり感じたりしている物事の重みを感じました。仕事などに追われていると、1日を慌ただしく過ごしてしまいがちですが、人間を含む生き物は結局のところ「現在」にしか生きられない。過去や未来にとらわれすぎず、いま、この瞬間に見るもの、感じるもの、であうものを大切にしようと改めて思う今日このごろです。なお、大垣は現在、ツツジが見ごろです!

    (紘)

# by uneme_tayuu | 2023-05-06 11:34 | 暮らし暦 | Comments(0)

竈の家の家事仕事:2023年5月

庭そうじ 5月  7日(日)10時から16時まで家そうじ 5月 13日(土)10時から16時まで都合のつく時間帯のみの参加で結構です。お手伝いいただける方は、作業のできる服装で、直接竈の家までお越しください。

# by uneme_tayuu | 2023-05-02 09:27 | かまど通信 | Comments(0)

穀雨号 -今日は旧暦 3月 1日です-

穀雨(こくう)穀雨は、二十四節気の第6番目。田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨のこと。 雨の多い節気です。 日ごとに草花も野菜も、初々しく、青々とした葉を空に向かって伸ばしはじめます。 この時期は「行く春」という言葉でも表現されるように、過ぎゆく春を惜しむ頃。と出てきました。私の住む三重県津市美里町の里山でも田んぼに水が入りはじめています。田んぼに水が張られていく前に耕した土の部分が黒く湿り気を帯びてくるので今年も田植えの時期がやってくるのだなあ、と視覚的に感じさせてもらう時期でもあります。今夕暮れにこの原稿を書いているのですが蛙のゲロゲロ鳴き声が良く聞こえてきます。それにしても今日は暑かった。太陽は沈みましたがまだ網戸でちょうど良い感じです。穀雨の日の前日に東京から小、中学校時代の同級生が奥さんとお父さんと一緒に築80年の古民家を訪ねてくれました。同級生とは結構会う機会もあるのですが、84歳のお父さんとお会いするのはコロナ禍になる以前でしたので随分久しぶりの再会となりました。このお父さんは私の小学校時代に白黒写真の魅力をたたき込んでもらった「師」になります。学校帰りに同級生宅にお邪魔して「暗室」と呼ばれる赤いランプの灯る部屋で写真の化学的プロセスと写真プリントのテクニカルワークを覚えさせてもらいました。同時に「記録写真」という存在と意味についても教えを受けました。私の写真表現の「楚」はここで誕生したといっても過言では無いと思います。私と写真を結びつけてくれた「縁人」の元気そうな顔を見ることができてほんとに良かった。会える時期が来てほんとに良かった。2021年7月、コロナ禍のなかで築80年の古民家Hibicoreを使用して開業した農家民宿、今月は中国からの御夫妻が滞在、来月は、ハワイと韓国からのお客さんが訪れてくれます。多言語話せる能力が「今は!」ありませんので翻訳機を使いながら対応している状況です。ほんとに文明に助けられているなあ、と実感しています。翻訳機がお互いの言葉を訳する間に生じる微妙な合間 (翻訳機が変換を考える時間のこと)を微妙に感じながらも生活レベルの会話のやりとりは案外出来るようです。訪れてくれる方々に私の暮らしている里山そのものの魅力を伝えられるように「足し算」ではなく「引き算」をしながら魅力を伝えてゆく工夫をしていきたいと感じる日々です。新暦ではまもなくGW。皆さんはどのように過ごされますか。  写真師松原

# by uneme_tayuu | 2023-04-20 21:28 | 暮らし暦 | Comments(0)

清明号 -今日は旧暦 閏2月15日です-

~清明~  清明とは万物が清らかで生き生きした様子を表す「清浄明潔」を略した言葉だそうです。いつの間にか寒さが和らいで、日中は汗ばむ季節となりましたね。桜も早や葉桜です。庭や畑に竈の家にと、毎日どこかの地面に触れるのを日課にしているのですが、昨日はまだ小さくて摘むに足らないと思っていた(私にとっての)雑草が、今日はびゅっと背丈を延ばし存在感を示しているのを目にして驚かされることがよくあります。雨も降っていないのにです!(雨の翌日は目も当てられない状態になります)  草木が生き生きと輝き出す季節というのがまさにぴったりの「清明」です。そんな芽吹きの春のですが、今年は嬉しいことがありました。  なんと、実生の桜に花が咲いたのです。  たった7輪、されど貴重な7輪です。  いつの頃だったか、庭木と庭石の狭い空間に自然生えした木が桜だと気付いて、気付いた当初は施肥をしたり、根切りをしたり、早く花が咲くようにあれこれ試したりしたものです。全く成果が出ず、時期が来るまで待とう! と決めてからも相当な年月が経ちました。ここ数年は半分以上期待せずだったので、茶緑色の葉っぱの間から白いものが見えたときはまさか! とびっくりしました。時期が来ればちゃんと花が咲くんですね。一口に草木と言っても樹木は人よりも長寿。人間がおぎゃあと生れてから独り立ちできる知恵や技術を身につけるまでにも相当に長い年月が必要です。同じように長寿の樹木が花を咲かせるのも一朝一夕にできるものではなく長い年月が必要なんですね。すぐに効果が出ないからと言ってバッサリ伐り倒さなくて本当に良かったです(私ではなくて、割と身近にそういう人がいます(苦笑))。待つことの楽しさが実を結んだ瞬間でした。来春はどれくらい花を咲かせてくれるでしょうか。ソメイヨシノのような薄っすらピンクではなく真白な花びらでした。なんという種類なのか桜の品種も気になるところです。 By かまど管理人  

# by uneme_tayuu | 2023-04-06 10:52 | 暮らし暦 | Comments(0)