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穀雨号 -今日は旧暦 3月20日です-

二十四節気における穀雨は、春雨が降って百穀(いろいろの穀物)を潤す意から来ているそうです。ここ数日の雨はその名のとおり、野山や田畑には恵みの雨となっているはず。近年の日本列島は亜熱帯化しつつあるように感じるので、春のやわらかな雨にはホッとさせられます。前回担当した立春号で「仕事明けでフラフラ」みたいな原稿を書きましたが、その後も年度末の3月31日まで、自分にとってはかなり難しい調査報告書の作成に取り組んでいました。現地調査のための出張は楽しいものの、その後の分析やまとめが大仕事…。そんな折、ちょっとしたご縁で、新潟県産のチューリップの切り花をお取り寄せする機会がありました。届いたのは、八重咲きの小ぶりな薄ピンク色の花を咲かせる品種でした。届いて1~2日でつぼみが開き始め、真上から見るとまるで牡丹の花のよう。同封のパンフレットの指示通りに毎日水替えや切り戻しをしたところ、思った以上に長持ちしてくれてびっくり。そして、なんといっても、在宅勤務で書きかけの報告書と向き合っている自分の気持ちをフワッと明るくしてくれました。この年度末を乗り切れたのは、チューリップに励まされたおかげ、といっても過言ではありません!ということで、お花の癒し効果にすっかりはまり、目下、自宅に花を飾る日々です。今春は久しぶりに桜並木を散歩したりもしました。縮こまった身体を解放しつつ、元気に初夏を迎えたいと思っています。
(紘)

# by uneme_tayuu | 2022-04-20 17:02 | 暮らし暦 | Comments(0)

清明号 -今日は旧暦 5月 3日です-

 「清明」清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語です。花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃です。(歴生活より)太陽が出ていると暖かく感じる季節にもなりました。桜も満開、ウグイスも鳴き始めて春到来を五感で感じさせてもらっています。車のタイヤもそろそろ(遅い?)夏仕様に交換する時期になってきました。(そういえば在住地ではこの冬雪がほとんど積もらなかったです。 みなさんの住んでいるところではいかがでしたか?)先日伊勢市楠部にある神宮神田で行われる「神田下種祭」の取材を担当しました。「神田下種祭」は伊勢神宮の祭典に供える米のもみ種をまきます。これは1年の耕作はじめに五穀豊穣を願う米作り最初の祭典。取材後もみ種(このもみ種は忌種(ゆだね)」と呼ばれている清浄な米の種)が田んぼに蒔かれ太陽の光を浴びた姿は遠い記憶を刺激するような感覚を覚えました。各地の田んぼに水が張られて日本、アジアの風景が毎年繰り返される風景が広がります。草の色も薄茶色から緑色にだんだん変わりはじめてきます。そしてあっという間に生い茂りはじめます。したたかに生い茂る草を草刈り機で刈りとる季節もまもなくやってきます。目にする風景の色が変わりいろんな命が芽吹いてくる季節の中で、聞こえてくる殺戮行為のことに「人」という存在の愚かさを感じている人もいるのではないでしょうか。「平和」とはなんなのか。鳥や蛙の鳴き声を聞きながら少し考えてみたいと思います。 三重県津市美里町  写真師松原

# by uneme_tayuu | 2022-04-06 21:17 | 暮らし暦 | Comments(0)

竈の家の家仕事:2022年4月

庭仕事 4月 3日(日) 10:00~16:00

家仕事 4月16日(土) 10:00~16:00


お手伝いいただける方は、作業のできる服装で、直接竈の家までお越しください。都合のつく時間帯だけの参加で結構です。


# by uneme_tayuu | 2022-04-01 12:32 | かまど通信 | Comments(0)

春分号 -今日は旧暦 2月19日です-

~春分~
今日は春分、すっかり春の陽気ですね。 雨の後、畑に出て驚きました。雑草の伸びることの早いこと、早いこと!冬の間にせっせと草むしりをして、そのせいで今年はツクシまで刈り取ってしまったかも?! 気を揉んでいたのですが、何のことはない。ハコベ、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリなどと共にわんさか頭を出していて、取り越し苦労もいいところでした(笑)。それに引き換え、畝に植えた玉ネギやエンドウの蔓の伸びることの遅いこと、遅いこと。
もう何年も素人野菜作りを続けていますが、この時期いつも私を嘆かせてくれます。種や苗にかかる費用に、私の労務費を考えると、スーパーで製品を買った方が安いのでは? と思うこともしばしば。ですが、今や食物は深刻な危機。ヨーロッパの穀倉地帯であるウクライナにロシアが侵攻し、ウクライナから小麦や雑穀類が入らずに関連するものすべての値段が高騰しているとか。天然資源も同様でガソリンなどずっと高騰を続けたままです。たまたまつけていたテレビでもこんなことが言われていました。 日本人がエビを食べることでマングローブが消える、また、日本人の好きなアボカドで水不足が起こる、のだそうです。(エビの養殖場を作るためにマングローブの林をつぶしている、大量の水が必要なアボカドの栽培のせいで水道の水が出ない地域があったり、水をめぐる犯罪まで起こっているのだとか) そんな窮状を少しでも改善する第一歩は、国でいえば自給率を高めること。個人でいえば自給すること。特に私の畑の水は雨水タンクの再利用。栽培に水道水を使わないことは小さな一歩でも繋がれば大きな貢献になるはずです。今日はジャガイモの種を植えてきました。いざというときの自衛と持続可能な社会の実現を願いながら。  By かまど管理人

# by uneme_tayuu | 2022-03-21 21:08 | 暮らし暦 | Comments(0)

啓蟄号 -今日は旧暦 2月 3日です-

今日は啓蟄、「冬ごもりをしていた虫たちが、日差しで温まる土の中で一斉に目覚め始めるころ」。

今年の2月後半の連日の寒さはひときわ厳しさを感じていましたが、ここ数日の暖かさに待ちわびた春がやってきたのを実感します。

わが家の春の定番の食材のひとつに「つくし」があります。子供の頃は近所の土手でつくし採りを楽しみ、どっさりと家に持って帰って、祖母・母・姉と一緒に手を真っ青に染めながらはかま取りをしたものです。

大人になってからは、つくし採りを楽しむことも、はかま取りをすることもほとんどなくなりましたが、母親は今でも「やっぱりこの季節、一度は食べないとね」と言ってつくしを採ってきんぴらをこしらえます。

今年はもう顔を出しているのでしょうか。まだまだ寒いと思っていても、日当たりの良い土手などで思いがけず大きくなっていたりするんですよね。

もうひとつ春を感じさせてくれる食材で思い出すのは「こうなご」ですね。こちらは自分で獲りに行けるものではありませんが、買わなくても不思議と近所のあちこちから「泳いでくる」ものでした。

なぜかバタバタしている日に限って、近所の人がやってきて「こうなごいらへん?」

すぐに炊かなければいけないので、そして大量にあるので面倒なのだけれど、「今日は忙しいでいらへんわ」なんて絶対に言いません(笑)

大きなお鍋いっぱいに炊き上がったこうなごは、煮汁と一緒にご飯にかけて食べたり、卵とじにしたり、くぎ煮にしたり。そしてそのくぎ煮はまたご近所へおすそ分けしたりと、田舎ならではのやり取りが毎年繰り広げられていました。

しかしそのこうなごはここ数年、伊勢湾では獲れなくなっています。

原因はわかりません。潮の流れが変わってしまったのでしょうか。

近くで水揚げされないので、近所から頂くことも残念ながらなくなってしまいました。獲れなくなったのは伊勢湾だけなので、他所で水揚げされたこうなごはスーパーに並ぶのですが、スーパーで買うという行為は私にとっては何か違うんですよね。

ずっと変わらないと思っている自然界の営み。変化するとしてもそれはごくごく緩やかに進むものと思い込んでいますが、こんなに急激に変わってしまうこともあるのですね。

急激な変化も穏やかな気持ちで受け止められるように、今あること、できることを、ゆっくり味わう丁寧な毎日を送っていきたいものです。

 千鶴子


# by uneme_tayuu | 2022-03-05 10:09 | 暮らし暦 | Comments(0)