穀雨号 -今日は旧暦 3月 5日です-

 「穀雨」

夜、いつのまにか蛙の鳴き声が響き渡る季節を迎え、二十四節気の一つ「穀雨」と呼ばれる時期となりました。

穀雨は種まきや田植えの時期に降る雨のことを指し、この時期の雨は「百穀春雨」と呼ばれているようであらゆる穀物に恵みを与えてくれる雨のようです。
私の在住地三重県津市美里町では、ちょうどこの時期あたりに蛙の鳴き声が聞こえはじめ、「まもなく田植がはじまるのだな」と毎年感じるわけです。
またこの時期は里山が緑の若葉で輝く時期になります。秋の紅葉と共にこの新緑に囲まれた風景も美しい。日本の風景は季節ごとの変化がはっきりとあって、毎年繰り返される変化を視覚、聴覚、嗅覚などの五感で感じながら季節ごとの感覚を呼び覚ましている、と感じます。


先日大阪伊丹市美術館で開催されている写真家「ソール・ライター」展に足を運んで来ました。
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/current_exhibition/13857/
「ソール・ライター」の名前はドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(制作2012年、日本公開は2015年)で全国巡回したので映画を見て名前をご存じの方も見えるかもしれません。
ニューヨークで第一線のファッションカメラマンとして活躍後突然姿を消し、その後作品集をきっかけに再び世界的な脚光を浴びた写真家でカラー写真を多用した写真家でもあり写真と絵を描き続けた作家としても知られています。
伊丹市美術館での構成は3部屋に分かれていてそれぞれの区切られた世界を少し移動することでより深く体感でき、「私たちが見るものすべてが写真になる」などの写真展示の間に書かれているソールライターの「確信」と感じられる言葉にも感銘をうけました。
ファッションという時間の流れの速い舞台から降板し、その後映画タイトルにもあるような「急がない人生」を歩んだ一人の写真家の見つめた世界=写真の展示は身に染みるものがありました。降りることで見える世界があるということを実践されたのだと私は解釈させてもらいました。
平日にもかかわらず若い人も含めて来場者が沢山いました。(若い人が多い展覧会というものは風通しがよいとこれも勝手に解釈してます)
忘れないために久しぶりに図録を購入しました。
是非足を運んでいただきたい展覧会としてお知らせさせてもらいました。


 写真師松原

[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-04-20 14:47 | 暮らし暦 | Comments(0)

竈の家の大黒様

竈の家の大黒様です。

米袋に、打ち出の小槌に、宝珠にと、いかにも縁起物らしい出で立ちで、常緑樹の生い茂るちょっぴりうす暗い、常盤木の杜の椎の木の根元に、居を構えていらっしゃいます。

f0044728_14542061.jpg




[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-04-17 14:56 | かまど雑記 | Comments(0)

清明号 -今日は旧暦 2月20日です-

 清明 〜草木清明、風光明媚〜

今日は、二十四節気の「清明」。
花粉症の人にはつらい季節ですが、本来はその名が示す通り、明るく清々しい空気に満ちた、過ごしやすい季節です。

今まで、かまどの味噌作りを、大寒の頃の雑菌の混じらない冷たい水で仕込みたいのと、人手を頼みたいとの理由から、お餅つきの行事と兼ねて続けてきましたが、今年は思い切って分けてみて、つい先日仕込みを終えました。
やってみて気づいたことは、人手はそんなに要らないし、水がぬるい方が逆に作業はやり易く、凍てるような寒さがないので身体がとても樂、ということです。手際よく、なんて考えなくても、することは味噌の仕込みだけ。楽しんで作業を終えることが出来ました。

何事もルーティンは楽ですけれど、思考を停止させるもの。
たまには、変化をつけて、いろいろ試すことも大事ですね。

仕込みを終えた後は、近くの桜の名所を歩きました。そこは、昭和50年代初頭、地区の老人会によって植樹され、以後地域の人によって大切に守られている川沿いの桜並木です。事実、川の両岸に広がる千本桜には提灯や幟が立てられ、遊歩道沿いの公園では祭りの準備が整っていました。
散歩を楽しむ人やカメラを手に歩く人も、遠くから来た人というよりは、普段着姿の地元民風。家族や仲間とお花見BBQを楽しむ家もそこかしこに見られました。
川は、氾濫など一旦自然災害が起こると、ひどい形相で私たちに立ち向かってきます。この川も、台風や大雨などで市から緊急速報が届くと、真っ先に避難勧告の出る川ですが、普段は住民に愛され、生活に深く溶け込んでいることが判りました。
桜が植樹される前がどうだったかは判りませんが、40年という桜との歳月が、川に対する愛着を住民に植え付けたことは間違いないでしょう。

竈の家は、活動を始めて今年で14年目。まだ日は浅いとは言うものの、かなりの年数です。あえて媚びるつもりはないけれど、これからも地道な活動と、手塩にかけて家を守ることで、より地域に愛される存在になりたいと思いました。
皆さん、これからもサポートよろしくお願い致します。


 By かまど管理人


[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-04-05 10:05 | 暮らし暦 | Comments(0)

かまど味噌の仕込み終了

かまど味噌の仕込み終わりました。

いままでは、人手がある時にと、お餅つきのついでに慌ただしく仕込んでいましたが、今回やってみて、人手は二人で充分とわかりました(^^)

のんびりと、時々流れる音楽に耳を傾けながら、味噌だけのために使われた大切な時間。

今年の味噌の出来上がりが楽しみです。

f0044728_10533361.jpg
             《大豆を炊いています》
f0044728_10534488.jpg
f0044728_10535959.jpg
   《米麹と豆麹を合わせて一粒づつバラバラになるまでほぐします》
f0044728_10540998.jpg
          《塩を加えて切り麹をつくります》

f0044728_10541467.jpg
         《大豆を冷まして切り麹と混ぜ合わせます》
f0044728_10542166.jpg
 《丸めて樽に仕込みます》


[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-04-04 10:52 | かまど通信 | Comments(0)

かまどマルシェ手作り市開催します♪

春のかまどマルシェ開催します♪
(雨天開催・入場無料)

ハンドメイドの布小物や手編み小物、金属雑貨などこだわりの品がたくさん出店します!カードリーディングや手づくり体験も楽しめます♡
猫釜で作る焼きたてピザ、特製インドカレー、酵素玄米のお弁当、焼き菓子、パンなどなど、食べ物も充実です(^^)/

バルーンアート、絵本の読み聞かせ、サックスデュオの生演奏などイベントも盛りだくさんで、子供から大人まで皆さんで楽しめる内容になっています!!手軽にできるヨガ体験もありますので、体験したい方はズボンをはいてきてくださいね!

ぜひ、竈の家で楽しい春の一日をお過ごしください。
f0044728_14381472.jpg
f0044728_15354230.jpg

[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-03-26 14:39 | かまど通信 | Comments(1)

かまどの家の味噌作り

毎年お餅つきと同時開催していた竈の家の味噌づくりですが、

今回は、単独で、ゆったりまったり作ろうと思います。

興味のある方、ぜひご参加ください。

 日 時: 41日(日)10時~15時まで

 場 所: 暮らしを楽しむ竈の家

*仕込んだお味噌は、800/㎏で、寝かせた3年味噌は、1,000/㎏で、希望者にお分けしています。

f0044728_10062472.jpg
f0044728_10060921.jpg


[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-03-23 10:06 | かまど通信 | Comments(0)

春分号 -今日は旧暦 2月 5日です-

ここ最近、桜(ソメイヨシノ)の開花宣言のニュースで賑わっていますね。
双眼鏡で開いた花を数える気象庁の職員、それを取り囲んで見守る人々、そして開花が宣言された時に湧きおこる歓声や拍手。
みんな桜が大好きで、特別な思いを持っているんだなぁとあらためて思います。

そういう私ももちろん桜は好きなのですが、桜の下で宴会したり(いわゆる「お花見」というやつですね)散歩して楽しんだり、という時間は思いのほか少なく、ここ最近では会社からの帰り道にちょっとまわり道をして桜並木の横を車で走って帰る、その程度で終わってしまう年も多いです。
満開を過ぎて葉っぱの緑色が見えてくると、あぁ今年も桜が終わるなぁという寂しさと、名所と呼ばれる所に行かなかったちょっぴりの後悔も。

若い頃は「また来年があるさ」と思っていたけれど、自分が桜を見られる回数には限りがあるのだとようやく気付き始めた今日この頃。
今年は桜の下でぼーっと何もしない、そんな贅沢な時間を作ってみようかなと考えたりしています。

 千鶴子

[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-03-21 09:27 | 暮らし暦 | Comments(0)

啓蟄号 -今日は旧暦1月19日です-

本日は二十四節気の「啓蟄」。冬籠りの虫たちがわさわさと地上に這い上がってくる、そんな気配を感じる陽気になってまいりました。

水ぬるくなり、太陽もさんさんと輝き、風も気持ちいい。皆さんはどういったところに春を感じますか?

最近、私はこんなところに春を感じています。

・目が充血、鼻がムズムズ・・・  車のフロントガラスが汚い・・・  ああ、マスクが手放せない・・・

・薪の消費量が少しずつ減ってきた・・・

・コンビニでコーヒーを注文するとき、「ん、アイスコーヒーにしようかな?」と一瞬迷う・・・

・「あれ、まだ18時になってないんだ・・・」とつぶやく・・・

・CBCラジオの平日午前の番組、「つボイノリオの聞けば聞くほど」でやたらめったら「啓蟄」を連呼する・・・


さて、私の住む地区では、3月第一日曜日は住民総出の 川掃除 の日。驚くほどの参加率で、地域の絆の大切さを皆さんが感じています。隣近所はもちろん、何か災害があった時に、せめて目に見える範囲くらいは誰が住んでいるのか、わかっていたいものです。

3月11日は、忘れることが出来ない、防災認識確認の日。地域の防災力を高め、家庭でも 水(ビール)、食料、燃料の最低限の備蓄を心がけたいものです。

 今回は佐野裕之が担当しました。 

[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-03-06 09:52 | 暮らし暦 | Comments(0)

雨水号 -今日は旧暦1月 4日です-

あけましておめでとうございます

本日は二十四節気の「雨水」。雪が雨に変わり、氷が融(と)けて水になる季節です。以前もかまどメールで「雨水」号のコラム担当が回ってきて、同じようなことを紹介した記憶が残っていますが、今年は今なお寒気が猛威を振るっていて、全国各地で大雪や猛吹雪による被害が相次ぐなど大変な状況です。

雪に阻まれて立ち往生する車や欠航する航空便、商品が届かず品薄のコンビニなどのニュースを見ていると、私たちの日頃の生活が便利で快適、さらに高速になっているだけに、打撃も広範になってきているのではないか、と複雑な気持ちになる瞬間があります。

かくいう私はこの週末、マイカーで早朝出かけようとしたところ、バッテリーが上がってエンジンがかからないハプニングに見舞われました。JAFに自宅まで来てもらい、事なきを得ましたが、街なかの一人暮らしで隣人にも頼りにくい私は、こういう時はちょっぴり辛いところです。行き先にも予定より遅れてしまい、少々残念な日でした。

JAFの隊員さんには「しばらく乗っていなかったためでしょう」と言われましたが、確かに路面が凍結しがちだった今冬は運転をためらう日もありました。加えて2年前に買い替えた今のマイカーはナビやETCを搭載していて、どちらも取り付けていなかった先代マイカーと比べて電気を消耗するようです。

今のマイカーは、まめにドライブして“自己管理”していかないと、またまたバッテリーが上がってしまいそう。私自身もまた、ある意味便利と快適を手に入れたゆえの打撃を受けることとなってしまった次第です。

(紘)


[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-02-19 08:41 | 暮らし暦 | Comments(0)

立春号 -今日は旧暦12月19日です-

「人が選ぶ」

寒波が到来して以来寒い日々が続きますね。
それでも太陽の日射しは少し暖かな感じで春に確実に向かっていることを光のエネルギーで感じさせてくれます。

節句で立春を迎えて旧暦の年明けも近づいてきました。
昨日は節分。恵方巻きと呼ばれるものをいただきました。「オニワソト、フクワウチ」鬼になって家を追い出されないように気をつけたいと思います。

先日三重県立図書館で開催されたナイト・イベントに足を運んで来ました。現在三重県立美術館で開催されている企画展<モダニストの日本美ー石元泰博「桂」の系統>にあわせて図書館と連携して企画展の見どころや展示作品と本とのつながりなどについて、企画者である美術館長が解説するトークをおこなうもの。
夜の図書館で開催されるトークライブにはじめて足を運んで見ました。 夕方18時30分から90分ほどのトークでしたが、夜の図書館の雰囲気も少し非日常感が漂っていて不思議な空気感に包まれていました。(過去に3回ほど開催されたようです。)
石本康博さんが「桂離宮」「伊勢神宮」などの撮影をされている写真家であることもあり、この写真家の独特の眼差し、フレーミングの在り方などについて理解しながら興味深く聞かせていただきました。
閉館後の図書館という非日常感溢れる場所での静かなお話しと本の紹介、堪能させていただきました。
機会があればまた参加したいと思いました。県立美術館で開催されている企画展にも再度足を運ぼうと思います。

当日紹介された本で個人的に気になった本を少しあげさせてもらいます。

○日本の伝統を見つめ直す、という意味で紹介されたのが
1,「岡本太郎の本 2」(みすず書房)
2,「岡本太郎著作集 4」(講談社)
3,日本建築入門 近代と伝統/五十嵐太郎著(筑摩書房)

○図書館の司書さんが紹介した本
1,ポスターを貼って生きてきた、笠目浩之/著(パルコエンターテインメント事業部)

○企画展に関する本
伊勢神宮 魅惑の日本建築 井上章一/著(講談社)

人が選んだ本の話を人の顔を見ながらセレクトとそれにまつわるお話しを聞かせてもらうのは、パソコンの検索で情報提供される物とはまた違う面白さを感じました。
セレクトの面白さと共にそこに本を選んだ人の物語が存在するからかもしれません。
人間から発信できる面白さはまだまだ沢山ありますね。

夜の図書館書庫(書架ともいうのでしょうか?)での読み会なども緊張感漂いそうなので一度開催してもらいたいな、などと妄想をふくらましてしまいました。
滋賀県からの知人にも偶然この会場でお会いして遠方からも足を運んでいることを実感させていただきました。(その後知人を美里までお誘いして話をしました)

<番外編>
個人的ではありますが最近知人の先輩が結婚をしました。突然の告知で本当に驚きましたが、立春の時期に合わせたしあわせなニュース配信でした。

Congratulation! 春はここにやってきた。


 写真師松原@津市美里町 

[PR]
# by uneme_tayuu | 2018-02-04 13:49 | 暮らし暦 | Comments(0)