四日市、采女(うねめ)の「かまどの家」から国道1号線を、
南西に約3㎞。ここに、佐佐木信綱記念館があります。 佐佐木信綱氏は「♪卯の花の匂う垣根に~」でお馴染みの唱歌 「夏は来ぬ」の作詞者。 さて、この季節、気温も上がり、お酒のアテには冷奴が食べた くなり、スーパーの豆腐売り場を眺めるに、「波乗りジョニー」 だとか「男前豆腐」だとか、あまりに衝撃的な名前に圧倒されます。 未だ豆腐に3百円級の出費をする勇気が持てず、この手のもの を買ったことがなく、ささやかな贅沢ができるだけの懐の余裕が ほしいなあと。 「木綿豆腐」は、木綿で濾して水分を逃がすのに対して、じゃ あ「絹ごし豆腐」は絹で濾すのかと思いきや、そのまま水分も一 緒に固めるわけで、その喉ごしが「ツルン」と絹のようだという ことだとかなんとか…。 私の場合は貧乏性で、夕刻セールの「半額」のシールにつられ て、そのときの事情で「木綿」も「絹」も買っちゃいます。 でも大体はみなさん、冷奴には「絹」を選ばれるようですね。 やはり「夏は絹」とはよく言ったもんで。 因みに、この季節、佐佐木信綱記念館などの垣根に咲く「卯の 花(ウツギ)」自体は匂いはほとんどなく、一般にはその咲き誇 る姿を「匂う」と表現したと解されていますが、ここはやはり、 佐佐木氏は豆腐マニアで、夕餉にオカラを煮る匂いに心を寄せた のでは…と思ってしまう私です。なんか腹減ってきた…。 (風) --------------------------- ▼次回のかまどの会は…6月10日。 なんでも、「夏仕様」への「模様替え」の作業だとか!? そのあと午後から、ゆっくり飲みましょう!(夜中まで?) 冷奴なんかどうすか?(笑) 詳細は次号にて…。(風) --------------------------- ▼Oさんちの壁塗り。お疲れさまでした!(4/28~30) 参加のみなさんの協力によりほぼ予定どおりの作業(荒壁つけ・ 中塗り材料作り)ができました。土を足でこね、ワラをまぜ、実 際に塗ってみるなかで、「寝かせた土」の力を実感することがで きました。参加のみなさん、施主のOさん、ありがとうござい ました。「荒壁土を寝かす」っていう極めて当たり前のことが、 当たり前に行われるようになるといいなと思います。(大工夫) --------------------------- ▼「K大工」が「柴咲コウ」と映画で競演! かまどの会主要メンバー(笑)の静岡の大工「K氏」が、 「少林サッカー」の続編「少林少女」の静岡ロケで、映画デビュー を飾る模様!公式かどうかわかりませんが、映画の内容のページを 見つけましたので参考までに! http://shaolingirl.seesaa.net/ 公開の折は皆さん是非観に行きましょう! 因みに彼の役柄は「作業員A」だそうで(笑)。(風) #
by uneme_tayuu
| 2007-05-06 22:12
| 暮らし暦
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かまどもこの頃が過ごしやすいよい季節。
徒然に過ごそうと休みごとに通ってみる。 片付けものをしながら、読書をしたり、調べものをしたり、 時にはなにか書きつくるもよし! だが・・・ 現実はそう甘くない。 春先の寒の戻りに無為にくすぶっていた私に比べ 雑草たちのなんと逞しいことか。 寒さも、日照りの悪さも、土壌の悪さも物とせず、 その強い繁殖力で地面一面に葉を広げ、花を咲かせている。 おかげさまで、家に着くと部屋で落ちつくまもなく 草むしりにいそしむこととなった。 * その雑草と戦いながら考えた。 雑草という名の草は無いのだ・・、と。 そうして買ってきた山草図鑑で調べてみる。 ハコベ、ナズナ、チチコグサにハハコグサにオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ・・。 忘れていた懐かしい日本語に再会。 スミレだってタンポポだって探せばいく種類あることか! ところによってはこんなきれいな白い花の群生まで。 昨夏に見つけた冥加の新芽も発見! 気がつくと じわっと滲むと汗に風が冷たい日の暮れに 春の草むしりもなかなか乙なもの。 #
by uneme_tayuu
| 2007-04-26 16:52
| かまど雑記
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いたづらに過ぐす月日は多かれど
花見て過ぐす春ぞ少なき 興風 時が慌しく過ぎ行くうちにさくらの花もすっかり散ってしまい、 憂き世のはかなさをたっぷりと噛み締めた(?)今日この頃を、 二十四節気では穀雨というそうです。 なんとなく、田植えをしたら雨降った、みたいなイメージですが、 ”春雨降りて百穀を生化しむる”ということのようで、 春の暖かい雨が大地を潤し、田んぼや畑に活力を与える、ってことかな。 とはいえ現実にはもうあちらこちらで田植えがはじまっています。 何十年か前まで田植えは学校で運動会がある六月ころだった、と お年寄りから聞いたことがあります。 近頃は台風が来る前に収穫を済ませようと、だんだん田植えの時期が はやまってきたそうです。しかしそのお年寄りは言いました。 六月に植えたほうが強く育つので農薬もいらんし米がうまい。 自然の声に耳を傾け、大地が潤うのをもう少~し待ってみる、 そんな感受性を取り戻したい、と心ひそかに願っています。 今回の「暦メール」の担当は大工夫でした。 --------------------------- ■ 土壁塗り見学・体験会のお知らせ ■ 前回四天王寺花見でかまど初参加のOさんのアトリエ、左官工事が いよいよ大詰めを迎えました。四月初旬に和歌山・龍神村からやってくる 左官職の指導のもと荒壁の材料をつくってきました。 今回は、その荒壁を竹小舞に塗り、余力があれば仕上げ塗り材料の製作を 行いたいと思います。 現場ではすでに三年寝かせた土が塗ってある箇所もあり、五月 中ごろには土間の叩き土の施工の予定です。 最も身近な建築材料・土の魅力を再発見するまたとない機会です。 自宅を土壁仕上げでとお考えの方、左官仕上げに興味のある方必見です。 木工事においても、金物を使わない木組み・すべて の垂木がナグリ仕上げ・ヤリカンナ仕上げの階段など見どころ満載。 汚れてもよい服装で、やる気、マイコテ、マイコテ板お持ちの方は持参してください。 ★Oさんの方でお弁当は用意したいとのことです。 人数把握のため、参加ご希望のかたは、ご連絡ください。 その際「かまどメールを見た」と言っていただけるとわかりやすいです。 <予定(小雨決行)> 日 時 平成19年4月28日(土)・29日(日)・30日(月) 場 所 度会郡大紀町崎 集 合 八時半頃より随時 (42号線「沼ケ野」交差点左折した辺りで集合、迎えにゆきます) #
by uneme_tayuu
| 2007-04-20 17:15
| 暮らし暦
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これまで不定期にお届けしていたメールマガジン風
お知らせかまどメールですが、 今春から装いを新たに、ライターも充実させてお届けしています。 竈の家で催されるイベントや仲間の最新情報のほかに 四季の行事やしきたり 日本人をとりまく時候や天文 動植物の自然 これらを通して感じられる季節の感覚 昔から伝承されてきた地域に残る暮らし覚書 などなどをご紹介することで 昔の人が培ってきた生活の知恵を もう一度見直していただこう、というのがその趣旨です。 あわただしく過ぎて行く日々の中で、たまにはちょっと立ち止まり 物はなくとも心豊かでシンプルに生きられるそんな暮らしを考えてみませんか? 受信ご希望の方はこちら までお名前とアドレスをお知らせくださいませ。 ~古い民家で自然や人とつながりながら ゆっくり暮らすことを考えてみましょう♪~ ***伝統的な住まいを考える・丁寧な暮らしを考える・日本の食文化を見直す*** #
by uneme_tayuu
| 2007-04-16 17:31
| かまど通信
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4月1日の四天王寺のお花見は、おいしい手打ちうどんとお好み焼き、
幻の密造酒(?)でおおいに盛り上がりました。 そして夕暮れから始まった本堂でのライブ。 みかんさんの尺八&服部さんの和太鼓、そして混声合唱団による声楽。 春の夜を楽しむにふさわしいライブとなりました。 * さて、今日は二十四節気でいうところの「清明」。 万物に清新の気が満ちて草木が芽吹きだし、何の草木か種類が明らかに なる頃とされています。 読んで字のごとく、爽やかで気持ちのよい季節を感じさせる言葉ですね。 私はいつも朝起きて一番に、部屋の窓を開け放ちます。 冬の間はきーんと冷たい空気が気持ちよかったのですが、 この頃は、春の匂いを含んだやわらかな空気に変わり、 心なしか淡いピンク色がかかっているようにも感じます。 ところが、最近は黄砂が降り始め、そんな爽やかな気分も長続きしません。 「花曇り」ならぬ「砂曇り」は、満開の桜には相応しくない気もしますが、 中国の砂漠から飛来してきていることを思うと、黄砂の砂一粒に“遠い旅” を想像し、それはそれで楽しかったりもします。 遙か遠い国の、砂漠の春。 きっとそこに暮らす人や植物にも清新の気が満ちていることでしょう。 ・・・春はいろんなことが始まる季節。 清らかな明るい気持ちで毎日を過ごせますように。 今回の「暦メール」は、yokoが担当しました。 --------------------------- ■ 初夏を楽しむ山小屋ツアー ■ かまどスタッフのkuma28さんが長野県に19年前に仲間と手造りした 山小屋へと皆さんを招待してくれます。 この、またとない機会にぜひご参加ください。 大まかの人数把握のため、参加ご希望のかたは、早めにご連絡ください。 〈大まかな予定〉 日 時 平成19年5月19日(土)~20日(日) 場 所 長野県阿南町周辺 集 合 19日(土) 13:00頃 長野県阿南町の道の駅「信州新野千石平」で集合 山小屋紹介 http://ameblo.jp/kuma28/theme-10001952556.html (kuma28さんのブログ) 日曜のみの参加も可能です。 阿南町道の駅までは、名古屋から3時間ほどですが、 道順に自信のない方は名古屋から kuma28さんの車についていくこともできます。 時間未定の方には道の駅から山小屋までの地図を お送りしますのでお好きな時間にきてください。 5月はベストシーズンです。ウッドデッキで毛布をかぶって 昼寝しながら青空を肴に飲むビールはたまりません。 酔いがまわったら露天風呂で覚まして、また繰り返し。 一泊で帰るのはもったいないくらいです。 ■ 和太鼓・服部博之さんが出演される公演情報 ■ 「林 英哲 アコースティックコンサート2007 in 四日市」 日時:平成19年5月9日(水) 会場:三重・四日市市文化会館第2ホール[18:30開演 ------------------------------------------------------------- 出演:土井啓輔、英哲風雲の会(上田秀一郎、はせみきた、服部博之、田代誠) 料金:¥6,000(全席指定・税込) ------------------------------------------------------------- ◎チケット発売中◎[英哲太鼓の会 http://www.eitetsu.net/fc/index.htm 問い合せ:四日市市文化会館 059-354-4501 http://www.yonbun.or.jp/ #
by uneme_tayuu
| 2007-04-05 17:42
| 暮らし暦
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