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小満号 -今日は旧暦 4月5日です-

皆さんは、和綿の種というものをご覧になったことがありますか?
私は今年ある人から頂く機会を得て、生まれて初めて和綿の種を
手にました。

「和綿の種って欲しい?」
それまで、綿の種を想像したことすらなかった私は、そんなメールに
ちょっと戸惑い、
そして次に、大地に仁王立ちするスカーレット・オハラを想像しました。
ああ、南部では綿花栽培が盛んだったっけ・・。

しかし、送られてきたそれは、連想するイメージとは驚くほど違って
本当にやわらかな真綿そのものでした。
そして種はその真綿に、とてもとても大切なものとして、しっかりと包まれて
いたのです。
手にした綿の種にちょっぴりうるうる、初めて見る感動の瞬間でした。

そんな私を知ってか知らずか、
かの人は言いました。

“家も食べ物もそうだけど、着ているものが何からどう作られているのか
今は分からなくなっているからね。“


今日、小満は、万物が次第に成長して、天地に満ち始めるという意味です。
庭でも山野でも、植物が実を結ぶために花を咲かせていますね。
畑では麦の穂が黄金色に色づき始め、
水田ではまだか弱そうに見える稲が、しっかり大地に根を張ろうとしています。
私の和綿も立派に成長してくれるとよいのですが・・・。

                       by かまど管理人

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■ 6月竈の会(定例会)のお知らせ ■

贅沢な食材に囲まれていた最近の竈の会ですが、この度会の運営方針を
改めることにしました。それに伴い、会の進行や参加費なども変更します。
これもひとえにかまどの家を気軽に楽しんでいただきたいという
スタッフの想いからです。
どうかご理解くださいますように。

【日 時】  平成19年 6月10日(日) 
       朝から夜まで終日オープン(8:00~22:00)
       お好きな時間にお越しください。
【場 所】  竈の家
【会 費】  参加費500円+強制ではないですが差入れ
【差 入】  アルコール類以外
       野菜、果物、デザート、漬物などほんの少量でかまいません
       調理品、半調理品なども大歓迎です
【定 員】  特に定めず
【道 具】  厚鎌、鋸、草刈機をお持ちでしたらお貸しください

≪暮らしを楽しむ竈の家≫
定例会の日、かまどの家は、朝8時ごろオープンいたします。
昼食は、原点に戻って、おにぎりとお味噌汁。
詳細はその場で決めてその日に買出し、事前準備なしです。
飲み物のアルコール類も、当面は準備を控えることにしました。
飲みたい人は持ち込みOKですので、自前で調達してください。
但し、飲んだら運転しないことを徹底してください。
昼食までの空いた時間、或いは食後の空いた時間で、家を夏仕様に衣替え
します。参加される方はご協力ください。
それ以外はどんな過ごし方をされても自由。
夜まで、時間の許す限り、好きなことをしてゆっくりとお過ごしください。
スタッフはこれから皆さんと一緒に楽しめることを(例えば、和綿の栽培?
有機野菜栽培、梅干・梅酒造り等)
少しずつ考えていくつもりです。

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伝統技術に触れ普段のくらしを見直そう!!
 ■6月24日 「三和土(たたき)ワークショップ」■

むかしの家の土間、土なのになんだか固い、それが三和土(たたき)。
土・石灰・にがりの三つを混ぜあわせトントン叩いてゆきます。
土間以外にもお寺の基壇・相撲の土俵にも使われてきました。
最近はセメントや科学物質入りのまがい物におされて、あまり施工されること
がありません。
でも、ほんとの三和土は歩いても頭に響かず、地熱をやわらかく伝え、室内の
湿度を調節してくれるのです。
今回は四月末に壁付け作業を行った大紀町のOさんのアトリエにて、ふたた
び龍神村より左官職を迎え、三和土のワークショップを行いたいと思います。

なお、「おまけ」として、築250年・権太夫屋敷、古民家再生・ギャラリー
上野屋、荒壁・中塗り仕上げの陶芸家の家、の見学を行います。
それぞれ希望者別に現地に向かいます。

{建築関係の方にお願い}
二寸または一・八寸角桧材・長さ一尺五寸程度・のこぎり・のみ・かんなをお
持ちください。叩き棒を自作しましょう。

★Oさんの方でお弁当は用意したいとのことです。
人数把握のため、参加ご希望のかたは、ご連絡ください。
その際「かまどメールを見た」と言っていただけるとわかりやすいです。

<予定(小雨決行)>
日 時  平成19年6月24日(日)
場 所  度会郡大紀町崎
集 合  八時半頃より随時
   (42号線「沼ケ野」交差点左折した辺りで集合、迎えにゆきます)
# by uneme_tayuu | 2007-05-21 08:59 | 暮らし暦 | Comments(0)

梅酒の古酒

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梅酒の古酒_f0044728_1684570.jpg









2年ほど掃除を続けているが、まだまだ手付かずのところも多い古家。
一人でたまの休みに出向くだけでは追いつかないのが現状だ。
そんな中で一念発起して
新たに手を入れ掃除した箇所で見つけたのがこの古酒、梅酒。

祖母が生前に造った自家製だ。
記された日付は平成3年9月30日なので
おおよそ16年前のもの。

仕掛けた仕事の手を休め
栓を開けると、ふわっとやわらかく匂う梅の香。
ガラスの器に注いでみると
琥珀色に輝く色艶が得も言われずに美しい。
恐る恐る口に含んでみると
16年間熟成させた梅酒は、お酒というよりは
ブランデーに近いコクとまろやかさを備えていた。
原材料の梅はといえば、もちろん家の梅林で取れたものであり、
一粒一粒大切に手でもいだものだ。

祖母が居なくなり、川沿いの梅林もいつしかアパートに変り、
毎年の決まりごとだった梅干づくりも梅酒造りもしなくなってしまった昨今だが
こうして深い香りと熟成された味わいをお楽しんでいると
もう一度昔に戻って手造りしてみたいと思えてくるから不思議だ。
# by uneme_tayuu | 2007-05-15 17:32 | かまど雑記 | Comments(2)

立夏号 -今日は旧暦 3月20日です-

四日市、采女(うねめ)の「かまどの家」から国道1号線を、
南西に約3㎞。ここに、佐佐木信綱記念館があります。
佐佐木信綱氏は「♪卯の花の匂う垣根に~」でお馴染みの唱歌
「夏は来ぬ」の作詞者。

さて、この季節、気温も上がり、お酒のアテには冷奴が食べた
くなり、スーパーの豆腐売り場を眺めるに、「波乗りジョニー」
だとか「男前豆腐」だとか、あまりに衝撃的な名前に圧倒されます。
未だ豆腐に3百円級の出費をする勇気が持てず、この手のもの
を買ったことがなく、ささやかな贅沢ができるだけの懐の余裕が
ほしいなあと。

「木綿豆腐」は、木綿で濾して水分を逃がすのに対して、じゃ
あ「絹ごし豆腐」は絹で濾すのかと思いきや、そのまま水分も一
緒に固めるわけで、その喉ごしが「ツルン」と絹のようだという
ことだとかなんとか…。

私の場合は貧乏性で、夕刻セールの「半額」のシールにつられ
て、そのときの事情で「木綿」も「絹」も買っちゃいます。
 でも大体はみなさん、冷奴には「絹」を選ばれるようですね。

やはり「夏は絹」とはよく言ったもんで。


因みに、この季節、佐佐木信綱記念館などの垣根に咲く「卯の
花(ウツギ)」自体は匂いはほとんどなく、一般にはその咲き誇
る姿を「匂う」と表現したと解されていますが、ここはやはり、
佐佐木氏は豆腐マニアで、夕餉にオカラを煮る匂いに心を寄せた
のでは…と思ってしまう私です。なんか腹減ってきた…。
                     (風)
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▼次回のかまどの会は…6月10日。
なんでも、「夏仕様」への「模様替え」の作業だとか!?
そのあと午後から、ゆっくり飲みましょう!(夜中まで?)
冷奴なんかどうすか?(笑)
詳細は次号にて…。(風)
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▼Oさんちの壁塗り。お疲れさまでした!(4/28~30)
参加のみなさんの協力によりほぼ予定どおりの作業(荒壁つけ・
中塗り材料作り)ができました。土を足でこね、ワラをまぜ、実
際に塗ってみるなかで、「寝かせた土」の力を実感することがで
きました。参加のみなさん、施主のOさん、ありがとうござい
ました。「荒壁土を寝かす」っていう極めて当たり前のことが、
当たり前に行われるようになるといいなと思います。(大工夫)
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▼「K大工」が「柴咲コウ」と映画で競演!
かまどの会主要メンバー(笑)の静岡の大工「K氏」が、
「少林サッカー」の続編「少林少女」の静岡ロケで、映画デビュー
を飾る模様!公式かどうかわかりませんが、映画の内容のページを
見つけましたので参考までに!
http://shaolingirl.seesaa.net/
公開の折は皆さん是非観に行きましょう!
因みに彼の役柄は「作業員A」だそうで(笑)。(風)
# by uneme_tayuu | 2007-05-06 22:12 | 暮らし暦 | Comments(0)

雑草という名の草は無い

かまどもこの頃が過ごしやすいよい季節。

徒然に過ごそうと休みごとに通ってみる。
片付けものをしながら、読書をしたり、調べものをしたり、
時にはなにか書きつくるもよし!

だが・・・
現実はそう甘くない。
春先の寒の戻りに無為にくすぶっていた私に比べ
雑草たちのなんと逞しいことか。
寒さも、日照りの悪さも、土壌の悪さも物とせず、
その強い繁殖力で地面一面に葉を広げ、花を咲かせている。

おかげさまで、家に着くと部屋で落ちつくまもなく
草むしりにいそしむこととなった。


その雑草と戦いながら考えた。

雑草という名の草は無いのだ・・、と。
そうして買ってきた山草図鑑で調べてみる。
ハコベ、ナズナ、チチコグサにハハコグサにオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ・・。
忘れていた懐かしい日本語に再会。
スミレだってタンポポだって探せばいく種類あることか!
ところによってはこんなきれいな白い花の群生まで。
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昨夏に見つけた冥加の新芽も発見!
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気がつくと
じわっと滲むと汗に風が冷たい日の暮れに
春の草むしりもなかなか乙なもの。
# by uneme_tayuu | 2007-04-26 16:52 | かまど雑記 | Comments(10)

穀雨号 -今日は旧暦 3月4日です-

   いたづらに過ぐす月日は多かれど
           花見て過ぐす春ぞ少なき
                     興風

時が慌しく過ぎ行くうちにさくらの花もすっかり散ってしまい、
憂き世のはかなさをたっぷりと噛み締めた(?)今日この頃を、
二十四節気では穀雨というそうです。
なんとなく、田植えをしたら雨降った、みたいなイメージですが、
”春雨降りて百穀を生化しむる”ということのようで、
春の暖かい雨が大地を潤し、田んぼや畑に活力を与える、ってことかな。
とはいえ現実にはもうあちらこちらで田植えがはじまっています。
何十年か前まで田植えは学校で運動会がある六月ころだった、と
お年寄りから聞いたことがあります。
近頃は台風が来る前に収穫を済ませようと、だんだん田植えの時期が
はやまってきたそうです。しかしそのお年寄りは言いました。
六月に植えたほうが強く育つので農薬もいらんし米がうまい。
 
自然の声に耳を傾け、大地が潤うのをもう少~し待ってみる、
そんな感受性を取り戻したい、と心ひそかに願っています。

今回の「暦メール」の担当は大工夫でした。

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■ 土壁塗り見学・体験会のお知らせ ■

前回四天王寺花見でかまど初参加のOさんのアトリエ、左官工事が
いよいよ大詰めを迎えました。四月初旬に和歌山・龍神村からやってくる
左官職の指導のもと荒壁の材料をつくってきました。

今回は、その荒壁を竹小舞に塗り、余力があれば仕上げ塗り材料の製作を
行いたいと思います。
現場ではすでに三年寝かせた土が塗ってある箇所もあり、五月
中ごろには土間の叩き土の施工の予定です。
最も身近な建築材料・土の魅力を再発見するまたとない機会です。
自宅を土壁仕上げでとお考えの方、左官仕上げに興味のある方必見です。
木工事においても、金物を使わない木組み・すべて
の垂木がナグリ仕上げ・ヤリカンナ仕上げの階段など見どころ満載。
汚れてもよい服装で、やる気、マイコテ、マイコテ板お持ちの方は持参してください。

★Oさんの方でお弁当は用意したいとのことです。
人数把握のため、参加ご希望のかたは、ご連絡ください。
その際「かまどメールを見た」と言っていただけるとわかりやすいです。

<予定(小雨決行)>
日 時  平成19年4月28日(土)・29日(日)・30日(月)
場 所  度会郡大紀町崎
集 合   八時半頃より随時
(42号線「沼ケ野」交差点左折した辺りで集合、迎えにゆきます)
# by uneme_tayuu | 2007-04-20 17:15 | 暮らし暦 | Comments(2)