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秋分号 -今日は旧暦8月24日です-

月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月

旧暦を意識して暮らすようになって一番変ったことはといえば
月を眺めるようになったこと。
特に9月(旧暦8月)は空気が澄んできて月が綺麗に見える季節です。
9月の初め頃から妙に夜空が気になって、ことあるごとに眺めていたのですが
ちょうどその頃、旧暦8月2日夜から(1日は新月ですから)上弦の夜(8日頃)
までの月は、弓張月といって、弦を張ったような弓の形の月の姿が美しく、
万葉の頃から和歌などにもたくさん詠まれていたのだそうです。
“弓張月”という言葉も、優雅でやさしい響きですよね。

さて、冒頭の和歌
月という言葉を何回使っていると思いますか?
そう8回ですね。
旧暦の秋は、7月と8月と9月。8という数字はだから8月のこと。
初秋、中秋、晩秋のうちの中秋に当たる8月の満月の夜を「中秋の名月」と
呼んで、昔の人は秋の収穫を月に感謝し、お祝いしていました。
今は9月の満月の夜を「十五夜」と呼んでいるので何だかややこしいのだけ
れど、この和歌を覚えていると、十五夜は旧暦8月15日と記憶できるので
便利です。

そんな月の美しい秋も、いよいよ後半折り返しの今日が秋分です。
台風も到来し、少し月の見えない夜も続きましたが、今宵は美しい
二十四日の月が見られるとよいですね。



   by かまど管理人
by uneme_tayuu | 2008-09-23 21:41 | 暮らし暦 | Comments(0)
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