大暑号 -今日は旧暦 6月10日です-
夏の土用は、現在では正式には太陽経度が117度になった日から立
秋の前日までをいうそうです。 今年は新暦20日が夏の土用の入りで8月7日までということになり ます。 土用の間は土仕事は慎みましょうといいますが、都合のいいことに、 その間も夏の場合、「卯、辰、申」の日は「間日」と言われ、それは免 れるそうです。 とはいえ、梅雨明けの段取りを立て直す時期、そうこだわってもいら れないのが現状でしょうね。 最近、土と対面することが多くなりました。 かの斑鳩の棟梁、(故)西岡氏はじめ、多くの先人たちが、土を知れ と言い残しておられます。 いろんなものを追求すると、必ず「土」に行き着きます。すべての基 本なのです。 残念ながら陸上の生物は、海水をそのまま飲むと、かえって生命に危 険が及ぶそうですが、土を通ってろ過された水は、多くのミネラルを含 み、木や草、昆虫、鳥獣、そして人間にはなくてはならない存在です。 一般に人は死ねば土にかえり、そこから新しい命がまた芽生えます。 私よりも人生の先輩が多くこのメールを読んでいただいており、恐縮 ですが、私も必ず死にます。そして土になります。「千の風」になれる かどうかしれませんが。 先日、永六輔氏の「大往生(岩波書店)」を古本屋で見つけ、生き方 について考える毎日です。 (大工風) ------------------------------ ■■ 催し物のお知らせ/掲示板 ■■ ------------------------------ ▼昨日、行われた、四日市市の「こっこ保育園」内の「子育て支援棟」 の「三和土(たたき)」工事。 私も参加しておりましたが、日差しも強く、蒸し暑い一日でした。 今回世話役の晴吉さんからのお礼のことばです。 (以下原文のまま) ============================================= 7/22 晴天 コッコ保育園 本日、コッコ保育園のたたきに参加していただいた皆さん 暑い中本当にご苦労様でした。 皆さんの気合が、おてんとうさまに届いたようで 予想以上に回復してくれました。 汗‘‘‘! 何とかメインの土間だけでも、できればいいなあと園長さんと も、話していたんですが、なんと広縁+犬走りまで! 最後に乗りかかった船だからな~! と一言、蒼築舎さんの言葉に本当に皆さんの力が一つになって 素晴らしいラストスパートでした。 菰野のほうでも近所の人が集まって、草刈や、掃除などをする 事を出合いと言います。 このところのお手伝いのお願いもそんな普通なご近所どうしの ような集まりになっていくといいなあ、そしてそこで初めて出 会う方もいるだろうし、久しぶりに出会う方もあるだろう、い い出合いになればなあと思います。 〈皆さんの想いがぎっしり詰まったあの建物には、 毎日、小さい子供を連れたお母さん達が集ってきます。 多い日にはあの中に60組! ほとんどの方があんなに素朴な建物には触れた事が無いと思う のですが、意識の奥底にある、人としての、日本人としての心 が、みなさんに呼びかけているのではないかと思います。この 子と心安らぐ場所に居たいと!〉 で、つぎは、カマドつくりです。 なにとぞ宜しくお願いします!! 本当にご苦労様でした。 担当 晴吉 ============================================= 以上です。かまどの会として、放っておけない状況ですね(笑)。 みなさんお疲れさまでした。 まだ訪れたことのない方、是非次の機会にでも! 晴吉さん、園長さん、はじめ関係者のみなさん。 ありがとうございました。 ------------------------------ ▼7/28・29 「Oさんちの『三和土(たたき)』」 (三重県大紀(たいき)町) またまた「三和土(たたき)ワークショップ」! 前回は雨のため中断した続きです。 こちらも受講生(笑)というか、ボランティア(本音?)を募集してい ます。 前記の「こっこ保育園」とも「荒壁、三和土」などをきっかけに行き来 が始まりました。 指導は、左官のKさん(和歌山県龍神村(現=田辺市))。 人数把握のため、参加ご希望のかたは、Oさんまでご連絡ください。 その際「かまどメールを見た」と言っていただけるとわかりやすいです。 <予定(小雨決行)> 日 時 7月28日(土)・29日(日) 場 所 度会郡大紀町崎 集 合 8時半ころ~ 連絡、問合せ先=Oさん ------------------------------ ---★次回かまどの会は8月19日(旧暦七夕)です★--- 詳細は次号(立秋号)にて!! ------------------------------ 先日、友人からメールが届きました。 「米国暮らしが長かった知人に、年齢は、心の持ち次第。日本人や日 本の文化は、年を取り、(人間としても)早く老成することに重きを置 きすぎる。 一方の米国は、いつまでも若くあること、子供心を忘れな いことに価値を置く文化で、 少年少女のようなはつらつさを持った高 齢者が結構いると指摘された」というのです。 「このお国柄も、極端すぎるのは考えものだけども、悩むこと、夢を 探し追いかけることに年齢制限はなく、周囲が大人になり、さらに老い ていくスピードに合わせなくてもいいのだ…」と友人は締めくくってお りました。 アメリカ文化を一概に日本に当てはめることに抵抗があるのですが、 こればかりは、なにか心解きほぐされたのです。 暦の上ではあと半月で秋。 日はどんどん短くなっていきます。 今年もそうして終わっていきます。 土用の真っ最中ですが、今度はOさんちで土を叩いて、一緒に人生 について考えてみませんか??(苦笑) (大工風)
by uneme_tayuu
| 2007-07-23 08:26
| 暮らし暦
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