ようこそ竈の家へ
それほど辺鄙な田舎でもなく、にぎわう都会でもない。
何の変哲もないふつうの地方都市の外れに これまた取り立てて目立つわけでもない、少々荒れた空き家がある。 7年程主人を持たぬまま世間から忘れ去られたその家に、 一年前のある冬の日、怪しげな大工風職人が数人やってきた。 彼らは勝手口から中へ入ると、早々と目的のものを見つけ、無邪気に声をあげる。 「あ、あるある!」「意外とおっきいね」「よっつもある!」 しばらく嘗めまわすようにじっくり眺め、 それからまたさらに思い思いのことを口にする。 その後、彼らは、管理人である私の不安をよそに その目的のものを自由に且つ大胆に使い出す。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ それが、その家の『竈』に何年振りかで神様が戻った最初の日の様子。 そう、彼らは、私が管理する空き家に古い竈があることを聞きつけていて 竈でご飯が炊けるか試しにきたのだ。 祖母がまだ住んでいたときでさえ、寄り合いごと以外では ほとんど使われることがなかった竈。 本当にご飯が炊けるのか?どうやって炊くのか? みんな試行錯誤だったはずなのに、頬張ったご飯のふっくら美味しかったこと! みんなが味をしめた。一気に夢が膨らんだ。 いつの間にか「竈の会」と称して不定期に人が集まるようにまでなった。 これは、そんな仲間との活動を記録しようと立ち上げたブログです。
by uneme_tayuu
| 2006-01-30 08:35
| 竈の家紹介
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Comments(10)
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magnolia_tree at 2006-01-30 23:18
わー!ブログ開設、待ってました!!
コメント1号ですね!わーい。うれしいな♪ これからが楽しみです♪ (・・・と、いきなり31日はエキサイトのメンテナンスが入って しまいますが・・・) 昨日行った「美濃加茂市民ミュージアム」には昔の養蚕農家を 再現した家があり、そこにも竈がありました。 それを見て「画像で“竈コレクション”したいなぁ」と思い ました。
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かまど管理人
at 2006-01-31 09:39
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かまど馬
at 2006-01-31 11:11
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windy
at 2006-01-31 16:18
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かまど管理人
at 2006-02-01 08:36
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ホンとにどうして?って聞きたい。
>かまど馬さん、Zzz...がヒントですね!windyさんに聞いて長い長~いチャットルームの軌跡読ませていただきました。 ここはそんな風にはしないつもりです(笑)。
こんばんは。とある情報筋からこのページの存在をほのめかされて、ヒントをたよりにサーフィンしてきました。竈のある風景をまたまた見に行きたいと思います。26日の参加は多分無理ですが、又いつかの機会によろしくお願いします。ところで、ワタクシはだれでしょう?キーワードは、「D.O」(?)です。
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かまど管理人
at 2006-02-02 09:14
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kuma
at 2006-02-15 13:27
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かまど管理人
at 2006-02-17 09:42
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kumaさん、参加申し込みありがとうございました。
お土産に持ってきてくださるという天然の味噌、しょうゆで「焼きおにぎり」など いかがでしょう? ああ、想像しただけで舌なめずりしてしまいそう(笑)。 kumaさんのブログ素敵ですね。ぜひ続きを読ませてください。 興味津々! それから鉄瓶ですが、底に三つのぽち(名前忘れました)はありますか? 通常釜にはそれがあって、それがお湯が沸いたときに 「シュワシュワいう音」をたてるものだそうですよ。
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