小さな贈り物1月の竈の会のときのこと。 いつも遊びに来てくれるハルヤが私にハイと手渡してくれたもの。 "数珠玉" それは、実は、私が常々探そうと思っていたものだった。 去年のあるお稽古の日、お花の師範も兼ねているお茶の先生が 「花展に使いたいんだけど、この頃どこを歩いていてもみつからないのよね。」 そう嘆いていたのを聞いてから。 忘れていた数珠玉の姿かたちを思い出しながら、 「竈の家の辺りにならまだあるかも知れない。探してみよう!」 秘かにそう思ったのだった。 私の心を読んでいたかのように、小さな両手のひらに散らばったいくつかの数珠玉。 思わず叫び声を上げた私をみて、どこで見つけたかを得意げに話す幼い笑顔。 この子の家の近くにはまだ多くの自然が残されているので それほど珍しいものでもないらしく、 あんな、あんな、ウチの周りにいっぱいあるんやで! 嬉しそうに続けるその口調は、そんなに早く喋ったら咳き込むのではないかと 心配してしまうほど。 小さな顔いっぱいに広がる とっておきの笑顔に出逢えるのも、かまどの家が私にくれた贈り物。
by uneme_tayuu
| 2007-02-12 15:40
| かまど雑記
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