今日は夏至です。
「一年で最も昼が長く、夜が短くなるころ」です。
屋内で一日過ごして、夜だと思って外に出たのにまだ明るくて驚くこともしばしば。
でも今日からまた少しずつ、昼が短くなっていくのですね。
うちの食卓には時々、季節の野草などの天ぷらが出てきます。
代表的なものは春のタラの芽、美味しいですよね。同じく春にかまどの管理人さんからいただくふきのとうや甘草。
柿の新芽やビワの新芽。これからの季節は大葉。秋には紅葉。ちょっと変わったものでは椿の花、などなど。
こういったものを食べていると、昔の人ってすごいなぁとつくづく感心します。
今わたしたちが食べているものは、食べられるとあらかじめわかっているものです。
昔の人は、これにはどんな栄養素があって…とか科学的なことがわからなくても、経験を重ねて美味しいものや、体に良いものを見つけてくれているのです。
そういった観点から、昔から食べられていないものはむやみに口にしない方がいい、という説をインターネットの記事で見ました。
それは昆虫食、その中でもコオロギについて語られていました。
その記事を書いた人の個人的な説だったのか、はたまたどこかの学者先生の説の紹介だったのか、あいまいな記憶で出所も不明ですが、その説には一理あるかもと私は考えています。
もちろん、今食品として加工されているコオロギはそのために養殖されているものですので、おそらく問題はない(むしろ栄養価が高いと評価されている)はずなんですけどね。
時代は進み、物質的には豊かになっているのでしょうが、食に関してはあまり進化しない方が自分には合っているのかもと思う今日この頃です。
千鶴子