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清明号 -今日は旧暦 2月26日です-

 【清明】

今日は「清明」です。
清明とは「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略で、万物が清らかで生き生きとした様を表す言葉だそうです。


先日、沖縄へ行ってきました。

まだ沖縄へ行ったことがなかった20代の頃は「汗っかきだから暑いとこムリ?!」なんて思っていたのに、30代で初めて沖縄を訪れて以来その魅力にじわじわとハマり、今ではすっかり沖縄のとりこに。「もっと若いころから沖縄を知りたかった?!!!」なんて地団駄踏んでます(笑)

はじめは青い海などの景観や伝統工芸品などの文化的なものに興味津々だったのですが、何度か訪れるうちに、子供の頃に映画『ひめゆりの塔』を観たり関連書籍を読んだりしたことを思い出し、自分の記憶にあるキーワードを基に戦跡にも訪れるようになりました。

今回の旅行は戦跡めぐりを中心に計画し、いくつもの資料館や慰霊塔などをじっくりと時間をかけて見学しました。ガマ(石灰岩に出来た自然の洞穴のことで、戦時中はそれを防空壕として利用していました)の見学にも初めて行きました。
見学させていただいた南城市の「糸数アブチラガマ」は、病院壕として使用されていたガマです。今はただ静かに存在していて、体験できるのは当時の「闇」のみですが、多くの方がそこで亡くなったのは紛れもない事実で、また「声」「音」「におい」は一体どれほどのものであったのでしょうか。

沖縄には多くの米軍基地があります。それによって様々な住民運動が起こっています。TVやネットで目にする映像・情報は様々ですが、今回の私なりの平和学習で聞いたおじい・おばあの声は「戦争はもういやだ。基地は戦争のためのもの。日本だけじゃない、よそで起こる戦争にも加担してしまうよ。だから基地は要らない。」そういった平和を望む声でした。

 「沖縄行ってきた」と言うと「楽しかった?」と聞かれます。まあ沖縄に限らず、旅行行ってきたと言えばそう聞きますよね。今回は「充実してたよ」と答えています。

もし短時間でも、何かひとつ戦跡を訪れてみようかなと思った方には、豊見城市の「海軍司令部壕跡」はいかがでしょうか。那覇空港からも割と近いので行きやすいと思います。今回の旅行では割愛しましたが、私が沖縄への思いを強くし、その後も戦跡を訪れようと考えるきっかけになった所です。

沖縄へは何度行っても興味が尽きません。今回は戦跡中心の旅でしたが、普段はもっとお気楽な旅をしています。沖縄トークの相手求ム!
「清明」はつい「しーみー」と読んでしまう私です。

 千鶴子

by uneme_tayuu | 2024-04-04 08:37 | 暮らし暦 | Comments(0)
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