2023年大雪号「絵本原画展を見てきました」
大雪(たいせつ)=本格的に冬が到来するころ。山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もります。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。そんな時期になりました。今年の冬の降雪はどうなんだろうなあ。タイヤはそろそろスタッドレスタイヤに交換の時期に入った里山生活です。
先日、12月10日まで三重県立美術館で開催している企画展「絵本原画の世界2022-23展」に配偶者と一緒に行ってきました。
開催終了近くということからか平日にもかかわらず結構な人が足を運んでいました。
会場には絵本の原画がずらりと展示されています。「ぐりとぐら」や「はじめてのおつかい」「とらっくとらっくとらっく」とか小さい頃読んだ絵本の原画にたくさん出会えました。作者名は覚えていませんが「絵は案外覚えているもんだなあ」と小さい頃の記憶を辿りながらたくさんの原画やラフスケッチを鑑賞。こういう機会は脳みそのシナプスを随分刺激するんだろうな、とも妄想しました。来場者の方々見ている表情も比較的緩やかな感じで鑑賞しているのも特徴だったと感じました。エントランスには絵本を読めるコーナーでは展示に関連する絵本も読めるのでこちらも楽しめました。
また、同じ館内の柳原義達記念館では藤原康博「記憶の稜線を歩く」開催してます。シーツが青い色で描かれた写実的な世界が大きなサイズで目の前に迫ってきます。不思議な風景で「稜線」というところを意識すると鑑賞する時に面白さが倍増すると思います。この展示の広報用撮影を担当致しました。案内パンフレットも是非見てみてもらえればと思います。
県民ギャラリーでは飯野高校の作品展が行われていてこちらも若い人のエネルギーに満ち満ちていました。三重県の公募展などでも若い人の作品がもっともっと目に触れるようになれば良いのにな、と個人的には感じました。
個人的ですが少しお知らせです。
在住している三重県津市美里町で自主的に運営している写真のギャラリー「gallery0369」がこの12月で7年目、7周年を迎えました。
超マイペースでの開催ですがなんとか写真作家の方や来場者の皆さんのおかげで運営を続けてくることができました。今後もマイペースをな感じを崩さずに写真というメディアの多様性を見ていただいたり、写真と鑑賞者との接点の場としての運営を続けていきます。今後とも宜しくお願い致します。
その7周年を迎えるgallery0369で「村の記憶/まえとあと」とい私の写真展を12月15日(金)から開催します。
「村の記憶」の写真展はこれまで三重県内、東京、名古屋などで開催してきましたが自分のギャラリーで開催するのは初めてです。今回の展示では村の記憶/まえとあとと表記していますので、私が専門学校で制作した作品や非常勤講師時代に撮影した作品、「村の記憶」がNAGIに連載される前のプレゼンに使用した企画書、写真集製作に使用したダミー本、これまでに開催してきた写真展のDMやフライヤーなど、展示の時に使用した模型などを一緒に会場に展示する予定です。
2010年に三重県立美術館県民ギャラリーで開催した写真展や2011年に発刊した写真集「村の記憶」の発刊ではこのかまどメールに関わる多数の方にお力をお借り致しました。(その代表がこの竈メール配信担当の池山さんになります)改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。
7周年を迎えた個人運営のギャラリーによろしければ足をお運びください。
新暦ですが良き年末をお迎えください。
写真師松原