~白露~
台風の影響で天候の優れない今日この頃。刺すような暑さはなくなりましたが、湿度が高くて息苦しい日々が続いています。
皆さん体調崩されたりしていませんか。十分休養を取って夏の疲れをこれからの季節に残さないようにしてくださいね。
さてさて、我が家の里山のような庭(笑)では、蝉がすっかり鳴りを潜め、虫たちの大演奏会が始まっています。連日超満員の大賑わいといったところでしょうか。
ところがです、最近、カラスは鳴き声が聞こえないのです。
電線に一羽も止まっていないですし、車で近くを走っていても姿を見かけないのです。毎年6月下旬果樹園のビワが完熟する頃には必ず集団でやってきて一番おいしいところを食べ尽くしていったのに、今年はそんなこともなく朽ちた果実がいくつも枝に残ったままでした。カラスは一体何処へ行ってしまったのでしょう?
そういえば5月の中旬頃でしたか!竈の家の庭に一羽のカラスの死骸がありました。その時は深く考えもせず、可愛そうだから荼毘にふしてあげようと焚き火のところまで運んで枯葉や枯れ枝をかぶせておいたのですが、後から”もしや鳥インフルエンザでは?”と不安になりました。ネットで調べたところ集団で死亡していなければ心配ないと書かれていましたが、コロナウィルスと同様、弱毒化し致死率の弱まったウイルスが感染力を高め野鳥を襲っているのかも、と思うと怖くなりました。
スズメはいます。ムクドリも見かけます。カワウも川の中州に寛いでいます。なぜカラスだけが居ないのかが分かりません。
ゴミを漁るなど汚いイメージで忌み嫌う人も多いカラスですが、スズメなどと同様人間の生活に密着したかしこい鳥ですし、密かに害虫駆除などをやってくれていたりもしますし、何より八咫烏やワタリガラスなど世界各地で神様の使いだったり先導者として神話に登場するキーパーソン(キーバード?)なのですから、上手に共存共栄していけるといいのになと、胸の内でいつも思っています。
By かまど管理人