~夏至~
太陽が夏至点に到達し、昼間が最も長いのがこの日です。
日中のデスクワークを終えてから畑でもう一仕事できていた夕暮れの貴重な時間が、今日からまた段々と少なくなっていきます。真夏は日中の温度が高いので、この夕暮れの時間が農作業には最適なのに、なんで短くなるのかな? 毎年残念に感じます。
さておいて、今年は梅がたくさん採れました。
令和2年の梅ちぎりのあと、大きく伸びすぎた枝を幹ごと大胆に剪定したため2年間はほとんど実をつけませんでした。もちろん梅見もできず。
が、その間梅はしっかりエネルギーを蓄えていたのでしょう。体力を回復した今年は肌艶の良い、南高梅のような大きな実をたくさんつけてくれました。小梅でさえこれが小梅?と思うばかりの大きさです。
青梅のうちにシロップ用の梅をもぎ取り、黄色く熟して枝から落ちた梅はきれいなうちに拾って塩漬けに。拾っても拾っても、夕方畑にいくと「今日落ちました」という完熟梅が現れるので、これ以上は買わないぞ!誓った保存便を買い足して(笑)、最後はハチミツ漬けを作りました。
友人数人にもお声掛けして好きなだけちぎってもらったのですが、我が家の分だけでも12?近く、十分すぎる量になりました。
今は畑にバラバラと自生している赤紫蘇を一箇所にまとめて、梅干し用に大きくすることに精を出しています。
季節仕事に待ったは効かず、常に自然や天候に合わせ、寄り添って仕事をしないといけないのが難しく、また手間のかかることですが、やらなかった2年間より今年の方が満たされた気分なのは梅仕事が暮らしの一部になっていたからでしょうか。目覚め一番、保存便を眺めて梅酢が昨日より上がったなと確認するのが近頃もっとも至福の時間です。
By かまど管理人