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清明号 -今日は旧暦 閏2月15日です-

~清明~  清明とは万物が清らかで生き生きした様子を表す「清浄明潔」を略した言葉だそうです。いつの間にか寒さが和らいで、日中は汗ばむ季節となりましたね。桜も早や葉桜です。庭や畑に竈の家にと、毎日どこかの地面に触れるのを日課にしているのですが、昨日はまだ小さくて摘むに足らないと思っていた(私にとっての)雑草が、今日はびゅっと背丈を延ばし存在感を示しているのを目にして驚かされることがよくあります。雨も降っていないのにです!(雨の翌日は目も当てられない状態になります)  草木が生き生きと輝き出す季節というのがまさにぴったりの「清明」です。そんな芽吹きの春のですが、今年は嬉しいことがありました。  なんと、実生の桜に花が咲いたのです。  たった7輪、されど貴重な7輪です。  いつの頃だったか、庭木と庭石の狭い空間に自然生えした木が桜だと気付いて、気付いた当初は施肥をしたり、根切りをしたり、早く花が咲くようにあれこれ試したりしたものです。全く成果が出ず、時期が来るまで待とう! と決めてからも相当な年月が経ちました。ここ数年は半分以上期待せずだったので、茶緑色の葉っぱの間から白いものが見えたときはまさか! とびっくりしました。時期が来ればちゃんと花が咲くんですね。一口に草木と言っても樹木は人よりも長寿。人間がおぎゃあと生れてから独り立ちできる知恵や技術を身につけるまでにも相当に長い年月が必要です。同じように長寿の樹木が花を咲かせるのも一朝一夕にできるものではなく長い年月が必要なんですね。すぐに効果が出ないからと言ってバッサリ伐り倒さなくて本当に良かったです(私ではなくて、割と身近にそういう人がいます(苦笑))。待つことの楽しさが実を結んだ瞬間でした。来春はどれくらい花を咲かせてくれるでしょうか。ソメイヨシノのような薄っすらピンクではなく真白な花びらでした。なんという種類なのか桜の品種も気になるところです。 By かまど管理人  

by uneme_tayuu | 2023-04-06 10:52 | 暮らし暦 | Comments(0)
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