人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小寒号 -今日は旧暦 12月 3日です-

~小寒~

新暦新年あけましておめでとうございます。
本年も竈の家とかまどメールをよろしくお願い致します。

さて、皆さん、今年は初詣に行かれましたか?

元旦は雪の積もる寒~い一日でしたが(私の住む地域)、二日からは暖かいお出かけ日和が続きました。
全国の大きな社寺は「分散参拝」を呼びかけていましたが、規制も緩和され、在所に帰省する人も多く、家族が揃っている三が日のうちに初詣という方は案外多かったようで、各地の神社お寺とも、コロナ感染真っただ中の昨年に比べるとそれはもう大賑わいでしたね。

ところで、新聞で知ったのですが、この初詣の歴史は意外と浅いのだそうです。

江戸時代は「恵方参り」と呼んで、その年に神様が来臨する方角の神社に出向き、多くの人が思い思いに神社を参拝する今のスタイルは、明治に入ってから、鉄道各社が集客のため郊外の寺社を宣伝した結果、庶民の娯楽として定着したのだそうです。(出典:「初詣の社会史」(平山昇著))
なるほど、そうでしたか!

子供の頃からずっとそうだったから昔からの伝統だと思っていたことが、実は戦後生まれの新しい習慣だったり、家の独自のルールだったりすることって時々ありますよね。
何年か前に気がついたのですが、私の住む地域では、「神棚祭」といって、年末に産土神社の神主さんが、各家庭の神棚をお祓いして、来年のその神社のお札と神宮大麻を届けて回ってくださいます。
小さい頃は神主太鼓の音で「でんでんさんが来た!」とか言っていたもので、どこでも年末の行事としてあるものと思っていましたが、地域によっては、神宮大麻を希望者だけに配って神棚のお祓いもない、というところもあるようです。
それを知ったときは、今は神棚のない家庭も多いからかなと思っていましたが、よくよく考えるとこの「神棚祭」もいつ頃からの習慣か、どの地域で行われているものなのか、一考する余地がありそうです。

おかげ様で急いで初詣に行く必要もなく、年始をのんびりと自宅で過ごせているのは有難い話ですが。

最後になりましたが、今年の恵方はご存知ですか?

今年は壬(みずのえ)の方(北の方角を三等分して左・中・右に分けた、その左の方角)です。よくわからない方は暦の方位吉凶図に詳しく載っていますので、どうぞご確認を。

 By かまど管理人


by uneme_tayuu | 2022-01-05 08:34 | 暮らし暦 | Comments(0)
<< 大寒号 -今日は旧暦 12月1... 竈の家の家事仕事:2022年1月 >>