霜降号 -今日は旧暦 9月 7日です- 霜降(そうこう)
秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できます。初霜の知らせが聞かれるのも大体このころで、山は紅葉で彩られます。 コートや暖房器具の準備など、この頃から冬支度を始めます。(日本の行事・暦より)
雨上がりの三重県津市美里町です。これから寒くなってくるような感じですね。 移住してから16年ほど、なんとなく次の日の天気などもある程度の範囲ですが当たるようになってきました。 雲の動きや夜空の星、朝焼け、夕焼け、風、湿っぽさなど…そういうモノを見たり感じたりすることで翌日の天気などがある程度判断できるようになって来たように思います。 もちろん大外れもあるわけですが…
その移住している築80年が経過した古民家ですが、あるとき数日間降り続いた大雨のあと、土壁が雨漏りと、樋からあふれる雨水でじわじわ流されていて、いつの間にか外が見える状態になっていました。「これはエライコッチャ!」である。
みなさんもよくご存じの大工のIさんに緊急事態! を伝えて壁の修繕と共に他の傷んでいるところもいろいろと見てもらいました。
昭和の時代に増改築をした古民家のさまざまな部分は日の当たらない その大工さん(私は古民家Dr.と呼んでいる)曰く「風通しが悪すぎるんだよね。昭和の時代に見てくれだけで増改築した物件の悪化した場合の状態はほんとに悪いことが多いんだよ。」と話してくれた。増改築時にベニヤ材などを使用したりして風通しのことを何も考えずに施工された例が多いのだそうだ。 「気密性を無理に出そうとすると施工時は良いかも知れないが古民家という建物の性質上、気密性を上げると長期間で影響がいろいろと出てくることが多い。」
「風通しを良くすること。」これが長くいい状態で住み続ける為に必用なことだそうだ。これは高気密の逆ですね。何年も古民家修繕や石場建ての建築の経験豊富な大工さんから説明を受けると説得力に厚みを感じます。これから来る冬も「風通し良く寒く過ごす。」家の為には少しは我慢するところも必用なようです。今年だと「密」を避けることもできそうです。今回の学習は「古民家の改修を考えている人は経験豊富な人に聞いてみる」のが一番良いよ、ということ。 (ちなみにその古民家Dr.はこの竈メールの執筆担当で世話役のI大工さんです。)
長期的な修繕計画で築80年の古民家を少しでも保たせていけるようにしてゆきたいと思います。財布との相談もしながらになりますがね。専門家というより経験値の豊富な人が近くにいてくれて本助かりました。 「むかしはこんな感じで直しながら住み続けたんだろうな。」と想像しながら古民家Dr.にいろいろ教えてもらう日々が続きそうです。
おしらせですが、その古民家の下にあるギャラリーgallery0369では現在三重県の銭湯を撮影した写真展を開催しています。 ご興味ある方はgallery0369で検索してみてください。
さて風呂入って暖まろ。
写真師松原
by uneme_tayuu
| 2020-10-24 14:21
| 暮らし暦
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