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大雪号 -今日は旧暦 11月11日です-

早いもので、新暦ではもう12月。

まだ今はそうでもないですが、日に日に追い立てられるような忙しない気持ちになりそうで、年末ほど平常心を忘れないでいたいものです。


先日、ふとした拍子に車をこすってしまいました。

焦っているつもりはなかったのですが、振り返って考えると、いつもの時間に行かなくては、と心のどこかで思っていたかも知れません。

近年わりと慎重に、車をぶつけたり事故でも起こしたら・・、転んで怪我でもしたら・・、常にあらゆる場合を想定して行動していたつもりなのですが、この秋以降、手首の骨折、車の擦り傷と、続けざまに災難に見舞われてしまいました。


そんな落ち込みそうな状況の時我が家の会話にいつも出てくるのが、母が元気だったころの口癖「大難が小難ですんで良かった。神様のおかげやに。」という言葉です。信心深かった母は何かにつけてこの言葉を本当によく口にしていました。

人によっては「都合のいい考え方だな」と笑うかもしれません。私も若い頃は「また言ってる!」と笑っていたものです。

でも確かに軽い怪我ですんだのも、相手方のいない事故だったのも不幸中の幸い。本当はもっと大きな災難を受けるはずだったのに小さな難ですんだのは、老いた母に代わり神棚をおまつり続けている功徳かもしれない、真剣に考えてしまいました(笑)。


この「大難」と「小難」、愛用している古い故事ことわざ辞典では『大難が小難』としか載っていませんが、ネットで検索するとさらに続きがあって『大難を小難に、小難を無難に』となるそうです。宗教関係者の説法などでも使われているようで、信仰や信心の対象としては日本人に神様も仏様も違いはないようですね(笑)。


さて、せっかく小さな災いで済んだのに、年末に向けて新たな厄災に見舞われてはたまりません。一層気を引き締めて、一年を締めくくりたいと思います。皆さんも、事故や怪我などくれぐれも気をつけて、良き年末年始をお過ごしください。

 By かまど管理人


by uneme_tayuu | 2019-12-08 07:39 | 暮らし暦 | Comments(0)
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