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小雪号 -今日は旧暦 10月26日です-

先日、母親と2人で東京へお出かけしました。目的は、母親の友人に会いに行くことです。

母親がその友人と会うのは10年振り、東京への訪問は15年以上振りです。

母親は今年77歳。

まだ10代の頃、専門学校在学中に青森県で大火があり、先生の呼びかけで、同じ専門学校の青森校へお見舞いの手紙をみんなで書いて送ったそうです。そして母親の手紙を受け取り、返信をくれたのが今回の友人。

以来2人は文通を始め、その友人は卒業後青森から上京し東京で就職され、20代の独身の頃は東京と三重をお互い何度か行き来したそうですが、その後は年賀状のみのやり取りが続いていました。

普段は自分から遊びの誘いなどしない母親でしたが、私が仕事を辞めてぶらぶらしていた時に「東京の友人に会いたいから連れて行って欲しい」と頼まれたのが前回の東京訪問でした。

前回は実に38年振りの再会!待合せの上野駅の改札を抜けて2人が顔を合わせた瞬間、お互い少女の様な笑顔で再会を喜び合っていた光景は今でも忘れられません。

それ以来また親交が密になり、その友人と母親は一緒に旅行したりもしていたのですが、その後お互いの予定がなかなか合わなくなり、10前に会ったのが最後になっていました。

「また会いたいわ」何年もそう言いながら、友人の体調を気遣って訪ねていく日を決められない母親。このままではいつまで経っても会えないじゃないの……、そう思い、多少強引ではありましたが、私自身の都合で日程を決めて今回の東京行きを決行しました。

結果、母親の友人も再会を楽しみに体調管理に努めてくれたとのこと、無事再会出来、一緒に観光したりおうちにおじゃましてゆっくり語らったりと、有意義に過ごすことが出来ました。

母親と同じくお見舞いの手紙を書いた専門学校の同級生の方々は、誰も文通が続かなかったそうです。もし母親が手紙を書いていなかったら、もし受け取ったのが違う人だったら、もしその人が上京していなかったら……。

2人をつないだご縁と重ねてきた時を思うと、とても感慨深いものがありました。

 千鶴子


by uneme_tayuu | 2019-11-22 13:01 | 暮らし暦 | Comments(0)
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