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寒露号 -今日は旧暦 9月10日です-

「寒露」(かんろ)


露が冷気によって凍りそうになるころ。雁などの冬鳥が渡ってきて、菊が咲き始め、蟋蟀(こおろぎ)などが鳴き始めるころ。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明している。

(ウィキペディアより)


大型の勢力の台風19号が迫ってきていますね。この週末ちょうど日本列島を縦断する感じだと予報が届いています。

秋のイベントなども多いこの時期、自然災害への心配と共にイベントの開催をどうするか? 予報を聞きながら判断をどのようにするのか迫られている方も居ると思います。日本への上陸は避けられないと思いますが、少しでも影響が少なくなることを祈ることしかできないのも自然現象、と感じています。私も秋の幻灯会という演目を控えているのでもちろん人ごとではないのですが……。今後の進路に注意を払いたいと思います。

先日写真関係のイベントに出席のために台北に行っていました。そのイベントの帰路、空港に向かう前に宿近くの界隈を歩きながら老舗の台湾のお茶屋さんに立ち寄りました。(偶然にも地球の歩き方という本にも載っていたお店でした)

120元の冷たいお茶を呑むために通りに面するカウンターの立ち飲み販売に寄ったのですが、そのお茶ができあがる待ち時間に日本語で「こちらへどーぞ」という店主の言葉に誘われて、店内に入ってみました。流暢に話す日本語で「あなたはどうして台北に来たのか?」などの質問に答えながら(台湾では日本語が話せる人も割と見えます)「先にその20元の冷茶を飲みなさい。飲んだらそれとは違うもっと美味しいお茶を入れるから。」と話してくれたので、言われたとおりにその20元茶を飲み干し、その後阿里山と呼ばれるところで収穫された「高山烏龍茶」というお茶をいただいた。

透明な急須でお茶の出る様子をじっくりと見せてもらいながら先ずは匂いを嗅ぎそれからちょうど利き酒をするような感じで空気と混ぜながら音とジュルルと「日本だったら行儀が悪いといわれますね。」と言われながら味わう。冷茶とは全く違う別物のお茶の味が口の中に広がり、数杯いただくとなんだかリラックスというかホワーッとしたような感覚になりました。

沈静作用というようなものでしょうか身体が落ち着いていく感じでした。珈琲を飲んだときともお酒を飲んだときとも違う、こういう感覚をリラックスというのか、などと感じながらとても良い感覚だったので自分で飲むためにそのお茶を購入しました。

いつも旅先ではバタバタとすることが(国内の日常でもバタバタしていますが)非常に多いのですが、何のご縁かわかりませんが、たまたま入った老舗お茶屋さんのおかげで短時間でしたがリラックスすることができました。

イベントも多いこの時期、少し休息時間もとりながら秋の時間を過ごしましょう。

人それぞれの方法で一息つくことは、思考の切り替えのためにも忙しい時ほど必要です。

というお話でした。

お付き合いありがとうございました。


 写真師松原


by uneme_tayuu | 2019-10-08 08:48 | 暮らし暦 | Comments(0)
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