立冬号 -今日は旧暦 9月30日です-先日、鈴鹿市若松にある「大黒屋光太夫記念館」を初めて訪れました。 自宅から車で10分ほどの距離で、以前から興味はあったものの近いからいつでも行けるという思いから、ついつい先延ばしにしてしまっていたのです。
三重県北勢地域にお住まいの方なら、大黒屋光太夫の名前を耳にしたことがある方も多いのではないかと思います。ざっくり説明させていただきますと、江戸時代に廻船業に従事した船頭で、白子港から江戸へ向けて出港しますが途中嵐に遭い、当時のロシア領アリューシャン列島へ漂着します。ここから日本への帰国を嘆願するために広大な大陸を横断し、女王エカテリーナ2世への謁見が叶い帰国許可を受けます。日本帰国後は幕府の手配により江戸で暮らし生涯を終えました。
道路の案内看板に従って(多少迷いながら)たどり着いた記念館は、こじんまりとしたものでした。入場は無料です。有料の施設だと思っていたのでちょっと得した気分です(笑) 中に入るとすぐ受付がありパンフレットなどの資料が手渡されました。 スリッパに履き替えて展示室へ入ります。展示室は1室のみでしたが、空調も照明もしっかりしていて、この建物が専用に建てられたものだということを実感しました。 今は特別展が開催されていて、その特別展のパンフレットも立派なものでした。
訪問者がお金を使わないということは、運営は税金(鈴鹿市)によるということなのでしょうね。地元の偉人であり文化的な意義があるとは言っても、税金の使途には市民の理解が必要でしょうし、小さな施設でも(それとも小さな施設だからこそ?)起ち上げること・存続していくことというのは、実はとても大変なことなのかもしれません。
この記念館は平成17年に開館したそうです。興味があると思いつつも、13年後の初訪問。 気にはなっているけれど行ったことがない施設や土地など、他にもまだまだたくさんあります。そういった所に少しでも足を運んで「興味がありますよ」ということを行動で表していきたいなぁと思いました。
千鶴子
by uneme_tayuu
| 2018-11-07 21:25
| 暮らし暦
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