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小暑号 -今日は旧暦 5月24日です-

 函館の知人

小暑を迎えました。暑さが本格的になる時期ですが西日本を中心に豪雨の被害が出ています。

昨日私は大阪にいて、淀川の泥色に濁った水量をみて恐怖感に襲われました。

まだまだ雨は降り続くようですので慎重に行動してゆきたいと思います。

そんななか、西日本の知人達の無事確認がSNSを通して確認できるのは非常にありがたいと感じます。

日常であたりまえのように使用している機器の恩恵を感じた瞬間でもありました。


先月末5日間ほど函館から同年代の来客が来ていました。美里にあるgalleryでの写真展開催のために滞在してもらっていたのです。

滞在中毎日遅くまで酒を交えながらそれぞれが現在住んでいる北海道、三重の話や写真の話などを時間ある限り話していました。

古民家の網戸を開けながら空調のない部屋という環境はとても良いシチュエーション、50代の2人がじっくり話をすることができました。

滞在最終日の夜には近所の劇場主(北海道出身)も交わり3名で更に深い話ができました。


さてその話の中ではっきりと残っている言葉が「リスペクト=尊敬」という言葉。

リスペクト=尊敬という意識があるかないかで話の奥行きがかなり変化するということです。

それぞれがリスペクトしている存在を意識して、またお互いをリスペクトできるように意識してゆく。

しばらく忘れていた感覚を北の国の友人が引っ張り出してくれたようです。

50代に入りそのような話をする為に時間を作ることも大事なことだと痛感しました。(時間作らないとそのような話もしないだろうし)

人生100まで生きる(笑)!! としてももう半分は過ぎてしまったわけで、いろんなことの「奥行き=パースペクティブ」をできるだけ感じながら生きてゆきたい、と思うようになり、日常時間が静かにざるで水を切る感じであっという間に過ぎてゆく中、多少は時間の流れを変えたりすることも必要なことだな、と感じた日々でした。


竈の家など古民家で語り合うのも悪くないですよ。

先人達の刻み込んだ時間経過が染み込んでいるのも話を濃厚にしてくれるエキスがでているのかもしれません。


さて自分の住んでる古民家の台所が水道故障ですのでそちらのメンテも進めます。

古い分傷む部分とも付き合うことも避けて通れないのです。

雨ですが新暦の七夕の夜。今宵どんな願いを星に託すとしましょうか。



 小暑担当 写真師松原


by uneme_tayuu | 2018-07-07 19:03 | 暮らし暦 | Comments(0)
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