大寒号 -今日は旧暦12月 4日です-
大寒 〜厳寒を感ず〜
皆さん、「左義長(さぎちょう)」って知っていますか? 私には毎週末楽しみにしている新聞のクロスワードがありますが、その先週のクイズの設問に『どんど焼き、さいと焼きなどともいわれる、小正月の火祭りの行事』というのがありました。 答えがまさに「サギチョウ」なのですが、その時まだ左義長を知らない私は、どんど焼きはどんど焼きじゃないの?他に言い方ってあるのかしら? 設問の答えは空欄のままでした。 それから数日、このかまどメールを書くにあたり、歳時記などをパラパラとめくっていて図らずも「左義長」の欄を見つけることができました。 その歳時記によると、左義長はもともと、平安時代、宮中の清涼殿で行われていた、青竹を束ねて立て、毬杖(ぎっちょう)という毬を打つ長柄の槌3本を結んだ上に扇や短冊を置いて、陰陽師が謡いはやしながらそれらを焼く“悪魔払いの儀式”で、それがいつしか民間に広まって、一年の初めに正月飾りを焼いて、無病息災、五穀豊穣を祈る行事となったそうです。 小正月の早朝から火を焚きはじめ、立ち上がる火の中に、前年の煤払いで下げたお札、正月に飾ったしめ縄飾り(我が家ではしめ縄も一年中飾りますから前年の)や門松、書初めなどを燃やします。 その火で焼いた餅や団子を食べると、その年は無病息災で過ごすことができるそうです。また、左義長で焼いた書初めが高く舞い上がると習字の腕が上がるという言い伝えもあるそうです。 いや、全く知りませんでした(汗)。 もちろん、地域によって、どんど焼き、道祖神祭り、三九郎焼き、鬼火、オンペ焼きなどと呼ぶところもあるそうで、左義長を知らなくても問題ないとは思われるのですが、恥ずべきは火祭りのその意味です。不要になった古いお札を焼く行事とういだけでは、次世代に日本の伝統やしきたり、年中行事を正しく伝えていくことなどできません。 今回左義長を知ったことで、クロスワードの空欄はほぼ埋めることが出来ました(笑)。 伝統やしきたりについても、改めて学習し直す機会を得たようで、新年幸先の良いスタートです。 By かまど管理人
by uneme_tayuu
| 2018-01-20 11:07
| 暮らし暦
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