春分号 -今日は旧暦 2月23日です-
寒い寒いと思っていたのが嘘のように、暖かい日が続いています。
先日の夜サロンの帰り道も、深夜というのに切るような空気の冷たさな どなく、春の気配が漂う心地よい夜半でした。見上げた空の星の位置は すっかり移動して春の星座に様変わり。それもそのはず、いつの間にか 春も中日、今日は春分なのですから。 つい先ごろ、歳若い友人とランチをしていて、お墓参りの話が出ました。 「年配の方って毎日お墓に行かれますよね。古市さんは行かれます か?」言われて、はっと一瞬、言葉に詰まってしまいました。 年配者に思われたことに動揺したのではありません(笑)。 “そういえば年末からしばらく行っていないな!“ と思い出したからです。 元々そんなに小まめにいく方ではないですし(毎日なんてとても無 理!)、特に冬場は寒いので足が遠のくのですが、2月は父の命日があ るので、必ず一度は参っていたのですが、すっかり失念していました。 お彼岸を前にそんな話が出たのも何かの暗示でしょうか。 この原稿を仕上げたら、日の高いうちに早速お墓に参ることにします。 ところでこの、お彼岸の風習、仏教に由来するとは言うもののインドや 中国では見られない習わしだそうですね。 彼岸と此岸の近いこの時期に西国浄土の先祖に思いをはせ、その年の豊 作と子孫の加護に感謝しつつ、祖先の供養をする。これはこの時期が、 春の農耕の始まる時期と秋の豊穣を祝う時期に重なることから定着して いった日本の独自の風習で、彼岸会の法要が仏教とは縁のない土着信仰 に基づく行事と共に行われる例も各地で多くみられるようです。 自然と争わず融合する心を持った日本人の気質からくるのでしょうか。 近頃はパワースポットブームで神社に参詣する方が増え、お伊勢さんな どいつ行っても多くの人で賑わっていますが、お彼岸にはやはり「お墓 参り」。皆さんもぜひ、ご先祖様の供養、忘れないで頂きたいものです。 By かまど管理人
by uneme_tayuu
| 2017-03-20 08:15
| 暮らし暦
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