霜降号 -今日は旧暦 9月12日です-
かまどメールの時間です。霜が降りる気配がない暖かい秋の朝、かま
どメールを書いております。しばらくお付き合いいただければ幸いです。 私が三重に移ってきて丸一年が経ちました。生まれて始めて米づくり のすべての行程を経験しました。新米の美味しさったら、自分が手間を 掛けたことも加味して、しみじみ噛み締めました。 お米作りを経験して知ったことを書いてみます。 稲は手間がかからない 田植えをしてから稲を刈るまで、稲に触ることはまったくありません。 トマトのように脇芽を摘んだり、支柱に結わえたり、そんな手間はかか りません。人間がすることは、田んぼの水を切らさないようにすること と、まわりの雑草を刈ることだけです。稲は勝手に大きくなり勝手に穂 を出し実を結びます。(田んぼに生える草をどうやって押さえるかには いろいろな方法がありますが、これは次の機会に書きます。) 三等米でも美味しい 今年は籾の汁を吸う虫が多く、玄米にしたら変色した粒が目立ちまし た。たまたま農協の人に見てもらったら、三等米との評価。流通に出し たら非常に安い価格でしか売れません。これは見た目だけの判断です。 精米して炊いたら真っ白な綺麗なお米で、炊いたら甘くて香りもよく、 ほんとに美味しいお米でした。農薬を使い虫を駆除すれば等級は上がり ますがそんなことはするつもりはないです。 新米の美味しさの秘密 これは単純な話です。採れたての新米だけを炊く、これだけです。混 ざり物なし。流通段階で間違えて産地や産年の異なるものが混ざること はありませんから。 閑話休題。育てたお米をみなさんにおいしいおいしいと食べていただ き俄然やる気が出て、山の水が直接入る泥田を1.5反借りて来年も米づ くりに励むことにしました。今年は、梅雨のはじめの少雨、秋の長雨が 影響しましたが、来年は良い天候に恵まれますように。 なかや
by uneme_tayuu
| 2015-10-24 14:36
| 暮らし暦
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