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小暑号 -今日は旧暦 6月11日です-

小暑

今日は小暑。
梅雨が明け、暑さが本番になっていく時候です。
そして、今回は七月七日の七夕にあたります。

「毎年ほぼ決まった天気になる」特異日として
有名な日ですが、やはり、今年も三重は雨模様。

たまたま、「竈の家」を利用させてもらう日程と重なったため、
今日のこの原稿は「竈の家」の中で書いています。

雨でしっとりとした空気が
通り土間をゆるやかに抜けていきますが、
木々や草が生えている庭からの空気は
湿り気を帯びていながらも、
朝の今の時間はほどよく涼しく、心地よいです。

この「竈の家」の伝統的な木造建築の造りもですが、
緑のある庭の環境も、この心地よさをつくっているのですね。

この頃、自分が子どものころの環境と引き比べて
どんどん「土の露出」が町からなくなっていっている気がします。

土ぼこりのたつ道路はアスファルトで固められ、
駐車場にする庭のスペースはコンクリートが引かれ、
歩道にも土のあるところはどんどんなくなり……。
いま、道路で土があるのは、私道のほかは
ほとんど人の通らない林道くらいに
なっているように思います。

この「土の露出がぐんぐんと減っている環境」が
私たちを取り巻く湿度、気温、風……
そしてそれらが生み出す自然現象、自然災害に
結びついているかもしれないと思いました。

最近の「異常気象」は、
こういったものが原因なのかも……。
そう思うと、個人個人で「知らずに加担していること」、
逆に言えば、個人個人で「控えることで、解決の一助ができること」、
なのかもしれません。

事実はわかりませんが、
環境の変化は、何らかの自然のサインであるはずです。
竈の家の、昔ながらの「雨上がりの湿り気の心地よさ」に
ふっと、そんなことを考えた朝でした。

emix
by uneme_tayuu | 2014-07-07 11:32 | 暮らし暦 | Comments(0)
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