立夏号 -今日は旧暦4月 4日です-
先日、かまど仲間の持ってきてくれたチラシで知って
「摘み菜料理」を体験してきました。 手にとった瞬間「あっこれだ!」と直感したとおり “野の花を食べる“、まさにやりたかったことの一つでした。 野草というと苦かったり酸っぱかったり アクの強いイメージでいた私ですが(多分皆さんもそうでは?)、 講師の先生は、小さい頃からお母さんと野草を摘むのが好きで 四半世紀以上も前から摘み菜の創作料理の研究を始め 17年前には『摘み菜を伝える会』を発足し、以降伝承活動を ライフワークとされているベテラン中のベテラン 指導のもと作られたお料理は、苦いどころか、酸っぱいどころか とても野草を食べているとは思えない 華やかで香り高いものばかりでした。 参加した誰もが畑の雑草としてしか見ていなかった野の草花 それがこんなに美味しく食べられるなんて! 3月11日の震災以降、当たり前だと思っていたエネルギーインフラが 磐石でないことにみんなが気づき 経済最優先できた戦後日本の価値観が揺らぎつつある そんな話題が、竈に人が集う度に会話の中心になりつつある昨今 自給自足のための畑作りまで始めた「竈の会」ですが さすがに今回は驚きました。 何せ、摘み菜=すぐに食べられる素材、ですからね。 街の中でも山野でも、身近に生えている食べられる草木の、柔らかい 部分を、道具を使わずに手で摘んで、調理していただくという 知識さえあれば誰でもすぐにできること。 一番の利点は、野草はとても成長が早いので毎日が収穫日。 野菜のように育てなくてもいいんです。 これもある意味大きな価値観の変換でしょうか。 戦後の食糧難の時代でも見直されることの少なかった野草の価値を 改めて知る機会となったのですから。 参加した仲間の間でも「うん、これは使える!」と 三人が三様、さっそく先生のサイン本までゲットして(笑)。 お餅つきや味噌作りにプラスして、摘み菜料理を広めるイベントが 竈の家で新たに展開される日もきっとそう遠くないことでしょう。 By かまど管理人 ※「摘み菜料理」講座は三重県大台町の 大杉谷自然学校(http://osugidani.jp/)で開催されたものです。
by uneme_tayuu
| 2011-05-06 11:11
| 暮らし暦
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