立春号 -今日は旧暦12月21日です-
2月4日は二十四節気の「立春」。暦の上では春に入ります。
角川学芸出版編「俳句歳時記 第四版 春」には、「寒気のなかに もかすかな春の兆しが感じられる」との記述がありますが、最近の気 候は、温暖化などの影響なのか、妙に暖かい日が続いたかと思うと突 然凍えたり。季節の嬉しい変化をかぎ取る、というより、ついつい地 球環境の恐ろしい変貌を予感してしまいがちです。 どうか、日本本来の四季の趣を感じていられる時代が少しでも長く 続きますように。そうそう、そのためには私たちも、省エネとかエコ とか、普段の生活でささやかな努力が必要なのでしょうね。 今回は、かまどの会の皆様に共感していただけるような立春の句は ないかなあ、と探してみました。 茶箪笥へ射す日が折れて春立ちぬ 菖蒲あや (※菖蒲あや(1924~2005)=女性俳人) 畳から足裏に伝わる感覚はまだ冷たいけれど、ふと見れば陽の光が すうっと部屋の奥に据えた茶箪笥にまで届き、当たって方向を変えて いく。ああそうか立春だ・・・。私なりに解すると、こんな発見の喜 びといったところでしょうか。 そして「茶箪笥」。懐かしい響きです。古い物を愛し、日々の生活 を大切にされている「かまど」の皆様に、こんな一句でほっこりとし てもらえれば幸いです。 (紘)
by uneme_tayuu
| 2010-02-04 08:56
| 暮らし暦
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