<   2014年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧

穀雨号 -今日は旧暦 3月21日です-

今日は穀雨、
春雨が穀物の生長を助ける
恵みの雨として働く頃ですね。
ここのところ、田舎道を走っていると
田んぼの準備が進んでいくのを目にしていました。
農に携わるみなさま、お疲れさまです。

そして、そんな農作業を横目に見ながら
私のほうは、山歩きのかたわら、山菜採りを。
フキノトウにはじまり、カンゾウ、ワラビと来て、
今は期間の長いヨモギやタラ、ユキノシタ。
使うぶん、おすそわけを持っていくぶんを、
ちょこちょこっと、少しずつ。
気前のよいお山の、お世話になっています。

今回、タラの芽を求めて山を巡る中で、
ひとつ、ショックを受けたことがありました。
「ここにタラの木があったはず」と向かった先で、
すべての芽をとられて丸坊主になった木が
いくつもいくつもあったのです。

タイミングがありますから、誰かに先を越されて
摘まれちゃうことは、仕方のないこと。
私だって、そこはおあいこです。

でも、すべての芽を摘まれてしまうと、
タラの木は、まるごと枯れてしまいます。
枯れるということは、来年は採れないということ。
年々、あたらしい木が生えるといっても、
そんなサイクルを繰り返していけば、
いつか山から絶えてしまうということ。

採った人は、たぶん、故意ではなく知らずに
「わあ、たくさんある」と純粋に喜んで
採っていったのでしょう。

日々、山を見守っている地元の人に聞けば、
今までにもそうやって、
植物たちの回復力を上回る採りかたをされ、
多くの山菜、野草の群落が消えてしまったそうです。
「自分たちには当たり前の『加減』だけど、
集落の外の人や、ふだん山に入らない人は
いつもの様子を見てないから、
その案配がわからないんだろうなあ」と
ため息をついていました。

それを聞いて、決心しました。

みんな知ってるかもしれないと思うことでも、
言わなくてもわかっていると思われることでも、
不幸にも、それを知る機会が
すっぽり抜け落ちてしまっている人は、存在する。

だから、大事なことは、念のため、くどくどと、
隙あらば、いろんなところで、繰り返して言おう! と。


……と、いうことで、
ご存じのかたには「知ってるよそんなこと」ですが、
どうか、お付き合いください。
そしてよろしければ、同じく
「念のため、くどくど」言う人になっていただいて、
今後の「山菜のある豊かな暮らし」のために、
ともに理解の裾野を広げていただければ幸いです。

「タラの芽は、全部とると、木が枯れる。
必ずひと枝にひとつ、脇芽を残すこと!」

・・・

ふと、似たお話として思い出したので、
星野道夫さんのエッセイ『長い旅の途上』の中で
聞き書きされている
アラスカ・アサバスカン・インディアンのかたの
エピソードをご紹介して、終わりにします。

このお話の中の「運が悪くなる」は、漠然としているようで、
明確な因果のような気がしています。


「子どもの頃、おばあさんとブルーベリーを摘みに行った時のこと。私はひ
とつひとつの実を摘むのに疲れてしまい、いっぱい実がついている枝をそ
のまま折って、おばあさんに持っていったの。その時、こんなことを言われ
たのを覚えている。“ブルーベリーの実はもうそこにはできないよ。そしてお
前の運も悪くなる”」

  (emix)
[PR]
by uneme_tayuu | 2014-04-20 13:23 | 暮らし暦 | Comments(0)

清明号 -今日は旧暦 3月 6日です-

桜が満開の季節になりました。この週末はあちこちでお花見イベントが開
催されることでしょう。
私の果樹園(と、呼んでいるところ)でも、シンボルツリーの桜が見頃を迎え
ました。

その一方で、庭に植えてあるボタン桜の木が、今年はとうとうひとつも蕾を
つけませんでした。
弱ってしまった理由は明らかで、よく考えもせず、所狭しと周囲に別の植物
を植え過ぎてしまったからです。
国道から見えるその桜を毎年楽しみにしてくださる方もあったのですが、こ
こ数年は桜の様子を尋ねられるたびに心苦しい思いをしてきました。
でも、枯れてしまったからと放ってもおかれません。勇気を出して近づいて
みると、嬉しいことにひこばえがたくさん元気な若い芽を伸ばしていました。
挿し木するなど何なりしてこの新しい生命を親木の代わりに育てたいと思
います。

どこかで誰かが書いていました。
「畑を耕すことは自分の心を耕すこと」

心に響いて書き留めていた言葉ですが、英語のカルチャーという言葉が
「耕す」を意味するラテン語「colere」に由来し、同じ「colere」から派生した言
葉にカルティべート(=耕す)やアグリカルチャー(=農業)があるということ
など、土地を耕すことが心を耕すことに変化したと思えば納得です。

今まで、自分は庭や畑でどんな植物を育て、何を枯らしてきてしまったか。
それを考えることは、自分という畑がどんな土壌で、これからは何をどのよ
うに育てていけばいいのか、心の耕し方を探る上でもとても重要なことに思
えてきます。
庭にも心にも植物が豊かに育み四季折々の美しい花が咲くように、日々耕
す努力を怠らないようにしたいものです。

By かまど管理人
[PR]
by uneme_tayuu | 2014-04-05 09:40 | 暮らし暦 | Comments(0)

第36回サロンde竈(さろんでかまど)開催のお知らせ

春らしい陽気です。今日もぐんぐん気温が上がっていますので、桜が一気に開花し始めました。満開も直きでしょうね♡

さて、今年も「竈の家」では4月から12月までの間サロンを開催いたします。
皆さまどうぞご来館ください。

4月の講座は『二人ヨーガ、楽健法』。
相手の身体、特に手足の付け根、を足で踏みほぐし、血液やリンパ液など体の循環をよくして歪んだ身体を整える健康法です。施術される側だけでなく、施術する側にも足裏マッサージのようなリラックス効果がみられるのだそうです。
基本的な踏み方を伝授していただきますので、お家に帰ってご家族や親しい人に施術してあげましょう。カラダがほぐれると同時にスキンシップも図れます。
この講座は二人ひと組になって行うものですが、当日はこちらでペアを組んでもらいますので、申込みはお一人からで大丈夫です。
講座を受講される方は動きやすい服装でお越しください。
もちろん、お抹茶だけの方も大歓迎❦甘いもの食べてお喋りして、音楽聴いて寛いで、いつもと違った空間で子育てして、いろんな楽しみ方でお過しください。
なお、今年から講座だけの受講も可能としました。
時間がないから落ち着いてお茶飲んでられないけど講座は受けてみたいわ、という方も参加可能です♪
                  記
日  時: 2014年 4月 22日(火) 9時~日暮れまで
場  所: 四日市市采女町 暮らしを楽しむ竈の家(地図
会  費: 1,000円(お抹茶・和菓子付き)
      講座のみ受講希望の方  700円
      お抹茶のみの方     500円
呈茶時間: 10時以降のお好きな時間
講  座: 二人ヨーガ・楽健法
講  師: 後藤 すみこ さん
時  間: 10時~、13時~(40分程度)
持 ち 物: タオル1枚

* 傾聴ランティアやギターの弾き語りボランティア滞在します。
* 地元産減農薬野菜の即売あります。
* ホルミシス・リンパマッサージ体験していただけます(女性限定、予約制、別途費用がかかります)。気になる部分を優しく刺激するのでリラックス効果が得られます。興味のあるかたはお問合わせ、ご予約ください。
* 昼食は自由にお持ち込みください。前日までに連絡いただければ、取りまとめての手配も可能です(500円)。
* 参加ご希望の方は、ここ までご連絡ください。
[PR]
by uneme_tayuu | 2014-04-01 15:51 | サロンde竈 | Comments(0)