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モスリンさん鼻笛コンサートが竈の家でありました

f0044728_10314835.jpg10月15日夜、日本でただ一人、いえ、世界でもただ一人かも知れません、鼻笛のプロの演奏家モスリンさんを招いての鼻笛演奏会が、竈の家で開かれました。

はじめに、日本鼻笛協会伊勢友の会会員のお二方が前座に登場、おのおの鼻笛に出会った経緯を説明、曲を1、2曲披露されました。緊張すると動悸が激しくなり、もろに鼻笛の音に響くそうです。時々音が変調したり、音符の巨大化したような“ゆるカワ”楽器「オタマトーン」も登場するなどして、ちょっと漫談風に始まった演奏会でしたが、モスリンさんの登場で雰囲気は一変します。

前座のお二人と同じ楽器?と耳を疑うようなその優しい音色に会場がシンと静まり返ります。お子さん向けのアニメソングから童謡、懐メロ、クラシック、ありとあらゆるジャンルの音楽が、あいだにご自身の音楽との出会い、鼻笛との出会い、鼻笛のルーツなどの話を挟みながら、次々と繰り出されていきます。f0044728_10325375.jpg

演奏時間が長い時は鼻笛だけでは少し飽きてくるのでと、歌声も披露してくれました。声楽をきちんと学ばれたのでしょうか、そう言えば会話の声も質も違うようです。お尋ねすると、はやり鼻笛は、鼻笛だけで音が出るのではなく、吹く人の体格や声の出し方で全く音色が違ってくるのだそうで、声の出し方一つおろそかにはしていないとのこと。プロと名乗ることに対する真摯な姿勢もよい音色になって返ってきているのでしょう。

演奏が終わるとほとんどの皆さんが、お試し用のプラスチック製の鼻笛を手にとって試され、家で披露するのだと言って買って帰られていました。一人でも多くの人が興味をもってくれると嬉しいと、その一人一人に丁寧に説明され、交流を深めながら、モスリンさん自身も、古民家の温もり、秋の夜長を楽しんだ演奏会となったようです。
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by uneme_tayuu | 2012-10-24 10:37 | かまど通信 | Comments(0)

霜降号 -今日は旧暦 9月 9日です-

みなさん、こんにちは。
秋はどこへ行ってしまったのかしらと、不安に感じた日々も、何時しか過去
となり、清々しく気持ちのよい季節になりました。
今日から「霜降」です。

さて、今回は、高校の同級生の著書からいいなと思ったお話を一つ。
同級生と言っても、高校時代に会話したことはなく、間接的に知っているだ
けの人。ですが、夏にプチ同窓会があったときに、参加しなかった私のため
に、直近の著作をサイン入りで、友人に託してくれていました。
以前の作品も数冊読んでいますが、公認会計士というお堅いイメージの職
業の割に、経済や経営の難しい話も軽いノリで噛み砕いて書いてあり、
サラっと読めるものばかりです。
今回のはどうかなとタイトルを眺めていると、「先に読ましてもろたで」と友
人。「どやった?」と尋ねると「みんな分かっとることばっかやけど、これだけ
の文章に出来るっていうのがすごいわな」との応え。
なるほど確かに、よくあるハウツー本の一冊ではありました(ごめんなさ
い)。

中で紹介したいのが、彼のやっている『私が勝手に始めた「直訴運動」』
何かというと、例えば飲みに行ったとき、お店で一生懸命働いている子がい
たとします。「よく気がつくし、親切だし、笑顔がいいな」と思ったら、お勘定
の際、支払いを済ませてからレジ係に「店長を呼んでくれ」と頼み、クレーム
か何かだと思って出てきた店長に「あのバイトの子はすばらしい」と、その
子のいいところを具体的に説明して「ああいう子はちゃんと大事にしたほう
がいいよ、じゃあ」と言って帰るのだそうです。
ただそれだけ。
『ダメな従業員には一切目をつぶって、いい仕事をしている従業員のことを
褒める。それも本人には伝えず、上司に言う。だから直訴運動。』
カーショップなどへ行ったときなら「無愛想だけど、彼はすごく丁寧な仕事を
する男だ。彼がいるならまた来るよ」と。
フランス料理店では、コック長を呼んでくれと頼み「この料理をつくった人は
天才だ。すごく美味しい。こんどまた来るからまた食べさせて欲しい」と。
『もちろんウソやお世辞は言いません。本当に「これはいい」と思ったときだ
け、その事実と心境を伝えるようにしてい』るのだそうです。

『いまの効率を求める職場では、客のクレームやマイナスの社内評価ばか
りが現場に届いています。頑張っているのに、それが報われていない人が
たくさんいます。
不満を感じたときに、それを声にする客は増えました。でもいいことや嬉し
いことを伝える人がいないんです。すると現場で頑張って仕事している人間
がソンをすることになります。
それはいかんよなあ、と思うに至り、クレームはみんなに任せて、私は一人
だけでも、いい仕事をしている人に「すばらしい!」と伝えることにし』たんだ
そうです。
彼はこれまで経営の効率アップやコンプライアンス、内部統制など「効率」
を推進する側で仕事をしてきて、職場の雰囲気を悪くする片棒を担いでき
た気がする、そのことに少々後ろめたい気持ちを感じ、その反省を含めて
直訴活動を始めたそうですが、なかなかいいアイデアではありませんか?
そしてまた、その章の締めくくりの一言もいいのです。
『そんな直訴運動、まったく会員は募集しておりませんが、賛同された方は
どうぞ各自で活動を始めてみてください。』

人のアラ探しばかりしてクレームをつけているより、人のよいところをみつ
けて言葉にする方が、余程自身の心も明るく気持ちのいいことです。
今のこの季節のように清々しいこと、私も早速試してみようと思います。


*「40歳からの“名刺をすてられる”生き方」(講談社+α新書)田中靖浩著


  By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2012-10-23 09:07 | 暮らし暦 | Comments(0)

第25回サロンde竈(さろんでかまど)開催のお知らせ

11月サロン開催のお知らせです♫
今月は和紙ちぎり絵の体験講座を開きます。
和紙でつくる手作りのお正月干支飾りを楽しんでみませんか。

*参加ご希望の方は、ここまでご連絡ください。
   開催日の2日前までにご予約ください。
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                 (干支のミニ衝立飾りを作ります)

日  時: 2012年 11月 6日(火) 9時~日暮れまで
場  所: 四日市市采女町大日 竈の家(古市場バス停前)
会  費: 講座を受講される方 1,500円
       講座を受講されない方 500円
       ともにお抹茶・和菓子付き
       *来館時に受付へお支払い下さい。
呈茶時間: 10時以降のお好きな時間
講  座: 『和紙ちぎり絵の干支飾り』
講  師: 山中美智代 さん
時  間: 10時~15時 (1時間程度)
持 ち 物: 筆記用具、おしぼり

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          (色紙がご希望であれば、このような色紙飾りも作れます)

○和紙ちぎり絵は、手でちぎったり、剥いだりした和紙を台紙に貼り付けていく絵のことです。和紙のもつ風合いやちぎった部分の毛羽だちが独特の雰囲気を醸し出し、絵の具とは違った優しさや暖かさを表現できます。
○特に道具は使わず、下書きしてからじっくり作ることができますので、どなたでも気軽に楽しめます。
○ご自宅用に、プレゼントに。手作りのお正月飾りを作ってみませんか。


【サロン】とは...もともと応接室など部屋を表すフランス語です。18世紀頃のヨーロッパ、特にフランスにおいて、上流階級の婦人たちが自宅の客間に学者や芸術家など文化人を招いて、お茶を飲みながら、古典や文学、哲学などを論じ合うことが流行したことから、宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交的な集まりのことをサロンと呼ぶようになりました。
竈の家は、そのような邸宅でもなければ、サロンも、知的会話が飛び交う高尚な集まりでもありません。
ただ、お越しいただいた方たちと一緒に、歌やギター、鼻笛などの楽器演奏をしたり、月替わりの講座を楽しんだり、お弁当を囲んだりしながら、初対面同士でも仲良く会話ができる、そんな心地よいくつろぎの空間を共有していきたいと思っています。
お一人でも、お友達同士でも、どうぞお気軽にご参加ください。


■ 昼食は前日までに連絡いただければ手配可能です(一食500円)
  ご希望の方はサロン申し込み時にお忘れなく
■ 将棋盤・オセロゲームあります
■ 写経できます
■ 里山のような庭で虫採りをしたり、植物採取したり、いろんな遊び方できます
■ 駐車場は離れていますので、なるべく公共交通機関をご利用ください
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by uneme_tayuu | 2012-10-22 15:14 | サロンde竈 | Comments(0)

第24回サロンde竈(さろんでかまど)開催されました

陽射しが和らいで、清々しい風が秋の気配を漂わせはじめた10月15日、竈の家で「サロンde竈」がありました。
この日はプリザーブドフラワーアレンジの体験会を開f0044728_1112441.jpgいたところ、初めての方にもたくさん参加していただくことができました。
最近開いた竈の家ホームページを「見ましたよ」と言ってくださる方もあって、嬉しい限りです。

体験会では、初心者の方でも簡単にできるようにと、講師の竹内さんからワイヤリングのポイントなどちょっとしたコツを教わりながら、各自、お好きな色目の花をf0044728_11123559.jpg選んでアレンジに取り組まれました。
午前の方は揃って球形の花器を、午後からの方はスタンド式の花器を、それぞれ選ばれていましたが、どちらの花器にしてもとても素敵な仕上がりで、皆さん満足していただけたようです。




体験の後は、お抹茶を楽しんで頂いたり、いつものようにお庭でお弁当を広げられる方も何組みか、初対面の方どうしが、気軽にお喋りされている姿も見かけられました。
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秋晴れの爽やかな一日でしたので屋内、屋外どちらでも過ごしやすく、「リフレッシュできました。ありがとう。」の一言がまさに言いえて妙、迎える側も、迎えられる側も、
ともにこの日のお天気のように爽やかに、日頃の疲れをぬぐい去って元気を取り戻した時間でした。

また、夕暮れ前には、夜のコンサートにお招きしたモスリンさんが早々と到着、会場セッティング、音量の確認をしながらリハーサルをされていました。まだ明るいうちに、ほぼ独占状態で聞けたのはスタッフの特権というものでしょうか。
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お庭では、新月の夜に相応しい手作り行灯の製作に忙しいスタッフの姿もありました。
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     ~☆~ ~ ~☆~ ~ ~☆~ ~ ~☆~ ~ ~☆~ ~ ~☆~ 
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        (球形の花器にアレンジの花を活け込まれている午前の参加者)
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           (スタンド式花器に活け込まれている午後からの参加者)
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                  (夜道を照らす行灯の明かり)
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by uneme_tayuu | 2012-10-20 11:29 | サロンde竈 | Comments(0)

寒露号 -今日は旧暦 8月23日です-

暦の上では「寒露」ですが、昼間は暑いくらいの日が続いています。
今年の夏は、伊勢神宮の正宮(内宮・外宮)と別宮を巡りました
(竈の家には行けずじまいにもかかわらず、恐縮です)。名古屋暮ら
しも15年目になりますが、仕事に追われてきちんとお参りしたこと
がなかったからです。

騒がしい名古屋駅から伊勢へ向かう電車に乗り、一息つく頃には、
車窓越しに青々とした田んぼが広がり、悠々と佇む白鷺たちが目に入
ってきます。名古屋より西へ来ると、いつも陽の光や空気、木や草の
色が変わるような気がします。

遷宮が近づき、伊勢詣りの観光客はここ数年増えていますが、周り
の人と歩調を少しずらして立ち止まってみれば、深閑とした森の奥に、
神々の息づかいを感じることはできます。御手洗の川の水は澄んでい
て、小魚の背も透き通るようでした。学生時代に勉強した古事記や日
本書紀、万葉集の記憶が断片的によみがえり、ふと「おおらかな」と
いう言葉が頭に浮かびました。

 「おおらか」。なんて素敵な響きでしょう!そして現代社会が忘れ
かけている単語の一つです。忙しい毎日でも、おおらかな心を持ち続
けていたいと強く思った伊勢への旅でした。

(紘)
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by uneme_tayuu | 2012-10-08 09:17 | 暮らし暦 | Comments(0)