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小雪号 -今日は旧暦10月17日です-

きょう11月22日(現代暦)は、二十四節気の「小雪(しょうせ
つ)」。里では木枯らし、北国の山では初雪も見られる季節です。
先週末は、日本でも晩秋の風物詩となったフランス産ワインの新酒
「ボージョレ・ヌーボー」を楽しんだ方もいらっしゃったと思いますが、
私は仕事仲間と、愛知県半田市の中埜酒造を訪問する機会を得て、日本
酒を堪能してきました。

中埜酒造は、「国盛」の銘柄で知られる知多半島の老舗酒蔵。昭和
40年代まで実際に酒造りを行っていた酒蔵の建物を活用した博物館「酒
の文化館」が、半田の観光施設の一つとなっていますので、ご存じの方
も多いと思います。
しぼりたての原酒から、大吟醸、純米酒、本醸造酒などを片っ端から
挑戦! といってもガブガブ飲むのではなく、酒造の方から「利き酒の
仕方」を教わりながらの飲み比べです。
例えば、猪口に注いだ酒から匂い立つ「立ち香(上立香)」もそれぞ
れ違います。人間の舌は、甘さ、辛さ、酸っぱさ、苦さとうまみをそれ
ぞれ異なる場所で感じ取るため、口に含んだ酒は舌全体に行き渡らせま
す。その際に鼻へ抜けていく「含み香」も重要です。
プロの利き酒師は、酒の味を判別するだけでなく、その表現力にも長
け、酒を評する100近い「言葉」を持っているのだそうです。
五感を集中させて、しかし穏やかな気持ちで口にすると、日本酒の味
わいのなんと多彩なことか!

日本酒は日本固有の文化。そして美味しい米と、美味しい水があって
初めて生まれるものです。日本酒の消費量は、昭和50年の3分の1に
減り、清酒業界も課題を抱えます。飲み過ぎ、飲酒運転などは厳禁です
が、日本を代表する食文化として、その奥深さを「知る価値」を改めて
実感したひとときでした。

(紘)
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by uneme_tayuu | 2010-11-22 14:02 | 暮らし暦 | Comments(0)

冬至号 -今日は旧暦10月2日です-

「畳で生まれて畳で死ぬ」

ここのところ日中はとても穏やかな日が続いています。先日里を離れ
て久しぶりに名古屋に行って来ました。
私の出身校である専門学校の学園祭に足を運んできました。若い学
生さん達の横顔を見てたこ焼きを頬張っていると
「自分もこんな風にたこ焼きとか売っていたなあ」と何十年も前のこと
を思い出したりしました。
学園祭ですが講演会もありました。映画監督の河瀬直美さんという
方のお話を聞くことが出来たのです。
河瀬監督は名古屋の専門学校の系列校大阪校の卒業生。そんな関
係もあり今回の講演会が実現したようです。
講演会は監督の今までの歩みなどを少しはなしていただいたあと最
新作「玄牝(ゲンピン)」(11月6日から公開)のダイジェスト版を見せ
ていただきました。

内容は自然分娩を実践している岡崎の吉村医院さんというところで
繰り広げられるお産に関わる人達のドキュメンタリー映画。
監督は「若い人達に子供を生むのにこんな産み方もあるのだ、という
ことを知ってほしかった。この映画を見て今、居る彼と彼女の関係も
ひょっとすると見つめ直したりする機会になるかもしれないし」そんな
ことを話してくれました。
出産する時にお兄ちゃんがじっと見つめていて子供が生まれると泣
いているシーンが印象的でした。
(なんだか自分の息子が誕生した時のことを思い出しました、少し泣
けた。)
映画館のスクリーンで見たらきっと女性のすごさや生まれてくる「い
のち」の大きさがどっしりと、ずっしりと伝わってくることと思います。
とても美しい病院個室で生むことも一つの選択なら自然分娩というの
も一つの選択。
そんな選択の広さを教えてくれるような気がしました。

そして「畳」という物の存在、それは家そのものの存在なのではない
かな。いろんな人に見つめられて畳の上で出産するシーンを見せて
もらって「畳の上でいろんな人に囲まれながら生まれてくる子供は何
とも言えず幸せなのでは?」
そしてその逆の死の時も。人は生まれ、また死んで行く。その繰り返
される営みを受け入れる畳そして家、
私にとって「家」の存在を考えることにもなる映画にもなりそうです。
講演会を聞き終わり卒業生が「映画館のスクリーンで見たいです
ね!」と話しかけて来ました。同感!

広葉樹達がゆっくりと色づき始めてきました。冬はもうそこに来ている
ようです。

風邪などひかぬようお気をつけておすごし下さい。


写真師 松原
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by uneme_tayuu | 2010-11-08 08:56 | 暮らし暦 | Comments(0)