カテゴリ:暮らし暦( 247 )

霜降号 -今日は旧暦 9月12日です-

かまどメールの時間です。霜が降りる気配がない暖かい秋の朝、かま
どメールを書いております。しばらくお付き合いいただければ幸いです。

私が三重に移ってきて丸一年が経ちました。生まれて始めて米づくり
のすべての行程を経験しました。新米の美味しさったら、自分が手間を
掛けたことも加味して、しみじみ噛み締めました。

お米作りを経験して知ったことを書いてみます。

 稲は手間がかからない

田植えをしてから稲を刈るまで、稲に触ることはまったくありません。
トマトのように脇芽を摘んだり、支柱に結わえたり、そんな手間はかか
りません。人間がすることは、田んぼの水を切らさないようにすること
と、まわりの雑草を刈ることだけです。稲は勝手に大きくなり勝手に穂
を出し実を結びます。(田んぼに生える草をどうやって押さえるかには
いろいろな方法がありますが、これは次の機会に書きます。)

 三等米でも美味しい

今年は籾の汁を吸う虫が多く、玄米にしたら変色した粒が目立ちまし
た。たまたま農協の人に見てもらったら、三等米との評価。流通に出し
たら非常に安い価格でしか売れません。これは見た目だけの判断です。
精米して炊いたら真っ白な綺麗なお米で、炊いたら甘くて香りもよく、
ほんとに美味しいお米でした。農薬を使い虫を駆除すれば等級は上がり
ますがそんなことはするつもりはないです。

 新米の美味しさの秘密

これは単純な話です。採れたての新米だけを炊く、これだけです。混
ざり物なし。流通段階で間違えて産地や産年の異なるものが混ざること
はありませんから。

閑話休題。育てたお米をみなさんにおいしいおいしいと食べていただ
き俄然やる気が出て、山の水が直接入る泥田を1.5反借りて来年も米づ
くりに励むことにしました。今年は、梅雨のはじめの少雨、秋の長雨が
影響しましたが、来年は良い天候に恵まれますように。


 なかや
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by uneme_tayuu | 2015-10-24 14:36 | 暮らし暦 | Comments(0)

寒露号 -今日は旧暦 8月26日です-

寒露 ~気寒く露草重し~

朝晩の冷えに身震いする季節がやってきました。
あの夏の暑さが嘘のようですね。
急な冷え込みに、普段丈夫な私も珍しく風邪をひいてしまい、何もしないで
ぼんやり過ごす時間がありました。その時考えたこと、以前からずっと気に
なっていたことについて。

もう何年も前からですが、今は、インターネット回線を通じて色んな人やも
のや情報が手軽に、しかも瞬時につながる時代です。このメールの読者の
中にも、生まれた時からネット環境が整っていたという方もいらっしゃるでし
ょう。

でも私の子供の頃といえば、離れた場所にいる人と即座に繋がることので
きるものと言えば電話(「有線」というのもありましたが、こちらはかなり地域
限定的)。その電話も大切な用件以外に使うことは憚られた時代。
そんな時代の友達といえば当然、同じ学校や近所の仲良し。遊びたければ
直接その子の家に行って「○○ちゃん居る?遊ぼ。」と誘ったもの。大人の
行き来でも事前に連絡を取って在宅を確かめてから来るなんてことありま
せん。少し離れた親せきでさえ連絡もなく「居るか~?」と言って唐突にやっ
てきたものでした。
大学時代・OL時代でも、友人たちとは次に会う約束をしてから別れて次に
会うまでは連絡もなし、当日誰かが来られなくても「なんか用事できたんや
ろか」とか「来やへんなー電話してみる?」くらいの緩い感じ。待ち人来たら
ずで駅で何本も電車を見送ったこともしばしば。

今なら、メールやLINEで何分遅れますとか今どこどこです、とか?それはそ
れで便利には違いないけれど、便利になった反面、急いで返事を返さない
とと気忙しく、窮屈な思いがしないでもないものです。

また、身近な生活の場面でよく出くわすのが、「Aさんと繋がったよ」「Bさん
と会話したよ」というSNSで人と繋がる話。確かに人と繋がるのは悪いこと
ではないと思います。でもそんなにたくさんの人と繋がる必要があるのかど
うか、互いの親密度はどれ程なのでしょう?浅ければ浅いだけ、密に繋が
ろうとはしないでしょうか?

今、無性に、直接顔をみて話の出来る相手だけが知合いであり友人であっ
た時代を懐かしく感じます。緩やかな繋がりで仲間と繋がっていたのんびり
とした時代。もちろん後戻りすることはできないでしょう。今さら携帯電話を
手放すことも、ネット環境を遮断してしまうことも現実的ではありません。
でも、人間関係はもっと簡素に緩やかに、自分が本当に連絡をとりたい人
とだけでもいいのかも!?
これから深まる秋、友人関係を見つめなおすのは自分の立ち位置を確か
める意味でも、案外いい季節到来かもしれません。

By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2015-10-08 10:27 | 暮らし暦 | Comments(0)

秋分号 -今日は旧暦 8月11日です-

田んぼや堤防の土手にいつの間にか彼岸花が咲いていることに最近気づいて、
秋のお彼岸がやってきたことをようやく思い出し、今日はお墓参りに
行ってきました。

渋滞に巻き込まれながら…といった仰々しいものではなく、
うちのお墓は家から徒歩数分の距離にあります。
いつも玄関に置いてある、線香とマッチと数珠が入った手提げ袋を
持って行くだけの、とても気軽なお墓参りです。
春秋のお彼岸とお盆にはお墓参りに行くようにしていますが、
どれも予定の合間をぬって天気のいい日にササッと済ませることが
出来るのでありがたいです。

そしてお彼岸・お盆といえば、必ず登場するのが「おころ」。
祖母から母親へと作り手は変わってもずっと続いている、
味のない白いお団子。
(実は私、材料も作り方も知りません。)

以前はどこの家のお墓にもこのおころがお供えされていたと記憶している
のですが、カラスが食べ散らかすという理由で、地元の墓地では
いつの頃からかおころのお供え(供えたまま帰る)は禁止になりました。
うちの近所では、お墓にお供えしなくなってからおころを作らなくなった
という家も多いようです。

子供の頃はたいして好きではなかったおころですが、ここ数年で、
自分から手を伸ばして食べるようになりました。
味覚が大人になってきたのでしょうか(笑)砂糖醤油をつけて食べる
ただそれだけのシンプルな味の良さがようやくわかってきたのか、
はたまた子供の頃を思い出すなつかしさが美味しさを増幅させて
いるのか。
今まで作り続けてくれた母親に感謝し、そろそろ私も作り方を
教えてもらおうかなぁ、と思いました。

千鶴子
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by uneme_tayuu | 2015-09-23 15:01 | 暮らし暦 | Comments(0)

白露号 -今日は旧暦 7月26日です-

今年は8月前半に猛暑日が続き、「いよいよ日本も亜熱帯の国になっ
てしまうのか」と空恐ろしく思っていましたが、お盆を過ぎたあたりか
ら何となく暑さが和らぎ、9月に入ってからは二十四節気の「白露」と
いう言葉通り、そこかしこに秋の気配を感じられるようになりました。
まだまだ残暑の厳しい日もあるでしょうが、日本に四季が存在すること
を再認識する今日このごろです。

私の家の周りは、つい最近までセミの鳴き声が目立っていましたが、
今では日が暮れると、スズムシやコオロギなどの静かで美しい響きでい
っぱいになります。特にこれから寝る、という時間は最高。布団に入っ
て目を閉じると、秋の虫たちの声に包まれているような感覚になり、眠
りの国に沈んでいく瞬間は何とも言えない幸せな心地です。・・・と、
次に目を覚ますともう朝なのですが。

不眠症などにお悩みの方には駄文を切にお許し願いたいのですが、誰
もがストレスを抱えてしまいがちな昨今、私自身も落ち込んだり、心が
くたびれてしまったりする時はもちろんあります。そうした心に染み入
るような秋の虫の声に耳を傾ける時、自然のありがたさを思い知るので
す。

これからますます空は澄み渡り、稲などが実りの時期を迎え、木々は
徐々に色づいてきます。一方で台風への警戒や、寒さへの備えも始まり
ます。自然とともに生きる喜びや厳しさを、改めて心に刻む季節です。

(紘)
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by uneme_tayuu | 2015-09-08 09:09 | 暮らし暦 | Comments(0)

処暑号 -今日は旧暦 7月10日です-

  「お盆・稲刈り」

処暑=8月23日ごろ。暑さが落ち着く時期の意

私の在住する三重県津市美里町もお盆も過ぎて朝晩は随分涼しくなっ
てきました。秋の虫の声も聞こえてくるようになりました。三重の平野
部ではお盆あたりから稲刈りが始まっています。他の地方と比べると三
重は結構稲刈りが早いようです。「お盆あたりから稲刈りはじまります
よ。」と話すと県外の人は結構な確率で驚きの声を上げてくれます。こ
れも三重の特徴の一つでしょうね。新米が早く口に入れることができる
ことでもあるのでそれは幸せなことだと感じています。

今年のお盆はどのように過ごされましたか。私は仕事が入っていたり
したのでほとんどを在住している美里で過ごしました。この地では8月
15日「かんこ踊り」と呼ばれる江戸中期以降から神事奉納として地区
住民に唄い・踊り・育まれ継承された伝統行事が行われます。私は北長
野地区と呼ばれるところで開催される夜の部を見せてもらいました。緩
やかな風の流れる中太鼓と笛の音の調べに耳を傾けながらお盆の過ぎ行
く時を感じさせてもらいました。古くから続く感じと派手じゃないとこ
ろが私がこの祭りをほぼ毎年見に行かせてもらっている理由の一つです。
踊りの後は集会所にお邪魔させてもらってお疲れさん会に参加させても
らいました。保存を継続してゆくことの難しさなどをお酒をいただきな
がら聞かせてもらいました。原風景のようないい祭りですので是非また
このかんこ踊りを見に来てもらえればと思います。
(美里では今月24日(明日!ですね)にも桂畑地区で地蔵踊りと呼ば
れる行事が夕方から開催されます。もしお時間ありましたら足をお運び
ください)

お知らせになりますが、今月12日に宗教人類学者の植島啓司著『伊
勢神宮とはなにか 日本の神は海からやってきた』が集英社ビジュアル
新書より発刊されました。その本の写真を今回私が担当させていただき
ました。三重、伊勢、志摩、の写真が沢山掲載されています。本屋さん
で見かけましたら是非お手にとっていただければと思います。http://s
hinsho.shueisha.co.jp/kikan/v-039/

昼夜の気温差が出てくる時期にもなってきました。体調管理など気を
つけて秋を迎えてゆきましょう。

   写真師松原
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by uneme_tayuu | 2015-08-23 09:48 | 暮らし暦 | Comments(0)

立秋号 -今日は旧暦 6月24日です-

かまどメールの時間です。しばらくお付き合いいただければ幸いです。

田舎暮らしにどっぷりはまり込んでいます。

夏の一日はこんな生活です。
5時ころ 目覚める。猫のお世話
6時ころ 田んぼの見回り
7時ころ 農作業開始
12時ころ 昼ごはん作って食べる
15時まで 昼寝
17時まで 農作業続き
17時から ご飯作って、お酒飲んで食べる
19時ころ 寝る

この時期は草刈りに追われる毎日ですが、体も慣れて淡々とこなせる
ようになりました。
百姓生活は心の平和にとってもいいですね。
種を蒔き、世話をして、収穫して、美味しくいただく。
雨が降ったり、体が不調なときはお休みする。
自分の手足を使い太陽と空気と大地と雨の力を借りて作物を作る。
ちっちゃな種からたくさんの野菜ができる。

街に住むころは、お金を稼いで消費するだけの日々。
そんな生活も好きだったけれどもう後戻りする気はない。
なんか田舎暮らしのすすめみたいになってしまいましたね。

今日は立秋。
朝晩に秋の気配を感じますね。
皆さまご自愛ください。

     なかや
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by uneme_tayuu | 2015-08-08 21:12 | 暮らし暦 | Comments(0)

大暑号 -今日は旧暦 6月 5日です-

小学校が夏休みに入り、うちの裏の広場でラジオ体操が始まりました。
昔はラジオ体操といえば、夏休みが始まってから終わるまで毎日やるのが
当たり前だったと思うのですが、今は7月いっぱいぐらいで終わってしまう
ところが多いそうですね。
いつ頃からそうなったんでしょうねぇ???

私が子供の頃は、例えば旅行に出かけたとしても旅行先のラジオ体操に
参加すればOKというルールで、夏休みの約40日間ラジオ体操皆勤という
子もいましたけどね。
私はといえば、家の裏ですのでサボる勇気もなく…イヤイヤながらも
仕方なく参加してました。

そんな私ですが、転職してこの6月から入った会社、毎日朝礼前に
ラジオ体操をやってるんです。
今まで何度か転職しましたが、ラジオ体操がある会社は初めてで、
朝から音楽に合わせて体を曲げたり伸ばしたり、やってみるとこれが
なかなか楽しいんですね。
子供の頃は、既に自分の子供は小学校を卒業した近所のおばさん達が
ラジオ体操の広場にやってくるのが不思議で仕方がなかったのですが、
今はその気持ちがわかるような気がします(笑)

かまどの家の緑がいっぱいの庭で『大人のラジオ体操の会』なんて
やってみたら楽しいかもな~
なんて勝手に想像して、ひとりでクスリと笑ってしまった私でした。


(千鶴子)
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by uneme_tayuu | 2015-07-23 15:26 | 暮らし暦 | Comments(0)

小暑号 -今日は旧暦 5月22日です-

皆さんは、家で動物を飼っていますか?
私は、ここ10年くらいずっと猫を飼っています。

幼い頃、家には犬も猫もいて、どちらも同じように可愛がっていたので、特
に猫派というわけでもないのですが、生来怠け者なので、犬を飼うのは飼
われた犬がかわいそうな気がして、とても勇気が出ないのです。

ですから猫も、ペットショップで買ってきた一匹ン万円もする血統書付では
なくて、ただの居ついた野良猫です(笑)。
最初の猫は公園で拾ってきました。
子猫を拾ったつもりが随分な老猫だったようで、馴染んで2年で病死してし
まいました。
半年の闘病生活は辛く悲しみに満ち、“もう猫は飼えない”と疑いなく思った
ものですが、その三か月後には、見知らぬ猫が家の片隅で新しい生活を
始めていました。
今居る猫は、主にその猫とその子孫です。

主に、と書いたのは、そうでない猫も出入りをするからで、常時3匹から5匹
が家の内外を、餌と癒しを求めて、うろうろしています。

複数匹の猫を飼っているともなく飼っていると、1匹のときにはわからなかっ
たいろいろなことが見えてきます。
個々の性格から行動のパターン、自己主張の方法に甘え方、食事の量や
回数まで、どれ一つ同じではありませんし、互いの強弱関係、縄張り意識
に至ると、とても複雑多岐にわたり、毎日観察していても飽きることがありま
せん。

振り返って私事、人間関係は、時々すごく面倒に思うことがあります。気の
合う人ばかりではありませんし、気の進まないこともやらなくてはいけない
し、日々折り合いをつけなくてはならないことが山積み、いっそ人と交わら
ずに生きていけたら楽なのに、そう思うこともしばしばです。それでも、気ま
まに思える猫でさえ、日々妥協しながら上手に住みよい場所を求め暮らし
ている様を見ていると、人も動物も同じ、生活するということはまさに折り合
いをつけることの連続なのだとわかります。

動物、特に猫は、気まぐれで我儘な面や癒しの効果が強調されがちです
が、実はそれだけでなく、教えられることもまたたくさんあるのです。


  By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2015-07-07 11:32 | 暮らし暦 | Comments(0)

夏至号 -今日は旧暦 5月 7日です-

今年は仕事やプライベートで東海・北陸の「古い町並み」といわれる
場所へ出かける機会が多くあります。

そもそも日本の場合、戦国時代に各地で城下町・門前町が発展し、商
業や貿易が活発になって宿場町・港町も栄えた歴史があります。今でも
何かしらの名残をとどめる地方都市は少なくありません。

こうした多くのまちで、古い木造家屋を残し、地域の活性化や観光振
興につなげようとする動きが強まっています。「町家(町屋)」といっ
た言葉もメジャーになりましたよね。一方で都市開発も進んでいるので、
古い町家がマンションに建て替えられてしまうような例もあとを絶ちま
せんが、自分のまちの歴史や文化を守ろうという心は広がっていると思
います。

最近、そんな古い町並みで、まちの印象を決定的に変えるものに気が
つきました。電柱です。

先日訪れた旧東海道の宿場町・有松地区(名古屋市緑区)は、15年
くらい前に取材を担当していた頃と比べて、まちの趣が格段に増してい
ました。「なぜだろう」と思いながらカメラを構えて、はたと電柱が写
りこまないことを発見。案内してくれたガイドさんに聞くと、2年前に
電線の地中化事業が完了したとの説明でした。

地元で電柱をなくそうという声が挙がってからほぼ10年がかり。当
初は無電柱化とともに計画した一方通行化に反対の意見もあり、地道に
地域の理解を深めて実現したとのことです。

景観の大切さに改めて気づくとともに、現代でもあきらめずにできる
ことはあると思いました。電柱のない広い空。気持ちいいものです。


(紘)
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by uneme_tayuu | 2015-06-22 07:35 | 暮らし暦 | Comments(0)

芒種号 -今日は旧暦 4月20日です-

芒種を迎えます。


この原稿を書いている三重県津市美里町は雨。現在少し冷えています。
いや「寒い」という感じです。
最近長いことお世話になっていた炬燵布団を外しましたが(外したの
は妻ですが)もう一度セットしたような気温です。
そんな気温のなかで二十四節気の第九、芒種(ぼうしゅ)を迎えます。
芒(のぎ)のある穀物(稲などの穂の出る穀物)の種を蒔く季節とのこ
と。
美里町の苗はすでに水田でしっかりと根を張っているので随分と早く
種を蒔いていることになりますね。
6月の野菜
 ピーマン、オクラ、玉ねぎ、アスパラガス、茄子、きゅうり、冬瓜…
6月の魚介
 鰆、鮎、鯵、鰹、穴子、いさき、鱧、鱒、鮑……

こんなにたくさんの旬の食べ物に囲まれているんだな、と調べながら
改めて恵まれていることを実感します。(全部食べ尽くしたいという
心の欲求も同時に起こります)


取材である古民家を改装するワークショップに伺いました。今回の実
践内容は床貼り。10人ほどの都会や地方から参加してきた方々がのこ
ぎりや金槌など身近な道具を使って床貼りの方法を教わってゆく内容で
した。
古民家の改装ですので柱や壁などもきちんとした垂直水平でないとこ
ろも多いのでいろいろ考え工夫しながらなんとか辻褄を合わせながら作
業を進めていました。これから古民家を自分で改装してゆく人、サラ
リーマンの人が「気晴らし」で参加したみたり、初めての人、複数回参
加した人、いろんな人の混在。
その混在していることをそれぞれが受け入れている点がともて良い場
所を作っていると感じました。

スキルアップとか上昇志向! というような「ガツガツ」した感じは
あまりせずに、床を貼るとはどういうことなんだろう?? そんな素朴
な疑問点を自分たちの手でしっかりと体験し実感している様子でした。

そして、ワークショップの進め方がいい塩梅なのです。テンポが速す
ぎるわけでもなく遅すぎるわけでもなく、それでいていつの間にか時間
が経過している。
9時過ぎに入った現場でしたが、カメラをぶら下げながら見させても
らっているだけで時計の針はいつのまにか16時を指していました。
「空気感」という存在がとても良い場所だったんだと思います。場所
を作り出していく一つの良い具体例を見せていただいた感じたのでした。

まもなくこの地方も梅雨入り、気温の上昇と湿度も高くなりカビや細
菌が増殖するのに適した時期、食べ物の食中毒にもお互い気をつけて行
きましょう。


  写真師松原
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by uneme_tayuu | 2015-06-06 07:55 | 暮らし暦 | Comments(0)