カテゴリ:暮らし暦( 250 )

霜降号 -今日は旧暦 9月23日です-

霜降 ~霜結んで厳霜白し~

雨の降りやまない10月初旬でしたが、友人らと長野県まで行って一泊して
きました。目的はトレッキングです。

「トレッキングに行かない?」春にも似たような言葉に誘われて、ハイキング
気分で参加してみると、想像以上に厳しい登山だった経験から、「トレッキ
ングとは何か?」を、旅行の前に改めて調べてみました。
すると、トレッキングとは、登山ほどはきつくないけれど高地を歩き山を楽し
むこと、多少の傾斜を登り降りしながらも歩くことがメイン、歩きながら山の
風景を楽しむこと、であることが判りました。ハイキングも同じく自然を楽し
み歩くことですが、必ずしも山である必要のないことがその違いのようであ
ります。

ということで、この春、唐突に初登山を経験した身であるものの、2日続けて
のトレッキングはこれまた人生初のこと。

初日の行程は雨で断念したので、結果的には一日だけのトレッキングに終
わりましたが、正直に言ってこの山歩き、「こんな感動を未経験のまま生き
ていたのか!」と、驚くほど感銘を受けました。

薄くひんやりとした空気の清々しさ、雨上がりの霧が晴れていく様子、雲の
切れ間から覗く槍ヶ岳、、、。
低地ではまだ碧い樹木も1700mの高地ではすっかりきれいな紅葉色です。
歩き始めた瞬間から絵画のような風景が視界一面に広がっていて、今まで
美術館の小さなカンバスの枠の中で見ていた景観が、色もタッチもそのま
まに、目の前に広がっていることへの驚き。ここは永田萌の緑、葉祥明の
青、そんなことを言い合いながら歩く山道の楽しさ。時に険しい山を登り、
ぬかるみを歩くことさえ新鮮で、日本の、車でわずか3、4時間の近い距離
に、こんな雄大な自然がまだあったんだ!という喜び。
最初から最後まで、堂々たる自然に圧倒され続けた数時間でした。

幾つになっても初めての体験があるって素晴らしいことですね。この大自然
から受けた糧は日々の生活に、これからも年齢を言い訳にせず、どんどん
新しいことにチャレンジしていこうと元気をもらった旅でした。


By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2016-10-23 07:47 | 暮らし暦 | Comments(0)

寒露号 -今日は旧暦 9月 8日です-

知多市で暮らし始めてもうすぐまる4ヶ月になります。
先週はアパートがある地区の神社で秋祭りが開催されました。

祭りの1ヶ月ほど前から、県道や国道沿いに「朝倉の梯子獅子」というのぼりが
立てられ、郵便局や図書館などで案内チラシを見かけるようになりました。
チラシを手に取って見てみると『31段の梯子と高さ約9mのやぐらの上で、
2人1組の獅子舞がお囃子に合わせてはなれ技を披露する』という記述と、
幅の狭いやぐら(丸太を数本渡しただけ)の上で跳びはねる獅子の写真が。
なんだかとってもスリリングな感じに興味をそそられて、見に行ってみる
ことにしました。

祭り当日、会場の神社に行ってみると、周辺の道路も含め屋台などは一切
出ていません。境内も広くはなく(というよりハッキリ言って狭い、
たぶん地元の人しか来ないような神社だと思います)そこに舞台と、
梯子を使った高いやぐらが組まれていて、たくさんの人が集まっていました。
オープニングの保存会会長の挨拶、続いて地元出身議員の奥さんの挨拶の後、
獅子舞の数組の若い男性が舞台に並んで、一人ずつ今年の祭りにかける
意気込みを語ります。今年初めてやぐらに上る人や、初心者で今年はまだ
やぐらに上がれないという人もいました。みんな観客から拍手や声援を
受けています。

そしていよいよ梯子獅子が始まりました。
まずは楽屋から舞台に登場し、そこで舞を披露した後、勢いよく梯子へ向かって
駆け出します。そして胴体役が頭役を肩車して、演技しながら梯子を登っていきます。
梯子の頂上にたどり着いたら今度は狭いやぐらの上でまた演技を披露します。
やぐらは丸太をロープで縛っただけの簡素な造りで、獅子が舞うたびに
グラグラと大きく揺れています。
「このやぐら、崩れたりしないのかな」初めて観る私はもうドキドキです。
そして一番の見所「大アオリ」…やぐらの丸太に膝と足の甲をひっかけて
身体を反り返らせて頭からぶらさがり、元の姿勢に戻り、を繰り返します。
観客からは大きな拍手、私も思わず声をあげて拍手。
その後獅子舞は丸太を滑りおりて地上へ下り、また舞台へ戻って舞を披露し
楽屋へとさがって行きました。

この日は4組の獅子舞が披露されました。
その中の1組は兄弟で、兄弟獅子というのはなかなか見られない珍しいもの
だというアナウンスもありました。

昔の人は、娯楽も少なくて、祭りというのは一年に一度、本当に楽しみにしていた
行事だったと思います。
私は子供の頃は引っ込み思案で、地元の祭り(うちの地区は子供神輿)に
参加するのは大嫌いでした。大人になってようやく、祭りの魅力というものが
わかってきたような気がします。
舞う人も観る人もみんな地元の人。小さな地区で大事に受け継がれてきた祭りを
思いがけず観ることができて、なんだかとても幸せな気分になりました。

千鶴子
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by uneme_tayuu | 2016-10-08 06:35 | 暮らし暦 | Comments(0)

秋分号 -今日は旧暦 8月22日です-

朝晩に秋を感じる季節となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょ
うか。

私事ながら、仕事の関係で休日にクルマで遠方へ出かけることが増えて
きたので、マイカーを買い換えて、初めてカーナビを付けました。地図を
見ながら運転するのも好きですが、ナビはやっぱり便利ですね。特に知ら
ない道を走る時は、格段に楽になりました。目的地までの距離や、所要時
間の目安が分かり、不安が減ってありがたいです。既に使っている皆様に
は「今更なにを言っているのやら」みたいな話でしょうが(笑)。

最近は、ナビの案内傾向も分かってきて、けっこう愉快です。地元の人
が使うような裏道・抜け道を走っていると幹線道路に戻そうとしたり、あ
えて知っている場所へ行く道を検索すると「こっちを選んできたか!」み
たいなルートを勧めてきたり。ナビである以上、渋滞情報などを踏まえて
根拠のあるルートを選んでくるのですが、自分とは違うキャラクターの相
棒を乗せているような気分になります。

こんなことを職場で話していたら、「意外とオールドファッションな生
活ですね」と言われてしまいました。いわゆる最新家電などを取り入れる
のが遅めの、のんびりな暮らしという意味です。確かに我が家はテレビな
ども古め。でもまだ使いたいしねえ。モノや情報があふれているからこそ、
人それぞれのペースも大切にされる時代であってほしいと思っています。

(紘)
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by uneme_tayuu | 2016-09-22 08:42 | 暮らし暦 | Comments(0)

白露号 -今日は旧暦 8月 7日です-

 「白露(はくろ)」

今日の三重美里は天気予報「雨時々曇り」の予報は外れて晴れ。
天気予報も当たったり外れたり。予想外の晴れで稲刈りをしていると
メッセージも届いています。

「白露(はくろ)」の時期がやってきました。調べて見ると草の葉に
白い露が結ぶという意味。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿る
ことから名づけられた、と言われているようです。太陽が離れていくた
め空も高く感じることでができる時期、とのことでした。秋に入ったこ
とを実感する時期でもあるようです。

台風がこのところよく発生&上陸します。その影響でしょうか気温よ
りも湿度が高い状態が続いていますね。少し動くだけでじっとりとして
きます。少しでも風通しをしてカビの発生などに気をつけたたいと思い
ます。湿気対策はみなさんどのようにされていますか?

また改めて台風被害に遭われた人々、場所の1日でも早い復興を改め
て祈りたいと思います。

天気予報は当たったり外れたりですが、雨雲レーダーというスマート
フォンに入れたアプリは「雨雲が近づいてます」サインを教えてくれる
のですが、そのサインがあるとほぼ正確に雨が降り出します。雨が降り
出す前は独特の湿気や空気感がありますが、その皮膚感覚とアプリとの
共存で仕事先の現場で随分助けられています。



最近私の使っているSNS(ソーシャルネットワークシステム)のなか
で「プロフェショナル(以下プロと略)とアマチュア(以下アマと略)
の違い」ということが話題に出てきました。
(その話題は仕事柄プロカメラマン、アマチュアカメラマンの違いとい
うテーマでした)

そういう話題が出た中でプロとアマチュアとの違いはなんなんだろ
う? と考えてみました。

プロ=お金をもらう人、クライアント(お客)の欲求を満たす人
アマ=楽しみでやっている人、自分の欲求を満たす人
 
こんな分け方があるようです。

以前私もプロ=お金をもらえる人と考えていたのですが、最近はお金
をもらえるだけではプロとは言えないのではないか? と考えたりして
います。

プロは欲求を満たすのは当たり前でそこに自分自身のスパイスのよう
な物(これが考え方、作り方になるのかと思います)を必ず入れ込むこ
とができる人、

あなたに仕事をして欲しい! と頼まれるようなときはじめてプロと
呼ばれるのではないか?

プロはアマチュアを下に見ていない、ということ。(私自身はここは
重要だと考えています)おそらく「創造」という方向性のベクトルは同
じであるのでしょう。あるはずです。

人との信頼度、これについてはアマチュアでも信頼できる人は数多く
いるわけですからそうなると垣根がわかりづらくなりますね。

なんだか境界線が曖昧になってきました。

プロの中にもいろいろあるしアマチュアの中にもいろいろある、結論
の出ないまま終わりを迎えそうです。

雑感ですが自分の口で「プロプロ」言う人もあまり信用できないなあ
(笑)。
そういう私が「今」言っていますね! 信用ならぬ!(笑)
みなさんのなかではいかがでしょうか?


そんなこと気にしないで早く仕事しろ!
ごもっともです…


これから訪れる収穫の秋、楽しむように致しましょう。
この土地で育って良かったな、と思えるように!


  写真師松原
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by uneme_tayuu | 2016-09-07 15:26 | 暮らし暦 | Comments(0)

処暑号 -今日は旧暦 7月21日です-

立秋から二週間たちました。朝夕は涼しくなりましたが、雲ひとつない晴天の昼間は真夏より暑く感じる今日この頃です。

昔はもっと涼しかったはず、と気温の過去データを調べグラフにしたという記事をネット上で読みました。結果は、50年で1度の上昇があったそうです。リンクはこちらから。http://netgeek.biz/archives/44843

私の記憶ですが、夏は今と同じくらい蒸し暑かったと思います。地球温暖化、異常気象とかよく聞きますが、夏の暑さは50年前とそう変わらないというのが私の実感です。

私が気付いた去年の夏と今年の夏の違いです。稲穂にたかるカメムシが少ないです。カラスに一度もトマトを盗まれていません。

自然は年により波があるようですね。異常気象なのか正常な波なのか、なかなか判断が難しいところです。


by 中谷
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by uneme_tayuu | 2016-08-23 10:30 | 暮らし暦 | Comments(0)

立秋号 -今日は旧暦 7月 5日です-

 立秋 ~秋の気始めて立つ~

リオ・オリンピックがいよいよ始まりました! 普段ほとんどテレビ
を見ない私もしばらくは目が離せない日々が続きそうです。選手たちに
はメダルというプレッシャーに負けずに悔いなく力を出し切ってほしい
ものです。

ところで、今日は大失敗をやらかしてしまいました。
普段、約束を守らない人や時間にルーズな人は大嫌いと豪語している
私が約束を違えてしまったのです。
しかもその約束は私から依頼した竈の家のお掃除の「助っ人のお願
い」です。
朝は何時に来てくれるかなぁ?と思っていたにもかかわらず、「野菜
を取りに来ませんか?」という一本のお誘いに、竈に向かう前に足を延
ばして取りに行けばお土産に持って帰ってもらえると、心がそちらに傾
いてしまったのです。しかも、ほんの少しのつもりが、想像以上の広い
敷地にたくさんの夏野菜。つい夢中になって時間の観念をなくしてしま
いました。さらに悪いことには、電話を車の中に置いたまま、携帯して
いなかったという体たらく。失敗するときって、大抵いくつかの悪条件
が重なるものですが、後悔しても後の祭りです。
遠路はるばるやってきた友人には気の毒なことをしてしまいました。
なんとも後味の悪いものです。

「物忘れ」とは、医学的には「記憶減退」とか「記憶力低下」といっ
て、病気ではなく記憶の弱りを指すのだそうです。運動しないと体力が
落ちるのと同様に、頭も使っていないと記憶力が落ちるということ。ま
た加齢による脳細胞の減少や、不規則な生活、睡眠不足、運動不足、ス
トレスなども大きな原因なのだとか。
普段から、ミスやロスをなくすために、こまめにメモを取る方なので
すが、それでも今回のように判断を誤ったり、余所事に気を取られた物
忘れなどうっかりミスはしてしまいます。加齢による脳の老化が一因な
ら、いくら注意をしていても、今後また起こらないとは限りません。
「物忘れ」が一層進んで本物の病気とならないために、努力が必要な
時期が来たのかもしれません。
今日の失敗を前向きに、脳の健康を維持・増進する意識を持とうと思
います。


  By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2016-08-07 11:26 | 暮らし暦 | Comments(0)

大暑号 -今日は旧暦 6月19日です-

一人暮らしを始めて一ヶ月が過ぎました。
新生活を始めるにあたって一番心配だったのは「食」です。
家ではほとんど料理をしていなかったので、一体どうなることやら…
と思っていたのですが、やってみればなんとかなるもんですね。
実家で作っているお米と野菜を中心に、それなりに自炊しています。

アパートの鍵をもらって初めて部屋に入った日、まず最初に思ったのは
「キッチン、狭っ!」でした。ガスコンロはひとつ、シンクは小さく、
コンロとシンクの間の調理スペースはまさに猫の額。
ただでさえ手際が悪いのに、こんなスペースでこなせる訳がない。
外食・中食が多くなりそうだな…
そんなことを考えながら、アパート周辺の探索に出かけました。

車で5分ほどの場所に市立図書館を見つけたので入ってみました。
雑誌や生活関連の本をチェックする中、料理本のコーナーで
『マリコレシピ』というタイトルの本が目につきました。
「マリコって誰???」と思いながら手に取ると、著者は林真理子さん。
彼女のエッセイはわりと好きなのですが、料理本???
全くイメージがわかないながらもパラパラと頁をめくって読んでみると、
なんと彼女は料理好きで、若い頃は一人暮らしの狭い汚いアパートで
様々な凝った料理を当時付き合っていた彼氏にふるまってビックリさせて
いたそうです。
彼女曰く「要は段取り次第」とのこと。

キッチンが狭いのを理由に料理は無理だろうと思っていた私が、
このタイミングでこの本に出会ったことにビックリ!
「天は見ている」ってこのことか!と思ったぐらい(笑)
何がキッカケになるかわかりませんね。
このことで自炊に対する気持ちが前向きになりました。
今はまだ手際が悪く、何をするにも時間がかかるのですが、
そんな自分を笑いながら毎日楽しくキッチンに立っています。


  千鶴子
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by uneme_tayuu | 2016-07-22 16:52 | 暮らし暦 | Comments(0)

小暑号 -今日は旧暦 6月 4日です-

名古屋はいよいよ暑くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしで
しょうか。

私事ながら、仕事で北海道へ来ています。本日は「小暑」ですが、名
古屋よりも10度ほど気温が低い北海道は実に涼しく、というより時に
肌寒く、日本の気候の多様さを実感します。

現地のご担当者も「北海道の四季」のすばらしさを強調していました
が、かまどメールをご覧になられている皆様も、ご自身のお住まいの周
囲や、ふるさと固有の自然の表情を日々感じられていることと思います。

昨今、アジアを中心とする訪日外国人旅行者の急増がいわれています
が、外国人の方々も日本の季節の多彩さには心奪われるそうです。

しかしながら、地球温暖化などの影響で、こうした日本の四季の豊か
さも、失われつつある部分があります。今年も春の気温や天候はやや不
安定でしたよね。大きな自然災害も増えています。

古くから「自然との共生」が大きなテーマの一つであった日本人。現
代の私たちも、自然とどのように共生していくか、常に考えていかなく
てはならないのだと、北の大地に立ち、あらためて思っています。

(紘)
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by uneme_tayuu | 2016-07-07 10:51 | 暮らし暦 | Comments(0)

夏至号 -今日は旧暦 5月17日です-


 「味噌蔵」

夏至。
竈メールの読者の皆さん、お元気でしょうか。

このころはちょうど三重県伊勢市二見町にある夫婦岩の間から太陽が
昇るのを見ることができる時期。梅雨時で好天に恵まれないとなかなか
拝めないですが、運が良ければ300?以上離れている富士山の形と共に
拝むことが出来ることもあります。早起きして1度ご来光を拝んでみる
のも良いかもしれません。昨年撮影で足を運んだ時には修学旅行の小学
生達がご来光を見に来ている姿が印象的に残っています。

さて、雨の続いている三重県津市美里町で書いている竈メール。
今回は「味噌蔵」を訪問したとき感じたことを書かせてもらいます。

3年以上熟成された味噌樽からは何ともいえないいいにおいがします。
梅雨時でもあるのか樽の木目もじんわりと湿った感じがしている。
樽の上に登ってみせてもらうと石が積まれていてそれが重しになって
いるのですが、その石にカビなどがどっしりと付着していてなんだか宇
宙の片隅にでも降り立ったような、その風景は少し極端かもしれません
が現代アートの作品のようでした。美しかった…

大豆は見事濃い色の味噌になっていました。味噌ができるのと同時に
「たまり」とよばれる醤油を濃くしたようなもの? も出来あがります。
樽のしたからできたての「たまり」をなめさせてもらう。口の中にうま
み成分が「ばーん」とひろがる感じ。(語彙が少なくてその時舌が感じ
たことをなかなか上手く言い表せないのがもどかしいのですが)そして
そのあとずーっと口の中にうまみが残ってました。お店の担当者さんの
お話しでは「このたまりは熟成発酵されてずっと空気に触れていなくて、
今はじめて空気に触れたのです。これからどんどん味が変化して行く、
空気に触れた直後の味は今しか味わえませんよ。」と話してくれた。貴
重な体験をさせてもらったことになる訳です。

味噌、酒、醤油、漬物などなど私たちの身近な食べ物や飲み物達、
「菌」や「カビ」と共にある感じですね。
「菌」「カビ」と聞くと何となく嫌な印象を持ってしまうのも身近な
CMなどで繰り返されてきて植え付けられていったイメージなんだと思い
ます。「抗菌」などということばは、そういった印象を植え付けてくれ
た最たることばだと私は感じています。

時間が経過することでしか出すことの出来ない存在感。「菌」という
物の存在で生み出される人が味わうことの出来る幸せ食品の数々。
そういうものを日常的に口に入れることが出来ること、そういう手間
暇をかけたものを作って食べる人に届けてくれる人が居ることが、ほん
とに幸せなことだな、と感じました。

効率よく「サプリメント」を使いながら栄養を数値的に捉えたものを
身体に取り入れるのも一つの方法。
今回の「味噌やたまり」ように時間をかけて熟成発酵したものを自然
循環の一部として身体に取り入れるのも一つの方法。
人類にとってどちらが良い物なのかの答えは出ていないかもしれない
ですが、そういう選択をどのようにしていくのか、その選択でずいぶん
と体内DNAの反応は変化するんだろうなあ、生きてくことに結構関わる
ことだろうなあ…
雨の降る中ぼんやりと味噌蔵の「カビ菌達」の画像をまとめながらそ
んなことを感じたのでした。

余談ですが味噌のことを書いていて「手前味噌」という言葉がなんだ
かかわいく身近に思えてきた。

味噌汁飲もうっと(笑)

写真家 松原 豊がお届けさせてもらいました。
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by uneme_tayuu | 2016-06-21 12:20 | 暮らし暦 | Comments(0)

夏至号 -今日は旧暦 5月17日です-


 「味噌蔵」

夏至。
竈メールの読者の皆さん、お元気でしょうか。

このころはちょうど三重県伊勢市二見町にある夫婦岩の間から太陽が
昇るのを見ることができる時期。梅雨時で好天に恵まれないとなかなか
拝めないですが、運が良ければ300?以上離れている富士山の形と共に
拝むことが出来ることもあります。早起きして1度ご来光を拝んでみる
のも良いかもしれません。昨年撮影で足を運んだ時には修学旅行の小学
生達がご来光を見に来ている姿が印象的に残っています。

さて、雨の続いている三重県津市美里町で書いている竈メール。
今回は「味噌蔵」を訪問したとき感じたことを書かせてもらいます。

3年以上熟成された味噌樽からは何ともいえないいいにおいがします。
梅雨時でもあるのか樽の木目もじんわりと湿った感じがしている。
樽の上に登ってみせてもらうと石が積まれていてそれが重しになって
いるのですが、その石にカビなどがどっしりと付着していてなんだか宇
宙の片隅にでも降り立ったような、その風景は少し極端かもしれません
が現代アートの作品のようでした。美しかった…

大豆は見事濃い色の味噌になっていました。味噌ができるのと同時に
「たまり」とよばれる醤油を濃くしたようなもの? も出来あがります。
樽のしたからできたての「たまり」をなめさせてもらう。口の中にうま
み成分が「ばーん」とひろがる感じ。(語彙が少なくてその時舌が感じ
たことをなかなか上手く言い表せないのがもどかしいのですが)そして
そのあとずーっと口の中にうまみが残ってました。お店の担当者さんの
お話しでは「このたまりは熟成発酵されてずっと空気に触れていなくて、
今はじめて空気に触れたのです。これからどんどん味が変化して行く、
空気に触れた直後の味は今しか味わえませんよ。」と話してくれた。貴
重な体験をさせてもらったことになる訳です。

味噌、酒、醤油、漬物などなど私たちの身近な食べ物や飲み物達、
「菌」や「カビ」と共にある感じですね。
「菌」「カビ」と聞くと何となく嫌な印象を持ってしまうのも身近な
CMなどで繰り返されてきて植え付けられていったイメージなんだと思い
ます。「抗菌」などということばは、そういった印象を植え付けてくれ
た最たることばだと私は感じています。

時間が経過することでしか出すことの出来ない存在感。「菌」という
物の存在で生み出される人が味わうことの出来る幸せ食品の数々。
そういうものを日常的に口に入れることが出来ること、そういう手間
暇をかけたものを作って食べる人に届けてくれる人が居ることが、ほん
とに幸せなことだな、と感じました。

効率よく「サプリメント」を使いながら栄養を数値的に捉えたものを
身体に取り入れるのも一つの方法。
今回の「味噌やたまり」ように時間をかけて熟成発酵したものを自然
循環の一部として身体に取り入れるのも一つの方法。
人類にとってどちらが良い物なのかの答えは出ていないかもしれない
ですが、そういう選択をどのようにしていくのか、その選択でずいぶん
と体内DNAの反応は変化するんだろうなあ、生きてくことに結構関わる
ことだろうなあ…
雨の降る中ぼんやりと味噌蔵の「カビ菌達」の画像をまとめながらそ
んなことを感じたのでした。

余談ですが味噌のことを書いていて「手前味噌」という言葉がなんだ
かかわいく身近に思えてきた。

味噌汁飲もうっと(笑)

写真家 松原 豊がお届けさせてもらいました。
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by uneme_tayuu | 2016-06-21 12:20 | 暮らし暦 | Comments(0)