春分号 -今日は旧暦2月13日です-

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉どおり、
お彼岸が近づくにつれ春本番を感じさせる暖かな陽気が続きました。
つい先日まで厚着して部屋にこもっていたのが嘘のようです。
イソヒヨやメジロなどの小鳥が繁殖のため
騒々しいくらいの甲高い声でさえずっています。
耳を澄ますと、遠くの藪からうぐいすの鳴き声も聞かれます。
猫にも恋の季節がやってきました。
昨早春、ふいにやってきて餌をねだり、庭で仔を産み落とした野良猫
トラコのお腹が今年も大きくふくらんで、垂れ下がり
いまや歩くのもしんどそう・・。
今年はいったい何匹産んでくれるのでしょうか?(苦笑)

さて、今日は「春分」。秋分とともに昼夜の時間が等分になる日であり
国民の祝日でもあるため、よく知られた二十四節気の一つです。

ところで、この春分(或いは秋分)を中日として、その前後三日を含めた
七日間を、我々はお彼岸と言い、
寺院では彼岸会の法要や読経法話が行なわれますし、各家々でも祖先の
お墓に詣でたり、団子やぼた餅をつくって仏前に供えたりします。
ではそのお彼岸と春分の関係とはいったいなんなのでしょうか。

彼岸とは、もともと梵語「波羅蜜多」の訳語の「到彼岸」を略した言葉で、
生死の境を此岸(しがん)として、煩悩の此岸を離れ悟りの境地に達する
という意味なのだそうです。
元来、我々の祖先は、気候のよくなるこの時期に一年の収穫を祈願して
農事初めの神祭りをしていました。
そこに仏教が伝来し、太陽が真西に沈むこと、昼夜の長さが同じこと、などが
仏教の西方浄土思想、中道精神と絡み合い融合し、他の仏教国にない日本
独自の「彼岸」という習慣がうまれたと言われています。

今はあまり聞かれなくなりましたが、この彼岸の時期に吹く西風を西方浄土か
ら吹くありがたい風と考え「彼岸西風(ひがんにし)」と呼んでもいたそうです。
そしてこの風が吹き止むと急に春めいて暖かくなる。

みなさんも、雨が止んだら外に出て、このありがたい「彼岸西風」を感じてみま
せんか。
お彼岸が過ぎれば次はさくらだよりが、ほらもう今にも届きそうなことまで
わかりますよ。


   by かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2008-03-20 13:11 | 暮らし暦 | Comments(0)
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