白露号 -今日は旧暦 7月27日です-

行く夏と来る秋が入り交じる9月。
まだ暑さが残るものの、少しずつ風に秋を感じるようになりますね。
なかでも朝の空気は夏とは違って爽やか。
早起きした日は外に出て、「すーぅ、はーぁ」と大きく深呼吸すれば
身体の中から爽やかになれる気がします。

と、その足元。
しっとりと水を含んだ草が、サンダル履きの足先を濡らしています。
そうです、今日は二十四節気の「白露」。
この時期になると気温が下がって、大気中の水蒸気が草花に露として
下り始めるのです。

子どもの頃・・・この草葉についた、きらきらした水滴を眺めては
「この滴を集めて飲んだら、きっと甘いに違いない」と思い、
そっと草に口をつけてみたことがあります。
(果たして甘かっただろうか・・・?)

ところで、露は普通は「下りる」ものですが、「露が上がってくる」
ことがあるそうです。

それは、田んぼの稲。
先日、新潟の農家のかたから聞いたのですが、
地面から伸びる稲が水を吸い上げ、きれいな水滴がすーっと葉を昇って
いき、葉先で小さな水滴になるというのです。

緑の稲に透明な滴。
ゆっくり上昇する滴のエレベーター。
何とも美しい光景だと思いませんか?


季節のなかに、きらきらとひかる美しいものを見つけられる幸せ。
大袈裟なものでなく、そういうものを大事に暮らしていけたら・・・。

そして私は願います。

草葉におりる露や稲を上がる露が、決して酸性や埃まみれになることなく、
これからもずっと甘露で清らかなものでありますように、と。


今回の暦メールは yokoが担当しました。
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by uneme_tayuu | 2007-09-08 09:11 | 暮らし暦 | Comments(0)
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