梅酒の古酒

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2年ほど掃除を続けているが、まだまだ手付かずのところも多い古家。
一人でたまの休みに出向くだけでは追いつかないのが現状だ。
そんな中で一念発起して
新たに手を入れ掃除した箇所で見つけたのがこの古酒、梅酒。

祖母が生前に造った自家製だ。
記された日付は平成3年9月30日なので
おおよそ16年前のもの。

仕掛けた仕事の手を休め
栓を開けると、ふわっとやわらかく匂う梅の香。
ガラスの器に注いでみると
琥珀色に輝く色艶が得も言われずに美しい。
恐る恐る口に含んでみると
16年間熟成させた梅酒は、お酒というよりは
ブランデーに近いコクとまろやかさを備えていた。
原材料の梅はといえば、もちろん家の梅林で取れたものであり、
一粒一粒大切に手でもいだものだ。

祖母が居なくなり、川沿いの梅林もいつしかアパートに変り、
毎年の決まりごとだった梅干づくりも梅酒造りもしなくなってしまった昨今だが
こうして深い香りと熟成された味わいをお楽しんでいると
もう一度昔に戻って手造りしてみたいと思えてくるから不思議だ。
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by uneme_tayuu | 2007-05-15 17:32 | かまど雑記 | Comments(2)
Commented by magnolia_tree at 2007-05-16 01:08
うわ!素敵なお話!
16年ものの梅酒は、きっとお祖母様の味がするのでしょうね。
・・・川沿いに梅林があったのですね、なくなってしまって残念。
でも!
暮らしを楽しむ竈の家、そしてそこに集まるみんなで
もういちど手作りしましょう、季節のいろんなことを。
Commented by uneme_tayuu at 2007-05-16 08:27
こうして様々な事を思い出していると
物の少なかった昔の方が、四季折々の彩りを無駄なく生活に取り入れた
豊かさがあったような気がしますね。

そういうことを再認識させてくれたmagnolia_treeさんと
竈の家を中心に集まることができて幸せです。
そうです、不器用でも手作りの暖かさを大事にしましょう♪
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