夏の花カンナ

郵便物を出すために近所の郵便局まで赴くと
「えっ、もうそんな季節?」
不意を突かれたような気持ちになった。
気になってその足で竈の家まで向かった。
ああ、やはり!いつの間にかそんな季節だったのだ。
確かに、ここ数日、空気が揺れるように暑い。
その熱い空気の中、その花は元気よく咲いていた。

その花。黄色いカンナは、
竈の家では、紫陽花のある表玄関とは反対側の敷地境界線を飾っている。
f0044728_8451827.jpg

二年前まで水田だった南隣の敷地は1メートル以上も高く嵩上げされ
味気ないプレハブ住宅に様変わりしてしまったが
カンナはそんなことはお構いなしだ。
陽の光を遮られようが遮られまいが、畦道があろうとなかろうと、
水路が土からU字溝に変わったときもお構いなしだったように
周囲の状況など気にもせずに、夏がくれば太陽に向かって花開く。

ずっとずっと、カンナは黄色い色をしていると思っていた。
松任谷由実が「カンナ8号線」を歌ったとき、その歌詞を聴いて不満に思った。
「なんで黄色いカンナが燃えるのよ!」
腑に落ちなかった。
それからしばらくして、花の色は赤もあればオレンジもピンクもあると知ったが
一番美しい色は黄色だと、その頃から思っている。

美しい黄色、太陽の光がよく似合う美しい色。


ああ、そうか!そういうことか!!
黄色も燃える色だからだ!

温度が高いと、火は赤から黄色に変化する。
「燃えて揺れてた」と表現されていたのは
あるいは黄色いカンナのことだったのかもしれないな・・。
今にして思えば、
燃える色が「赤」と思い込んでいたのは私の浅はかさだったのだ。


***
去年の夏、棟梁に「この花がお気に入り」と言ったら、
ワークショップで使う雑木の枝の収集作業をしながら、周囲に生い茂る草を
さりげなく刈ってくれたように、
今年もまた誰か、花を愛でる人が現われて
美しく引き立つ状態に戻してくれないかと思う。
なんといっても3週間ぶりに訪れた家の雑草のすごさといったら・・・・まったく・・。
私はしばし言葉を失い、立ちすくんでしまったのだから。
[PR]
by uneme_tayuu | 2006-07-15 09:13 | かまど雑記 | Comments(4)
Commented by 花を愛でる人 at 2006-07-16 23:34 x
今日、かんな…根こそぎ、刈り取っておきました。暑かったねえ。
あ、冷蔵庫にあったビール、飲んじゃいましたから。

(↑かんな…冗談です、ちゃんと残しましたからね、ご安心を)
Commented by uneme_tayuu at 2006-07-18 08:46
まぁ!花を憎む人のイタズラかと思いましてよ。
偏屈者だけあって、いつも素直ではないですこと!
今日、ちゃんと確かめてからまたコメントします。

ビールは冷えてなかったと思うけど・・
まぁ、ちゃんと冷やして飲んでるか・・・。そういうことに抜かりはないから(笑)。
Commented by MIWAKO-hagoromo at 2006-07-18 22:49
 こんにちは、この花の名前がカンナなんて知らなかったなぁ~
昔から、色んな所で見たような気がしますが…
 23日が楽しみ!!花を愛でる人にもお会い出来るかしら。。(笑)
Commented by uneme_tayuu at 2006-07-20 08:04
MIWAKO-hagoromoさん、ようこそ、いらっしゃいませ♪
そうなんです。
カンナは畑にも道端にも、至るところで見つけられますよね。
夏は花が少ないので、特によく目立ちます。
でも花の名前を知らない人って意外と多いんですよねー。
私達一人ひとりに名前があるように、花にも名前があると言うこと。
なんでもないことだけど知っていると世界が広がるような気がします。

23日はもちろん、花を愛でる人にもお会いできます!
他にもたくさんの楽しい人たちが集まってくれそうです。
ぜひぜひ、楽しみにいらしてくださいね!
<< 第6回かまどの会 記念日 >>