寒露号 -今日は旧暦 9月 8日です-

知多市で暮らし始めてもうすぐまる4ヶ月になります。
先週はアパートがある地区の神社で秋祭りが開催されました。

祭りの1ヶ月ほど前から、県道や国道沿いに「朝倉の梯子獅子」というのぼりが
立てられ、郵便局や図書館などで案内チラシを見かけるようになりました。
チラシを手に取って見てみると『31段の梯子と高さ約9mのやぐらの上で、
2人1組の獅子舞がお囃子に合わせてはなれ技を披露する』という記述と、
幅の狭いやぐら(丸太を数本渡しただけ)の上で跳びはねる獅子の写真が。
なんだかとってもスリリングな感じに興味をそそられて、見に行ってみる
ことにしました。

祭り当日、会場の神社に行ってみると、周辺の道路も含め屋台などは一切
出ていません。境内も広くはなく(というよりハッキリ言って狭い、
たぶん地元の人しか来ないような神社だと思います)そこに舞台と、
梯子を使った高いやぐらが組まれていて、たくさんの人が集まっていました。
オープニングの保存会会長の挨拶、続いて地元出身議員の奥さんの挨拶の後、
獅子舞の数組の若い男性が舞台に並んで、一人ずつ今年の祭りにかける
意気込みを語ります。今年初めてやぐらに上る人や、初心者で今年はまだ
やぐらに上がれないという人もいました。みんな観客から拍手や声援を
受けています。

そしていよいよ梯子獅子が始まりました。
まずは楽屋から舞台に登場し、そこで舞を披露した後、勢いよく梯子へ向かって
駆け出します。そして胴体役が頭役を肩車して、演技しながら梯子を登っていきます。
梯子の頂上にたどり着いたら今度は狭いやぐらの上でまた演技を披露します。
やぐらは丸太をロープで縛っただけの簡素な造りで、獅子が舞うたびに
グラグラと大きく揺れています。
「このやぐら、崩れたりしないのかな」初めて観る私はもうドキドキです。
そして一番の見所「大アオリ」…やぐらの丸太に膝と足の甲をひっかけて
身体を反り返らせて頭からぶらさがり、元の姿勢に戻り、を繰り返します。
観客からは大きな拍手、私も思わず声をあげて拍手。
その後獅子舞は丸太を滑りおりて地上へ下り、また舞台へ戻って舞を披露し
楽屋へとさがって行きました。

この日は4組の獅子舞が披露されました。
その中の1組は兄弟で、兄弟獅子というのはなかなか見られない珍しいもの
だというアナウンスもありました。

昔の人は、娯楽も少なくて、祭りというのは一年に一度、本当に楽しみにしていた
行事だったと思います。
私は子供の頃は引っ込み思案で、地元の祭り(うちの地区は子供神輿)に
参加するのは大嫌いでした。大人になってようやく、祭りの魅力というものが
わかってきたような気がします。
舞う人も観る人もみんな地元の人。小さな地区で大事に受け継がれてきた祭りを
思いがけず観ることができて、なんだかとても幸せな気分になりました。

千鶴子
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by uneme_tayuu | 2016-10-08 06:35 | 暮らし暦 | Comments(0)
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