小雪号 -今日は旧暦10月 1日です-

いよいよ冬の季節の到来です。
農閑期のこの時期、畑に行く回数はぐっと少なくなり、家で過ごす時間が多
くなります。だからと言ってのんびりできるわけではなく、この時期にはこの
時期の仕事が待っています。
その一つが、冬の空っ風を利用した乾物作りです。
家のデッキには、安納芋やリンゴ、柚子や温州ミカンの皮が所狭しと並び
出しましたし、もう少しすればオレンジピール作りや干し大根作りも始まり
ます。
こまめにひっくり返しては、乾き具合を確かめてと、とても手間暇はかかる
のですが、仕事や家事のほんの少しの合間に出来るのが性に合っている
ものか、もう何年も続いています。

乾物作りはほんの一例ですが、食べるものや肌や体に良いといわれるも
のを、市販のものに頼らず手作りするようになって数年、自分でも変わった
と思うことは、焦らない、心にゆとりができたことです。
畑の野菜でも果樹でも乾物でも、何でもすぐには手に入りません。欲しいな
と思ってから手にするまでには何日も何十日もかかります。毎日のご飯で
もきちんと手づくりすれば食卓に並ぶまでに一時間はかかります。
以前は、そんなに時間がかかっては勿体ない、時間の無駄遣いだと考えて
いたことが、待つことが当たり前になった今は却って、時間は無限にあるの
に昔は何をそんなに急いでいたのだろう?急いでいく先は何処だったのだ
ろう?と考えてしまうのですから、随分と変化したものです。

待つ喜びを見つけた今、走ることも時間に追われることもストレスもめっきり
減りました。
これから年の瀬に向けて世間は忙しなくなる一方ですが、巻き込まれること
なく、毎日の小さな積み重ねをいつまでも楽しみ続けたいものです。

By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2014-11-22 20:21 | 暮らし暦 | Comments(0)
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