秋分号 -今日は旧暦8月19日です-

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、昼の日差しの下で体を動かすとまだま
だ汗ばみますね。昼間の暑さに油断して寝冷えをしてしまい2日ほど体調
を崩してしまいましたが、昨日は新米をいただく集まりに参加させていただ
き元気を取り戻しました。
かまどメールにしばらくお付き合いください。

最近、トルストイの「イワンの馬鹿」を読みました。少年のころ読んだ時には
何も心に残るものがありませんでしたが、今回はたいへん影響を受けまし
た。兄弟からあいつは馬鹿だからと蔑まされる愚直で働き者の農民イワン
が兄弟を救っただけではなくやがて王になり悪魔の妨害を物ともせず多く
の人々を幸せにしたお話です。
イワンの国では皆が幸せに暮らしていることに腹を立てた悪魔が不幸にし
てやろうといろいろ策を弄しますが、イワンの国では人民は皆ばかで、ただ
働くだけなので悪魔に騙されない。商人に化けて金貨をばらまいてみたが、
イワンの国では食べるもの、住む所、着るものみんな満ち足りており、金を
見ても誰も欲しがらない。悪魔は食べ物を金で買おうとしても誰も売ってく
れないという。やがて悪魔は困窮し退散する。
「どうか食物たべものを下さい。」と言って来る人には、誰にでもイワンは、
「いいとも、いいとも。一しょに暮すがいい。わしらにゃ何でもどっさりある。」
と言いました。イワンの国には一つ特別なならわしがありました。それはど
んな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが、そうでない
人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないことです。

ロシア革命の30年も前に書かれたこの寓話が今の私の腑に落ちました。
地域通貨という手段が各地でいろいろ試されていますが、どんな地域を目
指すかを考える良いきっかけになりのではと考えています。
ご興味ありましたら、青空文庫で読めますのでどうぞ。おすすめします。(著
作権が切れているので無料です。)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000361/files/42941_15672.html

  kuma28
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by uneme_tayuu | 2013-09-23 12:12 | 暮らし暦 | Comments(0)
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