寒露号 -今日は旧暦 8月23日です-

暦の上では「寒露」ですが、昼間は暑いくらいの日が続いています。
今年の夏は、伊勢神宮の正宮(内宮・外宮)と別宮を巡りました
(竈の家には行けずじまいにもかかわらず、恐縮です)。名古屋暮ら
しも15年目になりますが、仕事に追われてきちんとお参りしたこと
がなかったからです。

騒がしい名古屋駅から伊勢へ向かう電車に乗り、一息つく頃には、
車窓越しに青々とした田んぼが広がり、悠々と佇む白鷺たちが目に入
ってきます。名古屋より西へ来ると、いつも陽の光や空気、木や草の
色が変わるような気がします。

遷宮が近づき、伊勢詣りの観光客はここ数年増えていますが、周り
の人と歩調を少しずらして立ち止まってみれば、深閑とした森の奥に、
神々の息づかいを感じることはできます。御手洗の川の水は澄んでい
て、小魚の背も透き通るようでした。学生時代に勉強した古事記や日
本書紀、万葉集の記憶が断片的によみがえり、ふと「おおらかな」と
いう言葉が頭に浮かびました。

 「おおらか」。なんて素敵な響きでしょう!そして現代社会が忘れ
かけている単語の一つです。忙しい毎日でも、おおらかな心を持ち続
けていたいと強く思った伊勢への旅でした。

(紘)
[PR]
by uneme_tayuu | 2012-10-08 09:17 | 暮らし暦 | Comments(0)
<< 第24回サロンde竈(さろんで... 「暮らしを楽しむ竈の家」ホーム... >>