寒露号 -今日は旧暦9月13日です-

皆さん、こんにちは。
朝晩、涼しさを通り越して寒い!と感じるようになってしまいましたね。
それもそのはず、今日は「寒露」です。
初霜どころか東北地方の山々や富士山では例年より早い初冠雪のニュースが報じられ、いよいよ冬支度の季節に入ったことを感じます。

さて、この暦メール、今はどうしても災害や原発、金融危機関連の記事に傾いてしまいがちなのですが、今日は敢えて、少し華やかな話題にしようと思います。
でも、特に理由があるわけではありません。
ただ自分がつい先日御園座で、毎年恒例の顔見世興行を観てきたばかりという、ただそれだけの理由で。


最近の歌舞伎界は、7月の中村吉右衛門の人間国宝認定に始まり、9月には市川亀治郎の猿之助襲名、香川照之親子の梨園入りという、金儲け主義丸出しの襲名披露興行オンパレードとは少し趣を異にした目を見張るようなニュースが続きました。
7月の時には、吉右衛門が他の幹部級俳優に先んじて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたことで、長年、ジジイ趣味と悪口を叩かれながらも一貫して吉右衛門ファンを自認してきたことが、すごく報われたような気がしましたし、9月の記者会見では、亀治郎がその名跡に執着することなく(実は私が執着しているのですが・・)猿之助襲名を決断したその潔さ、香川照之が拒絶された過去、積年の確執を乗り越えて梨園入りしたその胸中を慮っては目頭を熱くしたものです。

そんな話題沸騰真下の御園座はと言うと、これがまた三年分の役者が一度に来名したのかと思う程豪華な顔ぶれ、「これぞ顔見世」と言わんばかりの名優顔合せでした。
ただ今回の中村歌昇改め三代目中村又五郎襲名は、先代と芸風も格も違う襲名で、個人的には納得いかないものでした。90歳近くでまだかくしゃくと舞台を踏んでおられた先代又五郎の軽妙・洒脱な枯れた芸風を覚えておいでの方なら誰しも思うことでしょう。

それはさておき、もし、歌舞伎はしばらく見ていないわ、とか、まだ見たことは無いけれど興味はあるわという方でしたら、この10月、一度出かけてみられてはと思います。名古屋でこれだけの役者が揃うことはまずないはずです。團十郎・海老蔵親子も出演していますからね。
そしてまたもう一言言わせてもらうとすれば、海老蔵は、舞台の外ではいろいろあるかもしれないけれど、いずれ自らが団長として一座を率いていく立場にあることを身に備えて育っているのは紛いもない事実だと実感することでしょう。それとても吉右衛門の足元には及ばないことではあるのですが。

By かまど管理人
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by uneme_tayuu | 2011-10-09 08:54 | 暮らし暦 | Comments(0)
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