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立秋号 -今日は旧暦7月 9日です-

「もう秋……」
立秋の今日を迎え、そんな思いです。
今年の春のできごとは、大きすぎました。
忙しかったり。受け入れきれなかったり。
自分自身のことも含め、
いろいろなところで、いろいろな人の
こころのなかの時計が、
「止まっているような時間」を
きざんでいるように感じます。

その一方で、変化していく思いがあります。
個人的な話をすることをお許しください。
「何をすることが、支援になるか。妨げになるか」
ずっと考え続けてきました。
この答えは、はじめ、無力感が大きくしめていましたが、
だんだん「自分の出来る範囲の、小さな力でいい」というところに
落ち着いてきた気がします。

「私の」現時点での答えは、
「むだづかいをしない」
「顔が見える人を、手伝う」
です。

・「むだづかいをしない」
ともすれば「経済を回すことが復興支援だ」、
そんな言葉で消費をあおる風潮がありますが、
よくよく、自分で「考え」なければいけないと思います。
消費は必要でしょう。
しかし、使えるものを買い換えることや
新しいものをどんどん買うこと……無駄遣い、
それらが、この
「たくさんの資源と、生産手段を失った現実」の中、
長い目で見なければいけない状況の中で
「責任ある復興支援」に、絶対、なるはずがない。
「一時的な効果は、出る」だけに、
ここは、ほんとうに声を大きくして言いたいです。

・「顔が見える人を、手伝う」
自分のサイズは当たり前に等身大。
そのサイズの中でできることをするのが
一番「ろくなこと」なのだと思いました。
あえて「見知った人を、できるだけ応援する」。
そして、そのうえで余裕が出来たら、
視線をあげて、見る範囲を増やしていこう。
これは「役割分担」だと私は信じます。


……この夏休みの間、
外で遊べない東北の子どもたちを
受け入れるキャンプや、
避難されてきたかたを受け入れてのイベントが、
あちらこちらで催されています。

何ができるか分からない、
でも、まず、出会って、
「東北のひとと顔を合わせ、ともだちになる」。

それが、きっと、いい一歩のはじまりだと
私は信じます。

ぜひ、行きやすい場所、行きやすい日程の
機会を探して、おでかけください。

emix
by uneme_tayuu | 2011-08-08 18:20 | 暮らし暦 | Comments(0)
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