小満号 -今日は旧暦4月19日です-

夏の陽気が満ちてきて、
草木も生い茂ってくる頃という小満。

いま、畑を借りて
いろいろな野菜や穀物たちを
育てているところですが、
ちょっと前は、2、3日目を離していても
そんなに大きな差はなかったのに、
ここのところの成長ぶりは、
ほんとうにめざましいです。

一日、目を離せばもうすっかり様変わり。
たよりなげだった双葉がたくましい本葉を突き出し、
小さかった新芽たちは濃緑の葉を大きく広げ。
背丈もぐんぐんと伸びています。

元気だなあ、よく育ってるなあと
ほほえましく眺めていましたが、
大きく育った仲間の日陰で
痩せた芽が弱々しくひょろついているのを見つけて、
裏を返せば、生き残りをかけた
必死の生命活動なのだと気づきました。

……どうしても
何かにつけて、震災のことが
併せて想像される日々です。

いのちは、生きたい。
理屈ではなく、もっと根本的な
存在意義の部分からの
強い願いであり、欲求。

そんなことを思い、
まだまだ、安全な場所にうつることが
できていないひとや動物たち、
そして、逃げようのない植物や
野生のいきものたちのいのちが
できるだけ、なんとか助かりますようにと
祈りに似た気持ちで、思いました。

この緑萌える季節に
しんみりした話題になってしまいましたが
復興には、ほんとうに長い長い期間が
かかることを想像し、あえて続けます。

大好きな友人が言っていました。
「覚えていて忘れないことも愛である」と。
東北のひとからの言葉として、人づてに聞きました。
「忘れないで気にかけてくれることが、いちばん力になります」と。

今、具体的なことが何もできない状況にはあっても、
ぜんぜん別の仕事をしている日常であっても、
忘れないこと、想像することはできます。

そういう思いが、かならずどこかで
実を結んだり、何かのきっかけになったり……
「こころの復興支援」になると信じます。

長くなりました。
どうぞみなさま、よい一日を。

emix
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by uneme_tayuu | 2011-05-21 21:00 | 暮らし暦 | Comments(0)
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