雨水号 -今日は旧暦1月17日です-
現代暦の19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」。降る雪が
雨に変わり、積もった雪や氷が解けて水となるとの意です(角川学 芸出版編「俳句歳時記 第四版 春」より)。今年は2月に入って からも、思わぬ大雪に見舞われたりしましたが、着実に春が近づい ていると感じるこのごろです。 私は信州の山里育ち。しかし、大自然の恩恵を当たり前のように 受けてきたせいか、野の草木、草花の名前をあまり覚えないまま、 大人になってしまいました。 小学生のころは、友達と野山を駆け回って遊んでいましたが、一 方で読書が大好きないわゆる文学少女。「宿題があるから」と言っ ては自分の部屋にこもり、古今東西の様々な物語や冒険の世界に浸 っていたことも多かったなあ、と。 私事ながら4年ほど前から俳句を始めたことで、改めて季節の植 物をしっかりと見つめるようになりました。最近、印象的だったの は「臘梅(ロウバイ)」。1月に東京・湯島天満宮を訪れた際、早 咲きの白梅や紅梅の木々に混じって、1本だけあるのを見つけまし た。「蜜蝋のよう」とも表現される半透明の黄色い花が、一つひと つ光を溜めるように咲いていて、ひどく感動しました。 春は、野山にいのちが宿る季節。自然の息吹を感じ取れるような、 心の余裕を持って過ごしたいと思っています。 (紘)
by uneme_tayuu
| 2011-02-19 15:16
| 暮らし暦
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