小暑号 -今日は旧暦 5月26日です-
「校庭結びチョウの道」「広がる食草園都心発プロジェクト」
数週間前の新聞の教育面に載っていた見出しです。 畑仕事を始めたおかげで、今まで忘れていた地球上の小さな生物 昆虫たちと出会う機会がたくさん増えました。 と言っても、子供の頃と違い、なかなか名前までは覚えられません。 葉物についた青虫は蝶の幼虫と知っていても どこでさなぎになっていつどんな蝶になるのか? 昆虫図鑑を手にとる労は惜しみ、疑問はそのままに、 虫を見つけては庭木の方に移動してもらうという作業を漠然と繰り返して いました。 でも、移した先がその幼虫にとって本当に生きやすい環境なのか? ずっとどこかに引っ掛かりがありました。 その心にすっと入り込んできたのが上記見出し。 記事を読むとやはり幼虫には好む食草があるらしい。 早速ネットでそのプロジェクトを検索しメールを送ると、記事にあった方と 繋がって、食草のパンフレットや資料データを送っていただくことができました。 さてその「蝶の道プロジェクト」とは・・・ (以下、いただいたメールより引用) 「蝶の道」とは一般的には、ある種のチョウの飛ぶ習性をいいます。 当プロジェクトは、幼虫の食草+親の吸蜜の花壇を作ります。 そこを「チョウの親子のファミレス」と呼んでいます。 それらを「点」と考え、各地に点を作りそれを結ぶ線を「道」とよんでいます。 線が重なれば「面」になるわけです。 きれいなだけの花壇から。「多様な生物」が生きていける空間作り。 「緑色の風景」でなく「緑の風景」です。 作成されるときは数カ所同時に作ると効果があります。 *活動はチョウだけでなく、トンボなども対象です。 我々の活動は基本的にそこの場所(地域)にある植物、いる生き物だけを 相手にしています。 (増やすのでなく絶やさないようにしようというスタンスです) 新たに自然環境を作るというような物ではありません。 そこの地域で普通の花屋さんで販売している物、普通にいる生き物などで 構成します。 (引用終わり) 一人が始めた活動が、やがて区のプロジェクトとして事業化されて予算が つき、「行政+民間」の活動の珍しさに取材が舞い込み、それがきっかけで さらにその活動の輪が広まる。 今では周辺区や関西にもその活動は広がっているのだとか。 きれいな花を観賞するだけの花壇から多様な生物が共生できるプラスαの 庭造り、素敵なことだと思いませんか? そんな活動があると知っては、私も今までのように適当に虫を移動させたり、 花期の終わった花を簡単に新しい花に植え替るなんてできなくなりました。 蝶の道プロジェクト~多様な生物が共生できる環境づくり~ 皆さんの地域でも周囲の人を巻き込んで、こんな活動を広められたら いいですね。 by かまど管理人 (参考:http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201006140171.html)
by uneme_tayuu
| 2010-07-07 17:34
| 暮らし暦
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