夏至号 -今日は旧暦 5月10日です-

現代暦のきょう6月21日は、二十四節気の「夏至」。1年じゅう
で昼間がもっとも長い時期ですが、今年は梅雨入りが遅かったことも
あり、曇りや雨の日が多いのが少々残念ですね。

このところ竈の会の催しに顔を出せず恐縮ですが、今回は「かま
ど」の拠点でもある三重県の話を一つ。
先日、鳥羽市の鳥羽水族館を取材する機会に恵まれました。名古屋
から近鉄特急で行きましたが、津を過ぎて松阪、伊勢と南下していく
につれて、車窓の風景からも、名古屋とは確実に違う「土地の匂い」
を、改めて感じ取れました。

鳥羽水族館は、今年で開館55周年の老舗水族館。累計入館者数は
日本一を更新中ですが、最近の年間入館者は、ピークだった20年前
の4割以下にとどまっています。
お隣の伊勢市は、式年遷宮を控えて観光客が増加していますが、な
かなか一歩先の鳥羽まで足を伸ばす人がいないのだとか。「地域全体
の観光振興や、まちづくりが欠かせない」と水族館はおっしゃってい
ました。

その土地が持つ昔ながらの文化を無視して、新しいものを造るだけ
の集客作戦は、いつか飽きられてしまうでしょう。
しかし、訪れる人の求めるものの変化に気づかず、昔のままの商売
を押しつけるだけの観光地もまた、さびれつつあるのが現実です。
「古里の良さを伝えたい」という土地の人の思いが、旅する人の心を
とらえるような地域づくりにつながるといいな、と思っています。 
                        (紘)
       
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by uneme_tayuu | 2010-06-21 14:15 | 暮らし暦 | Comments(0)
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